霊０９３ー霊０９３　「霊」に関する文献レビュー（１）

「霊」　文献（１）

「霊」　文献（２）

「霊」　文献（３）

「死後生存」文献（１）

　　　　＝＝＝　リンクの貼ってある文献がお勧めです。　＝＝＝

霊０９３　霊に関する文献のレビューの開始　０９．０１．０７．

霊０９３－００　　宜保愛子関連　０９．０１．０７．

　　　　　　　　　大槻義彦『疑惑の霊能者ー宜保愛子の謎』悠飛社、１９９３年。

　　　　　　　　　宜保愛子『霊能者として生まれて生きて』講談社文庫、講談社、１９９２年。

霊０９３－１　　　沖縄のユタに関する文献

霊０９３－２　　　霊に関する文献　世間では信じられるかもしれない文献　０９．０１．０８．

霊０９３－３　　　新仏の霊のイメージ　０９．０１．０９．

霊０９３－４　　　天教院照玉『霊能者』ゴマブックス、２００１年。　の紹介　０９．０１．１０．

霊０９３－５　　　松林秀豪『インチキ霊能力者にダマされるな！』アクア出版、平成１７年。　０９．０１．１０．

霊０９３　霊に関する文献のレビューの開始　　

０９．０１．０７．

　　　霊に関する文献は非常に多い。　しかしながら、著者の立場や霊能力の有無、科学的客観性、分析の広さと深さ、事例の多さと正確さ、依拠する宗教の種類、など、いろいろな条件をを考えると、それほど十分な情報があるとは言えない。

　　　Ｂｏｏｋｓ．ｏｒ．ｊｐ（日本出版協会の文献検索インターネットサイト）と　ａｍａｚｏｎ．ｃｏ．ｊｐ　で調べてみた。　

キーワード　　　　日本出版協会　　　アマゾン

「霊」　　　　　　　２２４２冊　　　　　　　３９５４冊

「霊界」　　　　　　２６３冊　　　　　　　　１７２８冊

「霊能」　　　　　　　３０冊　　　　　　　　　２６０冊

「霊能者」　　　　　１４冊　　　　　　　　　　１７０冊

「霊能力」　　　　　　７冊　　　　　　　　　　　４４冊

　　　アマゾンの方が２倍くらい多いが、、これは、現在は流通していない中古の古い図書をも含んでいるためだと思う。

　　　これらの５つのキーワードごとの冊数には、ダブりが非常に多い。　

　　　「霊能者」と「霊能力」はともに「霊能」に含まれるだろう。　「霊界」と「霊能」は「霊」に含まれるだろうから、これらの５つのキーワードで検索できた文献の冊数は「霊」で検索された冊数に近いだろう。

　　　「霊」というキーワードを使わなくても、「超能力」、「超常」、「手かざし」、「宗教」、その他の関連するキーワードの本もあるだろう。　シソーラスの出来具合でも冊数はかなり違ってくるはずだ。　だから、全体として「霊」に関して言及している文献は４０００冊以上はあるように推定できる。　

　　　私が霊に関する図書を本格的に読もうとしている意図を説明する。　自分の本能だけでチサを引き留めておくことが困難になって来た。　それで、一般的な情報で私の霊能力を向上させるための方法を探そうとしている。

　　　しかしながら、多くの霊能者は、若いうちに、荒行や辛い修行を経て、天啓を受けていると言われている。　私にはそんな根性はない。　そして、人生の時間も限られている。　さらに、霊能力を高める目的は、チサとの会話を楽しむだけである。

　　　だから、ムダ、ムリ、ムラ、（これはビジネスの三無主義）のない楽な修行をしたい。　中心的な文献を３０冊も読めば、大体の本質はわかってくる。　それで読んだ本を３つに評価しながら、内容を紹介していく。

１　素晴らしいと感じた本　　　　　比較的に実証性がある

２　少しは参考になりそうな本　　私の経験からして「有り得る」と思う

３　問題にならない本　　　　　　　時間、お金、頭脳の無駄になる

　　　ここには紹介していないが、本の数ページをみて、捨てた本は沢山ある。

霊０９３－００　　宜保愛子関連　　

０９．０１．０７．

　　　大槻義彦『疑惑の霊能者ー宜保愛子の謎』悠飛社、１９９３年。

（１）　「[序にかえて]　の内容

　　　著者は１９３６年生まれで、東京大学大学院を修了。　早稲田大学理工学部教授。　理学博士。　だから、科学的な検証方法を身につけている学者と思う。

　　　「[序にかえて]　なぜ、私はこの本を書いたか」　では、超常現象を３種類に分けて、その性格を分析している。　本当らしい超常現象とうその超常現象を明らかにしている。　この章は、素晴らしい。

　　　第１章以降は、宜保愛子　という霊能者の霊活動を、上記の科学的な視点から暴いている。　この本１冊を読めば、本物の霊能者と偽物の霊能者とを区別できる基準が身につくだろう。

　　　この本にも問題は沢山ある。　数千キロ離れた所を霊視するためには、　また、タンカーを真っ二つに割るためにも、膨大なエネルギーが必要であると言っている。　それだけのエネルギーを発射したら、自分の体は反作用で、後ろに飛ばされなければいけない。　でも霊能者は微動だにしないから、こんな事はあり得ない。　そのような解説をしている。

　　　前者に対する反論は容易のように思われる。　最初はサーチライト方式で対象物を探し、次には、ビームライト方式で、狭い範囲を探せば、膨大なエネルギーは不必要だ。　（追記１０年１月１５日）　そうではなく、霊は人間界では人間界の物理学法則に従うが、霊界では、時間も距離もない物理学の原則に従っての行動にすぎない。　人間界の物理学で霊界を分析すること自体が間違えであると思っている。　

　　　現に、私は家内の霊を見つける時は、アンテナの掌をいろいろな方に向けて、居そうな所を探す。　見つけたら、今度は手のひらを一定方向に固定して霊とのおしゃべりをしている。　（追記１０年１月１５日）これはチサが
人間界に出てきた後の追跡であり、霊界にチサが居る時には掌のアンテナは必要が無いことも分かってきている。

　　　さらに、生体のメカニズムは非常によくできている。　電子機器と比べると、格段に高性能なケースも多い。　においを検知する機械なんて、すごく大きくなるだろう。　それに比べて、人間は、小さな鼻だけだ。　臭覚の測定方法は多様だが、よく、人間の１００万倍と言われている。　（追記１０年１月１５日）　霊界に霊が居る時の霊の記憶容量や交信速度は人間の１万倍程度だと想定すると、霊の活動をうまく理解することができる。

　　　蝙蝠には人間には出来ない「超短波を発信・受信」する能力がある。　

　　　後者に関しても、エネルギー源は別のところにあり、霊能者は、スイッチを押すだけだ、とも反論できそうだ。

　　　そんな問題点もあるが、全体としては非常に分かりやすく書かれている。

（２）　本文の内容

　　　ここは大変面白いところだけれど、パソコン操作を誤って、消してしまった。　また書くのは大変なので、私が覚えている範囲で、不正確だとは思うが、目次と、簡単な説明を示そう。

第１章　宜保愛子の「宝石霊視の謎」

　　　宝石の来歴とか霊なんかは、事前調査すれば、後は演技で済む。

第２章　宜保愛子の「遠隔霊視」の謎

　　　その地域の文化とか社会構造などを調べておけば、後は演技で済む。

第３章　宜保愛子の「幽霊屋敷」の謎

　　　何のことはない、事前リサーチ

第４章　宜保愛子と「霊」の謎

　　　物理学の理論を否定している。　もしくは物理学を知らないのに物理学の用語を使っている。　やはり、嘘だ。

第５章　から、　第１２章まで

　　　宜保愛子が使っているカラクリを説明している

第１３章　宜保愛子が私の調査に応じない謎

　　　こんな風な内容になっている。　そうした記述の中に、「エジプト学の専門家と自称している大学教授や、民間から厚生労働大臣になった学者、なども、宜保愛子のトリックを見破れないで信じ切っている」といったことも書いてある。

　　　とにかく、面白い本だ。　まあ、「霊」なんかは、最初に疑ってかかった方がよい、と私も思う。　

（３）　宜保愛子『霊能者として生まれて生きて』講談社文庫、講談社、１９９２年。

　　　書いてあることに関して、証拠は全く無い。　すべてがフィクションと言われてもしょうがない本だ。　関連する人が生存していたら、その人の証言を追加するくらいのことは簡単だと思う。　そんな簡単なこともしないのは、ウソだらけだからだと勘繰られてもしょうがないだろう。

霊０９３－１　沖縄のユタに関する文献

（１）　文献の紹介

　　　まずは、沖縄のユタやノロを中心とする文献を、大きな書店の沖縄本のコーナーで買い求めて読んだ。　ユタというのは、沖縄にいるシャーマンで、人々の生活に溶け込んでいる。　ノロというのは、琉球王朝の時代の、王朝の宗教活動をする巫女のようなものだったらしい。

座間味栄議『丸ごとわかる！ユタ』麦社２００８年。

　　　まあ、そんなものか。　女性週刊誌の占い本レベル。

崎原恒新『琉球の死後の世界』むぎ社、２００５年。

　　　琉球に伝わる伝説の紹介だけ。　

又吉正治『霊（まぶい）とユタの世界』日本文化の心理学と家族療法研究会、２００８年。

　　　なるほど。これは面白い視点だ。　民間療法を霊的な視点から見ているな。　著者に一度はあって、お話ししたくなる。

（２）　ユタを参考にしたビジネスマンの「人間再生」

　　　沖縄のローカルなマーケットで売られている本だから、私にとってはそれほど参考にはならない。　「半分医者、半分ユタ」と言う言葉が沖縄にはある。　

　　　ユタには私のお師匠さんのOYさんのような霊能者もいるが、ほとんどのユタはいわゆるリーディングのベテランのように感じる。　沖縄では、西洋医学と同じレベルで心理的な治療が重要な意味を持っていることが理解できた。　

　　　そういう意味では、東京や大阪のような大都市でも、ユタ的な存在は、医師に見放された患者の最後の駆け込み寺になりそうだ。

　　　私もこうした視点での、「新しいビジネスマン」や「ビジネスで失敗した人のための『人間再生』」を考えていた。　

　　　　　　美しいけれど荒々しい無人島に住み、

　　　　　　自分の家は自分で建築して、

　　　　　　陽が上がる前に起床して、

　　　　　　男女ともスッポンポン生活で大自然の命に触れ、

　　　　　　食材を求めて海岸や海に行き、

　　　　　　有機農法で作った食材を自分で調理し、

　　　　　　１００V電器は１日２時間だけの自家発電、

　　　　　　あとは、１２Vバッテリーだけしか使えない、

　　　　　　霊的なカウンセラーと一緒に生活し、

　　　　　　ビジネス界で２１世紀に活躍するような人間を作りたかった。

（３）　本当の大学教育

　　　私だって、勉強は大嫌いだ。　東洋大学　経営学部のほとんどの学生は勉強は大嫌いだと思う。　勉強しかできない人は、社会の組織のなかんで　「こき使われる人生」　しか待っていない。

　　　私のゼミの教育で、また、私と似ているゼミ教育をしているゼミ、を除いては、私が見聞きした範囲では、東洋大学　経営学部では、勉強が嫌いな学生に、「学問」を「勉強」させている。　自分の不得意で嫌いなことを一所懸命教え込んだって、力がつくわけはない。　　

　　　だから、学生は、

期末試験用の勉強を少しだけして、

１年中、バイトと、時間つぶしのレベルの低い遊びをし、

勉学、研究、高度な能動的な趣味なんてなく、

研究でも、趣味でも、バイトでも、オンリーワンになれず、

４年間の人生時間を捨ててしまう学生が非常に多い。

　　　大学の教育では、過去の集積された知識を教えるだけではいけないのです。　とりわけ、経営学部では、

　　　「新しいビジネスを作り出すための発想」、

　　　「人間が幸せになるための知恵」

の教育が不可欠と思っていました。　

　　　そんなことを考える教員は殆どいませんでした。　

　　　それで、インターネットの世界で私塾を作ったのです。　しかしながら、一期生にチサが入ってきて、彼女にほれ込んで、目的を見失って結婚してしまったのです。　　　自分でも、本当にいいかげん、と、思う。　しかし、人間らしい行動だ、と、反省は全くしていません。

　　　ユタと出会い、ユタを調べて、本当に良かった。　楽しかった。

霊０９３－２　霊に関する文献　世間では信じられるかもしれない

０９．０１．０８．

でも、信じるのは危険です。

（１）　大石隆一『日本の霊能者』日本文芸社、昭和５９年。

　　　著者は１９２９年生まれで、満鉄・国鉄勤務を経て、放送作家になる。　この本は、テレビの昼のワイドショーの霊能特集の出演者１９人に、更に深くインタビューしてまとめたルポルタージュである。

　　　霊能にはさまざまな種類の能力がある、経歴も多様、修行も様々、依拠する宗教も様々、利用する道具も様々、であることが分かる。　ふーーーん、いろいろあるのだな、と、認識できる。　

　　　この本の問題点は、筆者には全く霊能力はないことだ。　だから、霊能者から聞いた話を構成して活字に置き換えているケースが大部分である。　霊能者の話が正しいとは限らない。　そのあたりの検証はほとんどない。　

　　　この本に出てくる霊能力の一部を紹介しよう。

　　電話で痛みが消える”霊査”、遠隔治療

　　触診すれば患部が治る

　　ガンも３日で消える

　　真言呪い返し

　　人体透視

　　念波を使った心霊治療

　　前世からの因縁を取り除く、霊障を治す

　　個人の霊をと交信する

　　霊視

　　除霊

　　予知・予言

　　夢判断

　　体が消える

（２）　大石隆一『光輝ー素晴らしい霊能力者たち』鷹書房、平成４年。

　　　この本も、上記の本と同じく、検証が全く無い、単なるルポルタージュだ。　

群松恵之助『検証せよ、超能力』コアラブックス、出版年不明。

　　　著者略歴がない。　出版年もない。　批判の対象はすべて実名ではない。　そうしたことからも、この本の価値は想像できるだろう。　私の調査目的からすると、無価値だけでなく、時間泥棒とお金泥棒にあったような気持ちにさせられる。

霊０９３－３　新仏の霊のイメージ

０９．０１．０９．

　　　これは面白い発見だ。　少しでも早く読者に紹介したい。　同じような経験をされた方は、是非連絡ください。　メールマガジンに転載したい。

　　　この文章は、画像を２枚入れた４ページものメールです。　携帯で受けている方や、HTML文書を受信しない方には、画像が届かないと思います。

（１）　頭の中に浮かぶ霊のイメージ

　　　今は、　天教院照玉『霊能者』ゴマブックス、２００１年。　を読んでいる。　まだ４０ページくらいしか読んでいないけれど、この著者は、まともな宗教家、まともな霊能者だと感じる。

　　　なぜか。　　この本の先頭に「幽体」とか「霊界の全貌図」なるフルカラーのページがあり、これを見た瞬間、この著者もいい加減なのかな、と感じた。　でも読んでいくうちに、自分をだませない、正直な霊能者であると分かってきた。

　　　「霊界や霊のイメージと言うのは、宗教により、伝統により、文化により、個人の経験により、年齢により、みんな異なるものだ」、いう意味の説明をしている。　このような説明をする人は、本物だと思っている。

　　　私なりに分かりやすく説明しよう。　仮に、霊がドンチャカ・パーティーなんかでかぶる円錐形の帽子のようなものだとしよう。　この円錐形の帽子を真横から見ると「三角形」に見える。　真上から見ると「円の真ん中に点がある」ように見える。　斜め上から見ると「円錐形」に見える。　下から見ると「丸い深い穴」に見える。　

　　　横から見たり、逆さまに見ると、また別の形に見える。　人間がこの帽子をかぶると、またまた異なった形になる。　スポーツの観戦なんかで使うメガホンのように、円錐形の上を切り落とすと、さらに別のものに見えてくる。　

　　　普通の人には見えない霊を、普通の人に分かりやすく説明するには、普通の人が持っている一般的な知識で説明するしかないのです。　だから、「目玉のようなもの」、とか「ふわふわなスポンジみたいなもの」という風に説明するしかないのです。

　　　霊能者は説明図とは関係なく、頭の中で異なったイメージを感じているのです。　それを他人に説明する時には、自分の育ってきた環境や歴史や知識を使って説明するのです。　だから、万人万様の説明となる、と著者は言っている。　まさに正しいと思う。　

　　　次の写真は、著者の頭の中に感じているイメージだ。　このイメージが一般的なものであるわけではない。　著者が感じているだけだ。　

　　　別の霊能者は、ダイヤモンド、蛇、キツネ、雲、仏像、十字架、観音菩薩、如来、天使、という風に感じているかもしれない。

図　　　出所：天教院照玉『霊能者』

（２）　私が感じた霊のイメージ

　　　１年くらい前の１１月１１日に家内と結婚式を挙げた。　その夜に、ホテルで「霊の嵐」に巻き込まれてしまった。　「霊００１」にその事件を書いておいた。　そのまま、ここに一部を転載する。　以下が転載文です。

ーーーーー

　　　それから、ホテルに帰ったが、チサの容体が急変して、歩けなくなってしまった。　結婚式を挙げる前にもそうしたことは何回もあった。　その都度、病院に行って治療を受けていた。　今回も医科歯科大学で点滴を受けて、一応の体力は出てきた。

　　　病院の裏手にある私学共済のガーデンパレス　に戻った。　「新婚初夜」どころではない。　すぐに、ベッドに寝かせて安静にさせた。

　　　夜の２時ころ、いきなりチサがキツネツキとかトランスと言われる状態に陥った。　チサの細い体の筋肉ではありえないような行動が起きた。　過呼吸で、呼吸も出来なくなってきた。　直観的に、これは霊と関係していると判断した。

　　　チサを抱きしめて、言葉と霊波で、チサに安心するように説明した。　「アキが守り切るから、安心して寝ても良いよ」。　チサはぐたっとして、眠りに入った。　チサの方はこれで対処できた。　いよいよ、無数の霊への対応だ。

　　　霊の世界で一体、何が起こったのか。　医科歯科大学の方から無数の霊が部屋に入ってきて出ていく。　私がチサを守っているので、霊は取り付けないらしい。　４時間くらい、私は眠らずにチサを守り抜いた。

ーーーーー

　　　以上が「霊００１」からの転載文です。

　　　その時に感じた霊のイメージが次の図です。　頭の部分が直径２０センチくらいで、秒速２０センチくらいで部屋の外から入ってきて、反対側に消えていく。　何となく北欧の画家のムンクの「スクリーム（叫び）」という絵の中に出てくるゆがんだ顔に似ている。

　　　これが次から次へとホテルの部屋に入ってくる。　１年前では、私は自分の霊能力を封印していたから、この程度のイメージしか湧いてこなかった。　でも、この著者の絵を見て、自分の経験と酷似していることが分かった。

図　　　結婚式の夜

（３）　著者と私の類似点

　　　この著者の最初の霊体験は、チサが他界した時の私の霊体験とほぼ同じです。いくつかのケースを紹介します。　カギカッコ（「…………」）内は、著者の文章です。
　　　「幼心にも、その力（霊能力）を人前に出してはならないものだ」：　私も霊能力を４０年以上封印してきました。
　　　「死後は、兄の霊は天井付近に漂っていました」：　私はチサが他界したその晩はお寺で夜を過ごしました。　部屋の中で歩き回り、チサの霊を本能的に探した。　チサの頭の上の方向の天井の隅に座っていました。　でも、時々、部屋の中を歩き回っていた。
　　　「白いオタマジャクシのようなもの」：　　私の５０歳くらいの時のフランスへの１年間の転勤の時にも「霊の嵐」にあったけれども、頭の中には「霊の嵐」のイメージは浮かんでこなくて、ただただ、体が泡立っているだけだった。　結婚式の夜の「霊の嵐」で、初めて霊のイメージを頭の中で見る、という経験をしました。　それが、上記文章の（２）です。　

　　　「外側の霊体はもやもやとしたようなカゲロウのようなもの」：　私が書いた霊のイメージ図です。　通夜の日に見せた図の、スポンジをちぎってくっつけたような図にも似ています。
　　　「霊体は４０－５０センチくらいのもの」：　私のメールマガジンでは７０センチと言っています。　手を広げてチサの霊を感じている時の両手の間隔は７０センチくらいですから、霊体自体の直径は４０－５０センチかもしれません。
　　　「形は球状です」：　ここに示した絵の通りでしょう。
　　　そんなことが書かれている本です。他の本でも、私の霊活動は間違っていないことが書かれています。　やはり、私は霊能力があったんだ。　こんなことなら、もっと早く霊を認めて、霊能力を身につければ、チサと別れなくて済んだはずだ。　司法解剖の所見の「癲癇性発作」なんて、ウソだ。

霊０９３－４　天教院照玉『霊能者』ゴマブックス、２００１年。　の紹介

０９．０１．１０．

　　　天教院照玉『霊能者』ゴマブックス、２００１年　の巻頭写真と第１章「霊と死後の世界」はすでに紹介しました。　ここでは、第２章以降のハイライトの部分だけを簡単に紹介します。

　　　項目の先頭に

○　　が付いているのは、私も経験していることです。　　

・　　が付いている項目は、目下、努力（修行）している項目です。

□　　が付いているのは、２００９年１１月１０日現在で出来るようになった項目です。

　　　読者の皆さんはどうですか？　なお、前号での「霊」の形はこの本の著者の物と酷似しています。　これはすごいと、自分でもびっくりしています。

（１）　本書の内容　ハイライト

第２章　守護神の御手に導かれて

○　少女時代に「霊」を感じ始めた。

○　二十歳になると「霊的な夢」や「金縛り」を経験する。

□・　毎晩毎晩リアルな夢を見る。これは幽体離脱だったようだ。

南無妙法蓮華経を唱える生活（私の場合は、ヨーロッパでは全く効果なかった）

□　体が勝手に動き始める

□　守護霊に会う

第３章　生きている悪霊

○死んで霊になった者は、霊感を持っている

霊視も出来るようになった。

・　多くの人の霊障を治したケース

　　　（私はアンテナと武器。　手かざしを学ぼうと思っている）

除霊の方法

　　　□・　まずは、心を豊かにし、霊を跳ね返すくらいの気構えを持つ

　　　題目を挙げるだけでも良い

　　　○塩のパワーは強い。（私は海の男です。塩に囲まれている）

　　　・　水晶も強い。

第４章　守護霊と活きる

○　一人の人間には、守護霊は何人でもつく。

　　ご先祖、両親、兄弟、友人、さらに無関係の人

○　自分の意識レベルと同じレベルの霊がつく

第５章　奇跡を起こす霊能力

○　「直観」→受動的な「霊感」→能動的な「霊能力」の順に高度になる

　　　（私の場合は、霊能力の入口まで）

○　霊能力は多様だ。　霊視、除霊、浄霊、降霊、未来予知、心霊パワー、…………

　　　（私は、霊を感じて語りかけることしか出来ない）

色々な病気を、霊視や心霊パワーで治したケースの紹介

伏見稲荷と豊川稲荷が同居すると、けんかが絶えない？、という話

遠隔透視の時には、事前情報が多いほど探りやすい

金儲けにだって霊能力が役に立つ。でも使うと自分の意識レベルが下がってしまう

第６章　生きる意味、死ぬ意味

□・　人生は一瞬だ

□・　死ぬ時の心構え

宿命と運命の差

付録　Ｑ＆Ａ

○　コックリさん、および同類のものは絶対にするな

　　神格の高い神もいれば低い神もいる

○　良い霊能者と悪い霊能者の見分け方のヒント

（２）　私の霊能力の評価

　　　本書で説明されている霊能力なり、霊能者、なり人生の心構え、などは、全部で２７項目あった。　私が少しは実現させているとして○を付けたのは９項目だけだった。

　　　　９　÷　２７　＝　０．３３

と、　３分の１でしかない。　３３点だ。しかも、甘目に丸をつけている。　だから、私は「３３点霊能者」で落第だ。　

　　　でも、私のお師匠さんのＯＹさんは、私を５０点と評価した。　ということは、単純計算では、上記の項目のうち、あと９項目に○が付けば、６６点となり、レベルの低い（でも品格は高い）霊能者になれるかもしれない。

　　　そこで、現在の修行で得ようとしている霊能力の項目に　「・」　を付けてみた。　５項目あった。　あと１年で、その真似事くらいまでは出来るようになるだろう。　すると、

　　　９　+　５　＝　１４　

となる。　何と２７項目の半分になるではないか。　これはすごい。　名刺の肩書に、「５０点霊能者」と書ける。

　　　２００９年１１月１０日の□マークは６こある。　　９　＋　６　＝　１５　　で、　０．５５　　と、合格点の６０点に、あと一息となった。　これはすごい。

霊０９３－５　『インチキ霊能力者にダマされるな！』　

０９．０１．１０．

　　　　松林秀豪『インチキ霊能力者にダマされるな！』アクア出版、平成１７年。

　　　著者は霊体験を経た後に、プロの霊能力者となる。　霊詐欺の被害者のための「心霊１１０番」を開設している。　霊能力のレベルは別として、著者自身が霊能力者だとすれば、まともな内容が期待できる。

　　　この本の紙幅の半分以上は、第１章　「こんな手口でだまされた」での、インチキ霊能力者の手口の説明だ。　一番の傑作は、受付の事務員が客と話している会話を、霊能力者がイヤホンで聞いているケースだ。　だから、客が霊能力者に通されたときには、客の悩みをすべて知っているから、客の琴線にふれる話ができる。　一読する価値はある。

　　第２章　「霊能力とはどんなものか」　では、霊能力を正しく理解すれば、霊詐欺に引っ掛からなくなれそう、といった内容で、だまされないための基礎知識を紹介している。

　　　基本的には、人間の全てが霊能力を持っているが、社会生活が長くなるにつれて、その能力を失って行く。　もっとも初歩的な霊能力は、「第六感」、「虫の知らせ」、「胸騒ぎ」、等などと説明している。　

　　　霊能力という能力は、歌がうまい、運動能力が高い、そのような能力と似ている。　だから、人間はそれぞれ得意な霊能力があると思われる。　常識の域を超えた能力を持っている人は、天才歌手とか天才選手などと呼ばれるが、霊能力に関しては、いわゆる霊能力者と呼ばれる。

　　　宗教家と霊能力者は異なる。　宗教家は人の生きる道を教え、霊能力者は人の日常の生活に直接的にかかわる。　また、霊能力者と霊感師とは異なる。

　　　霊能力にはいろいろなものがあり、一人の霊能力者がすべての霊能力を持っているわけではない。

手のひら療法　　　　　
自動書記　　　　　　　
透視　　　　　　　　　
予知霊査　　　　　　　　　　　
浄霊　　　　　　　　　　
遠隔治療　　　　　　
過去生を見る
テレポーテーション　　
降霊　　　　　　　　　　
その他

　　　第３章　「インチキと本物の見分け方」　では、自分の霊能力を高めることが基本であると言っている。　その上での十カ条は次のものである。

１　相談に行こうと思っている霊能力者の情報を集める

２　相談に行った時の、事務員などの態度を評価する

３　相談だけの料金は三万円以下

４　受付では、自分の困っていることなどは話してはいけない

５　祈祷所などが神がかりなのは要注意