霊０５０－霊０６３　霊を呼び出す

　　　私たちは、生まれてから多くの宗教者とあっている。　僧職、牧師、神官、信者、などだ。　また、霊が多く居るらしい場所にも行っている。　墓、教会、寺院、葬儀、などだ。　さらに、自殺の名所、戦跡、聖地、などにも行っている。　多くの人の葬儀にも参列している。　身内の死にも立ち会っている。　でも、そうした時に霊を感じた事はあまり無い。

　　　私は小さい時から霊を感じる能力は少しはあった。　だから、教会に行ったり、原始宗教の調査をしたり、新興宗教に加入したり、していた。　でも、霊感のある人とは巡り合わなかった。　

　　　現代の宗教は、儀式を執り行うだけのビジネス組織になてしまったのだろう、と思っていた。　典型的なのは「葬式仏教」、「免罪符」といった言葉だ。　他界した人の霊を本当に大切にする霊感の持ち主なんか、いわゆる宗教者には居ないようだ。　みんな１つのビジネスとして営んでいるようだ。

（２）　教祖は霊能者

調べてみると、イエスキリストとか釈迦は霊能者のようだ。　でも、組織、教義、経典、などを作ったのは霊能力を持っていない弟子たちだったようだ。　

　　　一つの宗教の中に新しい宗派（スクール）を作ったり、もしくは、独立して新興宗教を作ったりする人の多くは霊能者だったようだ。　だから、教祖は霊能者であっても、それを継いでいる人も霊能者であるとは限らないようだ。

　　　私はチサの霊を感じ、それにくっついてくる諸々の霊も感じることができた。　でも、それが本当なのかどうかは分からない。　沖縄の小那覇のＯＹさんに会って、初めて、私の霊能力はレベルは低いが本物だと分かった。

（３）　霊能力は原始人の能力

　　　霊能力は人間を含めた動物の能力だと、私は思っている。　霊能者は原始人だと思っている。　だから、文明とのレベルが高くなると、そうした原始人の持っていた能力は失われて行くと思う。

　　　私はコンピュータとかマーケティングといった最先端の研究分野にいた。　仕事をしている時には楽しくなるように自分をコントロールしていた。　楽しいことしかしないようにも心がけていた。

　　　しかし、今考えると楽しいものではなかった。　毎週末、夏休みや正月休み、出張先、などでは、常に大自然の中で生きてきた。　大自然が私の生きる場所だった。

　　　だから、サラリーマンも６年しかしなかった。　自由が利く自営業や経営者をし、最後は大学の教員になった。　それも早期退職して、大自然のルールに従って、霊能力を否定する社会と離れ、社会と隔絶した生活を送ってみた。

（４）　霊能力を使わざるを得ない状況

　　　チサが他界した。　霊界に行ってしまう。　霊能力を使わざるを得ない。　そうした切羽詰まった状況下で、私の霊能力は数日で大きく開花してしまった。

　　　その結果分かったのは、宗教者には「霊能者」は殆どいないことだった。　霊との交信ができるのは、宗教者ではなく、ユタとかイタコとか、土俗の原始宗教にしかいないのだろう。

　　　そのような原始宗教の中でも、大部分は「観光霊能者」とか「カウンセラー」で本当に霊と交信できる人はわずかかもしれない。　浦添市のユタのOYさんと出会ったことは、私に新しい生活の道をさせる天啓のように感じている。

　　　そんなことを感じている。

霊０６３　霊とはどのようなものか

０８．１２．０４．

　　　チサとの夢を媒介して交信する方法も、少しずつ出来るようになった。　それで、霊とはなんだ、という疑問に対する回答の入り口も見えてきそうだ。　私の２ヶ月間のいろいろな霊活動の経験から、仮の結論を出してみた。

　　　今までの霊活動を矛盾なく説明出来なくては、霊の性質を理解したことにはならない。

　　　夢判断はフロイド学派の得意とするところらしい。　また、沖縄のユタなどのシャーマンも夢判断に近いことをしている。　受身的な夢判断（たとえば、「夢を見たけれど、これはどういうことでしょうか？」）には私は関心がない。　私の関心があるのは、霊に対して、「夢の中に出てきてほしい」、という、こちらからの依頼で夢を見る場合だけだ。

　　　以下が私の仮説だ。

（１）　霊はソフトウェアだ

　　　人間は、コンピュータの機能に例えると、ハードウェア（肉体）とソフトウェア（愛、精神、知識、夢、希望、知性、教養、など）とから成り立っていると考えられる。　すると、霊はハードウェア（機械そのもの）ではなく、ソフトウェア（プログラム）に分類されるはずだ。　

　　　　霊は物質的、エネルギー的な存在ではない。　霊を認識するためには、物質を認識する方法（見たり触ったり聞いたりする）は使えない。　別の認識の方法が必要になる。

　　　　宗教の儀式は、一見は霊活動のように見えるが、私は、儀式の中で霊を感じた事はない。　宗教は、霊を知る上では役に立たない。

　　　霊能者が霊を理解するための唯一の入り口となる。　それで、私は沖縄での霊能者として最高の能力を持っているＯＹさんに教えを請うことになった。

　　　ＯＹさんは学術的な能力は不明だが、霊（とりわけ新仏）と話す力はすごいものを持っている。　ＯＹさんの指導で私は霊活動をし、その結果、学術的にも信頼できそうな知見を得ることができた。

（２）　霊には質量やエネルギーが全く無く、情報だけで成り立っている

　　　チサを呼び出す信号は、沖縄から東京まで、一瞬で届いている。そして、チサは東京から沖縄まで、一瞬で来てくれた。　人間界の電波や光みたいなものだ。　電波や光なら、多分、距離の二乗に反比例して弱くなるから、私のような人間が霊波を発射しても、東京までは届かないだろう。

　　　そして、私は電波や光を発射しているわけではない。　私は単に念じている（強く思っている）だけだ。　念じても質量が作り出されるわけではない。　ただ、情報が作られるだけだ。

　　　情報自体には質量はないことは人間界の常識だろう。　人間社会では、情報を伝える媒体として、電気や光（電話やテレビ）とか、磁気（ＣＤ－ＲＯＭ、ＵＳＢメモリ）とか、紙（新聞や雑誌）とか、音（レコードやＣＤ）、と言った質量やエネルギーが使われている。

　　　霊の世界では、質量が全く無い情報を伝達するための媒体があるのかもしれない。　そう考えないと、つじつまが合わない。　光の伝播物質として、今でも否定できないエーテルみたいなものがあるのかもしれない。　もしくは、霊は必要に応じて、どこからかエネルギーとか媒体を入手するのかもしれない。

（３）　媒体を使わない情報は、自由に変化する

　　　人類は、アダムとイブのように、最初は一組の霊しかいなかった。　人間が霊を持っているとしたら、霊が増えなければつじつまが合わない。　植物だって動物だって、それが発生した時には１つがいしかいなかったはずだ。

　　　人間は二人が６５億人まで増えたし、それ以上に、植物や動物の数は増えている。　しかも多様な種類が存在する。　輪廻の思想だったら、人類は、すべてアダムとイブのコピーになってしまうだろう。　このおかしなことを説明するためには、霊はエネルギーも質量も持っていない情報だ、と考えれば良い。

　　　霊が媒体を持たない情報だけで構成されていれば、物質やエネルギーが必要な媒体を使わなくても、霊の性質（情報の内容）は変えることもできる。　書き換えたり、合併したり、一部を加えたり切り取ったり、そうした操作は考えられる。

　　　増やすことも減らすこともできる。　分割したり、複製したり、そうした操作も考えられる。

　　　あーーーーー、分からない。誰か教えて。　

霊０６３－２　霊とはどのようなものか（２）　霊界

０８．１２．０５．

（１）　現世、霊界、来世、の存在

　　　霊界の存在は、仮説としては分かりやすい。　さらに、人間界と接触しているところだから、うまくすれば覗くことができるかもしれない。　天文学の領域だって地球に接している太陽系、太陽系に接している銀河系、そしてその外まで覗くことも可能になってきている。

　　　現世と来世の間には「霊界」があると感じている人も多い。　仏教や日本の多くの言い伝えでは、他界した時には、自分が他界したと感じないために、他界後の７日前後までは、現世をウロウロしている。　安心して霊界に行ってください、というのが初七日の儀式らしい。

　　　初七日前後から、霊は人間界から霊界に移動していく。　四十九日前後まで霊界に住んでいるらしい。　それから、来世に行くらしい。　

　　来世に行かないで、霊界にとどまる霊もあるらしいが、ほとんどの霊は来世に行くらしい。　　簡単な図式にまとめると、次のようになるようだ。

　　　来世は仏教の教えでは６道が考えられている。　６道と言うのは、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道、だ。

現世（人間界）

　↓初七日前後まで現世でうろつく

　↓霊界に移動する

　↓

霊界

　↓　この間に閻魔大王などの毎週１回、７回も評価される

　↓　四十九日前後までは霊界に住む

　↓　何十年、何百年も霊界にとどまる霊もいるとのこと

　↓　

来世（人間界）

（２）　霊界での霊の行動

　　　これまた、人によって考え方が異なるから、どれが真実なのか、全く分からない。　でも、霊は情報だけの存在であり、自由に変化することを認めるなら、変化の動因が分かれば良い。

　　　多くの霊能者、心霊小説、妖怪漫画なんかでは、霊界も弱肉強食の世界だと仮定していることが多い。　霊同士で争っており、強い霊は弱い霊を食い物にする。　そして、自分を発展させた後に分身させてゆく。　

　　　このような考え方も、正に人間的で、面白いけれど、素直には認めがたい。でも、輪廻思想を認めれば、表現はおとなしくなっても、霊は質を変えて量も変えていかざるを得ない。　

（３）　私の霊を感じる範囲　　　　

　　　　私の場合、１－２メートルの範囲なら、チサの霊がどこにいるかを感じることができる。　近くに来た時には、手のひらを広げてチサがいる場所を確認することができる。　チサの霊は直径が７０センチくらいだということも分かってきた。

　　　今までの何十年かの人生でも、霊を感じる範囲は、一部屋程度の範囲でしかなかった。　だから、私の霊探知範囲は１－２メートルと理解している。　私が霊を感じると、全身が泡立ってくる。　もしくは、鳥肌みたいになって来る。　この感じ方は人によって異なるらしい。　暑くなる人も、寒くなる人も、居るらしい。

・　霊が体内に入ってくることもある

　　　共通することは、霊が体内に入ってくると、筋肉が痙攣したり、気絶したり、（いわゆるトランスの状態）、呼吸困難になって「あくび」をし続ける。　私はこうした経験を何回かしている。　チサの霊が体内に入ってきたことも２回もある。

　　　なぜわかるのか。　まず、肉体が反応する。　そして、気絶した後には、私の霊能力は何倍にも高まっている。　多分、チサが霊能力を私に植え付けてくれているのだと思う。

　　　商売で霊媒をしている人は、演技でこうした行動をしていることもあるらしい。　だから、話がこんがらがってしまう。

霊０６３－３　霊の呼び出し方　人権・霊権を無視した警察と医師

０８．１２．０４．

（１）　人間には潜在的な霊能力はあるはずだ

　　　今日はチサの月命日。　他界して２か月もたった。

　　　私は、もともと、少しだけの霊感はあった。　多分、ほとんどの人間は、幼少時には,原始人が持っていた霊能力の一部である霊感だけは持っていたはずだ。

　　　小さい頃（多くは７歳未満と言われている）に、ピーターパンを見ることができたり、座敷わらしと遊んだり、木の霊に包まれて昼寝したり、動物とおしゃべりしたり、そうしたことを経験した人は多いと思う。

　　　子供が社会に適応するにつれて、そんな霊能力は無くなって行く。　そして、霊の存在までも否定するようになる。　霊能力を持つ人を化けもの扱いしたり、危険物と見なすようになる。

（２）　チサを呼び出せるようになった

　　　　沖縄に住みついて、霊と共存している社会を見ることができた。　いろいろと教わった。　チサを呼び出す方法もだんだん確立されてきた。　他界した最愛のチサと、少しはおしゃべりができるようになったのだから、本当に幸せになってきた。

　　　私が理屈は抜きにして、チサを呼び出せるようになった経過を紹介しよう。

　　チサが他界したとの電話を受け取った。　沖縄から急いで○○に行った。　でも、突然死なので、司法解剖に回されていた。　自分が封印していた霊能力を解放した。　そして、司法解剖が終わるまで、単に「チサ」、「チサ」とチサを呼び続けた。　

　　　でも、今から考えると、チサの霊は出てこなくても当たり前だ。　何しろ、太陽が出ている時間帯だったから。　

　　　その夜は、普通は、遺体を病院の遺体安置所に放り出しておくとか、葬儀の会場に入れておくらしいが、私はチサを一人にすることは絶対に嫌だった。　両親に無理を言って、チサと一緒に枕を並べて眠れる場所を探してもらった。　車で１時間くらい離れたお寺を探してもらえた。

　　　霊の呼び出しの方法なんか知らないから、ずっと「チサ」、「チサ」と呼びかけ続けた。　眠れない。　夜遅く、突然に、体が泡立ち始めた。　鳥肌が立ったと似ている。　びっくりした。　これは結婚式の夜の「霊の嵐」と同じだ、と思った。

　　　眼を閉じていると、次から次へと、何十か何百かの霊が部屋の天井あたりを通り抜けていくのが見える。　それで分かった。　霊に悪意はなかったかもしれないけれど、こいつらがチサをびっくりさせて、そのストレスでチサは過呼吸症を引き起こし、呼吸困難に陥り、心停止したんだ。

（３）　チサの死因

　　１ヶ月後くらいに、警察から○○の実家に司法解剖診断書が来たらしい。　「癲癇性発作による死亡」と書かれていたらしい。　チサには癲癇症はない。

　　　医師は死の原因が分からないから、死につながる可能性が１％でもある原因をいつけ出して、そうした診断を書いたと思う。　解剖した医師は夫の私に直接話もしないで、偉そうに診断結果を言う。　こんな医師ばかりが増えているから、日本の医療は荒廃するのかもしれない。　

　　　解剖で切り開いた、喉から腹に至る切開した場所は、

　　　　　　「　縫合していないで、ガムテープてくっつけられていた。　」　

　　　こんな死者を冒涜する行為が、医師と警察によって、平気でなされている。　

　　　チサが他界した最大の原因の一つには、私がチサの霊能力の開花に気付かず、霊のトレーニングをしてあげなかったことであると分かった。

　　チサが他界したその日から、自分なりにチサの霊が遠くに行かないように、チサを呼び続けた。　他界直後だから、その日のうちに何だかわからないけれど、霊を呼び寄せることができた。

　　その結果は、上記したように、チサにとりついたと思われる無数の霊が集まってきた。　　　

霊０６３－４　霊の呼び出し方（４）　霊との対話と宗教

０８．１２．０４．

（１）　霊を感じて対話する

　　　　霊が呼ばれて自分のところに来たら、霊を感じることができるはずだ。　私の場合は、全身が泡立つというか、鳥肌が立つというか、そうした反応がある。

　　　　個々人によって違うようだ。　体温が変化する人もいる。　ザーーーという音が聞こえる人もいるようだ。　とにかく多様らしい。　

　　　霊を感じたら、勝手に自分が話せば良い。　人間との付き合いが全くない霊が日本語を忘れるのは早いから、ゆっくりとはっきりした言葉で話す。　たぶん、四十九日くらいで霊は日本語を忘れるかもしれない。　

　　　霊が言うことは、私は全く理解できなかった。　私の頭は人間界の言語しか対応していないので、理解できない。　霊の言葉は人間界の言葉とは異なるようだ。　でも、人間との関係が強い新仏（にいほとけ）は、日本語を忘れにくいようだ。

（２）　霊に返事をさせる

　　　この方法は私が思いついた方法で、本当に役に立つ。　霊に「『はい』だったら『はーーーーい』と強く言ってください。」。　「『いいえ』なら、何も答えなくてよい」。　「はい」の答えの時は、霊を強く感じるはずです。

　　　だから、「今日は何が食べたいの？」という質問ではダメなのです。　「今日はマグロの目玉の煮込みを食べたい？」と言う質問が良いのです。　「はい」、「いいえ」で答えられるから。

（３）　霊の発言を理解するために「夢」を利用する

　　　霊が如何に日本語で話したとしても、人間の体は波動しか感じない。　霊は音を出すことが出来ない。　霊界の言葉で話されても、人間は全く理解できない。　どうしたらチサの言葉を理解できるのか。　本当に困っていた。

　　　霊能者に相談した。　霊がいる間に、「夢の中に出てきてください」といつも言うのが良い。　すると、夢の中に、霊が伝えたいメッセージが、画像の形で見える。　数日でチサの霊からのイメージを受け取ることができた。

　　　普通は長い修行の末に、こうした霊能力を身につけて行くのだろうが、私の場合は、不安定な交信だけれども、数日で夢を見ることが出来るようになった。

　　　夢を見たら、すぐに夢の内容をメモ帳に書いておくことが肝要だ。　　いつも、枕元にメモ帳と筆記用具とを置き、薄明かりにしておく必要がある。　電灯をつけて、ベッドから降りてデスクとかテーブルに行く間に、夢を忘れてしまう可能性が高い。

（４）　チサの居る場所は想像できる

　　　私の沖縄の船からは、大体、南南西の方向（宜野湾マリーナと泊漁港とを結んだ線上）にチサの霊は住んでいるようだ。　チサの母親（霊能者の血筋）が、チサの居る方向を認識できたら、２つの方位線のクロスしたところがチサの住所と推定できるはずだ。

　　　この方法は、GPSや磁石がない時に、自分の船の位置を推定する「山立て」という方法を逆に利用した方法だ。　多くの文献を読んでいるが、こんな方法で霊の位置を特定することに言及している本は無い。　いかにも、森的な発想だ。

　　　人間界の地図の方位は２次元だから方位線の交点にチサは居るはずだ。　もし、３次元だとしたら、空高い所にいるかもしれないし、地中にいるかもしれない。そして、宇宙のかなたにいるかもしれない。　そして、霊界は４次元かもしれないから、過去から未来までの時間に行っているのかもしれない。　どこだかは分からないかもしれない。

（５）　宗教は現世の形式的な儀式だけかもしれない

　　　仏壇とか神棚に祈っても、多分効果はないだろ。　仏壇とか神棚とかの儀式などは、「宗教ビジネス」とか為政者の人民支配の道具の儀式であって、霊とは無関係だと思う。

　　　　墓とかお骨なんかも、霊とは関係ない。　私は、儀式、墓、そしてお骨から霊波を受けた経験は全く無い。

　　　　多くの宗教では霊能力を全く持っていない宗教家（これが大部分）が、顕在的な霊能力を持っていない一般人（これも大部分）から、お金を巻き上げるビジネスですぎないようだ。

　　　　大学だって、経営のなんたるかを全く経験もせず実態を理解もしていない教員が経営を教えていることが多い。　最愛のチサを他界させて、チサの霊と交信している間に、こうしたことをも理解できた。

　　　　だから、最愛の人を失なった人は、自分の霊能力を高めて、命をかけて最愛の人と交信してもらいたい。

　　　今の段階では、ここまでしか言えない。