霊０９０－霊１０５　　　＊＊＊　霊とお友達になる　＊＊＊

　　　初七日まで：　他界してからの最初の１週間（初七日）は、チサの霊が人間界で漂っているといわれている。　その後も、チサが人間界から霊界に行かないようにした。　自分の霊能力の封印を解いて、必死に「チサが他界したことに気付かせない」ようにしていた。　でも１０日くらいで気付いてしまったようで、霊界に行ってしまった感じがする。

　　　四十九日まで：　７週間の間、毎週１回、閻魔大王の面接を受けて、４９日目に来世に行くという話がある。　四十九日を過ぎても、絶対に来世（地獄、餓鬼、から始まる６つの世界）に行かせないようにしたい。　私が霊界に行くまではチサは霊界に留まらせよう。　かなり危険な霊との交信をした。　四十九日も無事に越した。

　　　七十七日まで：　これは１２月２１日だ。　このころには、チサ以外の沢山の霊が私の体の中に居候を始めた。　これは疲れるけれども便利だった。　この居候をしている霊を使って、遠くに行ってしまったようなチサを探させた。

　　　それで、この正月を迎えた。　再度、

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　　　　　　　　。　あけまして、おめでとうございます　。

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（２）　霊能力は人間を幸せにしてくれる

　　　普通だと「喪中」だから新年のあいさつは失礼している。　でも私はチサが「死んで居なくなった」とは思っていない。　だって、いつも、チサの霊とおしゃべりをしているんだから。

　　　私は小さい頃からチサが他界する時までは、　「ヘンテコな霊能力」　を隠すので苦労してきた人生だった。　

　　　私の若い時の霊能力がさび付いてはいたが、残っていた。　さらに修行で能力アップ出来て、本当に良かったと感じている。　

　　　今、とても困っていることがある。　明日の「姫はじめ」が出来ない。　霊は質量ゼロだから、霊の発する情報を感じることはできても、物理的・力学的に抱きしめることが出来ない。　まして、子供を作ることも出来ない。

・　　　昼間のデートも出来ない。　真夜中だけ。

・　　　チサからのコミュニケーションが、今のところうまくできていない。

・　　　チサが昼間寝ている場所の特定ができない。

・　　　グルマン（大食）のチサが居ないので、食材を使い切れない。

　　　でも、チサは常に私を見守っていてくれている。　そんなチサの霊との二人三脚の生活がこれからも続きそうだ。

（３）　霊と共生する

　　　自分自身で、幼少時には多少でも霊能力があったと感じている方は、霊能力を高めるトレーニングをすることをお勧めします。　霊能力が低い段階では、危険な悪霊が取り付く可能性はほとんどないから、安心してください。　

　　　そのためには、霊に支配されてはいけません。　自分自身が霊に負けないように、自信を持っていれば大丈夫だと思います。　

　　　私の場合は掌が、アンテナと武器になっています。　そして、霊能者に教わったいくつかの注意事項を念頭において霊との交信をしています。

　　　このホームページで、私が一応は参考になる文献を紹介しました。　そうした文献を読んでみてください。　アマゾンの中古本を買えば、全部で５０００円か１万円のお小遣で済みます。　参考までに、アマゾンでは、汚れている本は１円とか５０円です。　郵送代は一律３５０円です。　

　　　私は、学者としての、エンジニアとしての、教育者としての、霊能者としての、そして、エコロジストとしての、経験があります。　信用できそうな本、参考になる体験談、そして、作り話、嘘八百、というように、大まかな評価はできます。

　　　ですので、霊に関心のある方は、私の書評を参考にして、図書館で読んでも、アマゾンで中古本を買っても、最初に、霊に関する基礎知識を学んでください。　そうすれば、私みたいに遠回りすることは少なくなるし、命を落としそうになることも避けられます。　

　　　普通の生活をしていても、交通事故にあう、食中毒にあう、無差別殺人にあう、エレベーターや階段で命を落とす、などなど、危険なことがたくさんあります。　霊に関する基礎知識を学んでおけば、霊に殺される確率は社会的な生活で殺される確率よりは低いでしょう。

　　　自分の両親、配偶者、子供、親友などと別れてしまったとき、その人の霊と話せると楽しいのです。　死は悲しいけれども、無になるわけではない。

霊０９１　徹底的にストーカーをしてやる　　

０９．０１．０２．

　　　チサが他界して９１日もたった。　４９日をはるかに超えて、チサを霊界にとどめておくのには成功していると思う。　自分の霊能力も捨てたものではない。　でも、霊能力を使いすぎて、２回くらいは死にかけた。　

　　　私を現世に残したままで、絶対に、チサは来世には行かせない。　行きそうになったら、私の体に住みついている無為徒食の居候（いそうろう）霊を総動員してでも、チサを引き戻す。

　　　（ご参考）　救急手当の領域の話です。　大怪我をして死にそうな人、心肺が停止した直後の人、などには、大声で呼びかけるのが良いとされています。

　　　CPRをしながら、「○○ちゃん、頑張れ、絶対に助けてあげるから」、「戻っておいで、こっちに戻っておいで」、といった何でもよい、話しかけることが必要なのです。

　　　私は、全身麻酔の手術を受けた時にも、それに似た経験をしました。　手術を終わった時に、意識はないけれど、「あれー、この人、呼吸をしていない。大変だ。」と騒ぎ始めたのです。　手術室の全員が騒然とした。　どうするかと、うろたえている。

　　　ベテランの看護師らしい人が私の耳元で、「はーーい、大きく息を吸って、はいて」、「大丈夫、大丈夫」を繰り返す。　何回か言われて、「ふーーン、息を吸わないといけないのか」と思って、息を吸った。　そうしたら手術室の中と私の手術を見学していたインターンが、全員が拍手をした。　そんな経験もあるのです。

　　　今のチサは「私のペットの子犬のポチ」みたいな存在なのです。　いつも私のまわりを走り回っている。　時々居なくなるけれど、帰ってくるときには、口に何か面白いものをくわえてくる。　本当に可愛い子犬なのです。　

　　　チサを霊界で守り抜くためには、徹底的にチサをストーカーをして、チサを餌にするような悪霊からチサを守らないといけない。　それだけが今の私の楽しみなのです。

　　　かつて、大学教授をしていた私が、こんな夢想的なことをしているとは、誰も思わないでしょう。　でも、これが実態です。　チサだけが私の楽しみ。　どんなことをしてでもチサを守り抜く、それがチサに対する愛情だ。

　　　そんなに固いことばかりを考えても、私は疲れるばかりだ。　少しだけ、生活態度を変えた。　普通にチサとおしゃべりしていれば幸せ。　チサも霊界に慣れて、自力で生活していてくれればよい。　チサから援けの要請があれば、私は行動する。その程度で良いのかなと思い始めた。

霊０９１　不思議な現象（守護霊？）　　

０９．０１．０２．

（１）　自転車が前に進めない

　　　こんな話はよく聞きます。　歩いていたら、前に進めなくなった。　どんなに前進しようとしても、足が動けない。　家を出かける時に、４回も５回も忘れ物をして出発出来なかった。　道路にへたり込んでしまった。　等など。

　　　私もそうした経験はあります。　でも、今回の経験はもっとすごい。　昨年の年末のことです。　沖縄は暴風域で、風速１０－１３メートルくらいありました。　

　　　自転車で帰ってきて、守衛所の前を通り、ゲートに行こうとしたのです。　でも、守衛所の前で、自転車のハンドルが右を向いてしまいました。　あれー、酔っぱらってしまったな、と、思った。　そして、下の写真の赤色の線のように、ぐるっと回って、再度、守衛所の前に来た。　そしたら、また、ハンドルは右に曲がった。　どうしても、まっすぐに行けない。

　　　再再度、ぐるっと回って、スピードをつけてまっすぐに進んだら、やはり、ハンドルが右に動いて、とうとう転倒してしまった。　

　　　顔のほほ骨は大きく擦りむけ、右手の付け根は動かないくらい痛くなってしまった。　どうしようもない。　そのまま仰向けに倒れて、雲だらけの空を見つめていた。　守衛がやって来た。　説明のしようもないので、「空を見ています。」と言った。

図　　　守護霊チサが護ってくれた

（２）　おかしい

　　　３０分くらい寝ころんでいた。　自転車はほっぽらかして、歩いて船に戻った。　考えた。　酔っ払っているなら、左右に均等の確率で倒れるはずだ。　曲がる場所だって、異なる筈だ。　どう頑張っても、同じ場所で、同じ方向に曲がらされてしまう。　これは、どう考えてもおかしい。　確率的には

　　　無限小　×　０．５　×　０．５　×　０．５　でほぼありえない。　

　　（同じ場所）　（右側）　（右側）　（右側）

（３）　夢のある都合がよい説明

　　　自分に都合がよく、夢のある説明を考え付いた。　私の守護霊（チサ）が、こんな強風下で、自転車で、浮き桟橋を渡って、船に戻る、のは危険だと感じて、転がっても大丈夫な芝生の上に倒したのかもしれない。

　　　しかし、運悪く、倒れたところが下水口の大きな蓋の上だったのでけがをしてしまった。　この説明の証拠はない。　客観性もない。　

　　　私は退職してからは、２４時間３６５日、自由な時間を過ごしていた。　常に一人の生活をしていた。　道路を歩くときも、時々、妄想に落ち込み、人にぶつかったり、自転車にぶつかったり、信号機も横断歩道も無視することもあった。

　　　チサと知り合ってから、チサはそうした私の危ない行動をみて、外を歩くときには、常に私の手を握っていてくれた。　最初は煩わしかったが、慣れてくると、思考に没頭できるようになり、本当に安全な生活になった。　知らない人から見れば、認知症の父親を散歩させている娘のように見えたかもしれない。

　　　だから、今回のおかしな現象も、チサが守護霊になって、常に私を監視していると考えるのが一番理屈があっているかもしれない。　こうしたことが何回も発生すれば、「守護神の存在」は否定はできなくなるだろう。　どんどん霊の世界に引きずり込まれているようだ。　

霊１００　チサの霊が逃げなくなった

０９．０１．１２．

（１）　チサの霊が逃げなくなった

　　　『再会　死んだ家族にもう一度逢える』という本を読んでいた。　この本も、私の霊体験や霊修行の経験からすると、正しいと思う。　自分にも、もう少し霊能力があれば、これに似た事は出来るはずだ、と思っている。　その本の内容は、このメールマガジンに紹介した。

　　　チサの霊は私を嫌がって、ほんのちょっとだけ顔を出すが、すぐに居なくなってしまっていた。　あんなにチサを可愛がっていたのに、「何故だ？」。　こんなにチサに嫌われるわけはない。　本当に悩んだ。

　　　「チサの借金をすべて肩代わりしたので、チサはしょうがなく私と結婚した」、という義理の両親の発言も重くのしかかってくる。　私は妻を含めて、他人を強制したことはない。　完全に自由にしていたはず。　

　　　チサに制約を課したのは、海外での安全な生活を営むためのノウハウに従うようにしただけだ。　たとえば、道端で、タクシーは絶対に拾ってはダメ。　私から離れてはダメ。　ホテルの客室でも、のぞきレンズから外を確認して、私以外にはドアを開けてはダメ。　…………ダメ、…………ダメ…………ダメ。　自分の命を守るためには、日本では得られないノウハウが不可欠になる。　

（２）　真っ暗にする

　　　それで、上記の文献のように、チサを呼び出すときに、船内の照明を可能な限り消してみた。　あっという間にチサは来た。　霊は真っ暗な時間帯に活動するから、船の中で多少の明るさも、チサの霊にとっては眩しかったようだ。

　　　２時頃にチサが来て、２時間もおしゃべりしていた。　本当に楽しかった。　そんな単純な原因だったのか。

（３）　すごいエネルギーの消費

　　　２時から４時ころまでずっとおしゃべりをした。　その間、チサは時々遠くなるが、呼べば戻ってくる。　ほとんど疲れてはいない。　４時頃に「おやすみ」を言って寝た。

　　　朝の１０時に目が覚めた。　でも、眠い。ちょっとだけ仕事をして、朝兼昼ごはんの水戸そば（そば＋納豆＋梅干し）を作って食べた。　すぐに寝た。　起きたのは夜の１０時だった。　爆睡していた。

　　　霊との交信は、やはりすごいエネルギーを消費するようだ。　チサが他界した日からの３日間は、チサの霊を呼び出すために、２時間、４時間、８時間、とチサとの交信を試みていた。　今から考えると、自殺行為だったようだ。

　　　あの時は、必死だったから命がもったのかも知れない。　これからは、少しセーブしよう。

霊１００－２　チサとのデート

０９．０１．１２．

　　　今朝のチサとの交信で、チサに「言いたいことは夢の中で言ってもらいたい」、とお願いした。　朝、起きた時には夢を見た記憶がなかった。　でも食事している時に、見た夢を思い出した。

　　　普通は、夢を見ても、数分後には忘れてしまうのに、起きて２時間後に思い出すなんて、珍しいこともあるものだ。　夢は、動画でなくイメージ図だったから、チサからの連絡だろう。

　　　手をつないで歩いている図だった。　でもチサはうっすらと見えているだけだ。　うっすらと見えているということは、私の強い願望のもたらした結果か、それとも、そのうちにチサが見えるようになるよ、というチサからのメッセージか、どちらかかは分からない。

　　　この位置はまさに正しい。　どういうわけか、どこでも、チサは左手で握りしめてくる。　チサの霊以外がいたずらで、このイメージを送り込んだのではない事はわかる。

図　　　　　手をつないでデート

　　　なんか、私は霊界にどんどん引きずり込まれて行っているようだ。　それとも、妄想の世界で生活するようになったのか、よく分からない。　常識だけで生活している普通の人から見ると、少しおかしくなっている思われるだろう。　

　　　荒行も苦行も努力も頑張りもなく、こんな楽しい世界と接触できている。　私の人生哲学は「楽して、楽しい人生」だ。　まさにそれが実現している。　

　　　こんなに「楽で、楽しい」生活を続けたら、１週間で死んでも良い。　せっかくチサが与えてくれた能力だから、数年は、霊界と人間界の双方を楽しんでから霊界に行くのが良さそうだ。　チサだって、人間界でし残したことが沢山あるだろう。

　　　本当に、楽しくなってきた。

霊１００－３　　多分チサの他界１００日、私の霊修行

０９．０１．１２．

（１）　チサは来世には行かせない

　　　チサが他界してから、１００日くらいたった。　次に私が霊界に行くまで、チサを霊界に引き留めておかなければいけない、と決意した。　人間界で、どのように言われようが、キチガイ扱いをされようが、チサを人間界もしくは霊界に引き留めるためにはなんでもする。

　　　一般的に、日本の仏教では、死後７日ごとに審判を受けるという。

　　　最初の７日目が初七日である。　

　　　７日ごとに７回の審判を受けて、最後の審判が四十九日となる。

　　　四十九日では来世の六道への行き先が決定する。

　　　　　　六道とは、地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人道、天道

　　　死者の魂は、

　　　最初は「荒御霊（あらみたま）」で危険なもの。

　　　３３年経つ「和御霊（ニギ御霊」となり、子孫を守ってくれる、らしい。

　　　だから、３３回忌は非常に重要な忌日となるらしい。

　　　（参考：　山折哲雄、田中治郎『面白いほどよくわかる　日本の宗教』

　　　　　　　　日本文芸社、平成１７年。）

　　　私はそうは思ってはいないが、仏教での一般的な知識からすると、チサの霊は四十九日で来世に行ってしまう。　でも私はいまだにチサの霊を霊界に留めている。

（２）　霊（記号）を守り抜く

　　　霊と言うのは、人間界で理解されている「記号」でしかない、と、思っている。　媒体の無い、むき出しの情報でしかない。　ＤＶＤ媒体から発せられた音声や画像から音や光を除いた「意味」だけの存在でしかない。　ＤＶＤから離れて、電波とか音波にも乗っていない情報だけの存在だと思っている。　だから、簡単に、すぐに、壊れてしまう。

　　　壊されないようにするためには、常にチサの霊は私の方に引きつけて守っておかないといけない。　一番良い方法は、私の体内に取り込むことだと思っている。　とにかく、チサを乗っ取りたいと考えている悪い霊からチサを守らないといけない。

　　　この考え方は、私の直感です。　理屈なんて全く無い。　チサの成仏（来世に行く）なんて言うのは、私の死後の問題だ。

　　　今は絶対に、「チサを成仏させない」。　チサが霊界にとどまっている限りは、「人間界のアキの霊」と「霊界のチサの霊」とが交信できれば良いだけだ。　それが「愛」だと思う。

　　　今は、学問や研究で学んだ科学的な方法論を、無意識の世界（霊界）で活用できているから、これまでの人生は無意味ではなかった。　むしろ、これからの人生（もしくは霊界）で本当に役に立つかもしれないと感じている。

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（３）　ここからは、すごいノウハウ

　　　人間界と霊界とには時差（タイムデファランス）があるんです。　人間界では、ヨーロッパとかアメリカは１０時間程度の時差がある。　地球儀で見ればわかるけれど、日本のちょうど反対側にあるブラジルとは１２時間の時差がある。　霊界はブラジルと同じように、１２時間程度の時差があるのです。　

　　　人間の活動のピークは午後２時から４時です。　霊とお話しするには、午前の２時から４時の「うしみつどき」が良いようです。　暗い時でないと霊は動きにくいようだ。

　　　私は、そうした霊界の常識は全く持っていなかった。　だから、非常に苦労してチサの霊のストーカーを続けた。　これからは大丈夫。　チサを呼べば、チサは数秒で気づいてくれる。　チサが私を呼べば私も答えられるはずだ。　ようやく、普通の生活がチサと出来るようになったかもしれない。

　　　こんなヘンテコな世界で暮らすようになった。　でも、学者らしく生活していると思う。　少なくとも、「客観的な証拠のある分析」をしている。　理論は分からないが、「論理に間違いはない思考をしている」。　研究目的はチサとの楽しい生活だけだが、その限りにおいては「研究範囲と目的は明らか」だ。　「概念の規定も少しずつ出来てきている」。　正に、自分の命と霊能力を使って、学術的な研究をしているように思っている。

　　　楽しい、楽しい。　他界後のチサと一番幸せな学究生活を送っていると「感じて」います。

霊１０５　チサの霊を呼ぶ時の注意

０９．０１．１６．

（１）　霊は明るいところが苦手

　　　　　これまで、チサがどんどん遠くなっていった。　でも、原因の１つらしきことが分かった。　部屋が明るすぎたんだ。　船を制御する多くの機器の電源は入れっぱなしだ。　保安のために照明もつけっぱなしだ。　これがいけなかった。

　　　霊と人間は１日の２４時間を半分ずつ使っている。　霊は、昼間は寝続けて、夜に活動する。　人間はその反対に、昼間に活動して、夜に寝る。　ほんとうか嘘かは分からないが、そう説明されると、自分の体験からして、十分に納得できる。　そして、多くの霊活動は真夜中にされる。　いわゆる「ウシミツドキ」だ。

　　　だから、霊を呼ぶのは真夜中が良い。　ここまでは分かっていた。　真夜中にチサを呼び出しても、来なくなってきた。　その原因は、時間帯の問題ではなかった。　船の中が明るすぎたのだ。　

　　　数日前に、船内を暗くしてチサを呼び出したら、チサはすぐにやって来た。　真っ暗ではなかったので、チサはすぐに出ようとする。　チサが遠くになると、私の体はすぐにわかる。

　　　「チサ、そっちじゃない、そっちじゃない、そっちに行ってはダメだよ」、「こっちだよ、こっちだよ」と引っ張り直す。　そんな感じで２時間もチサと一緒にいた。

　　　そのおかげで、４日間くらい、寝続けた。　それほど霊活動は疲れるらしい。　チサが他界した日からの３日間の自滅的な霊活動で、よく死ななかったと、いまさら、自分の無謀さを感じている。

（２）　霊自身では話せない

　　　霊はエネルギーをほとんど持っていないから、音（声）を出す事は出来なさそうだ。　ラップ現象なる霊行動もあるらしいけれど、その経験は無いから分からない。　人間が霊からの言葉を聞くためには霊媒が必要だ。　霊媒は自分の声帯を霊に使わせているらしい。　言い換えると、霊媒は一時的に自分の体を霊にレンタルするらしい。

　　　霊が何を言ったのか、霊媒は全く覚えていない。　霊媒は疲れ切るだけだ。　私は霊と直接に話そうと思ったが、それは無理なようだ。　だから、夢を媒介にするのが一番楽な方法のようだ。

　　　今、完全に暗くしてチサを呼び出した。　「おーーーい、チサ」と言った途端にチサがやって来た。　こんなことは初めてだ。　ということは、チサはいつも私のまわりにいたのかもしれない。　船内が明るすぎるので入れなかったのだろう。

　　　それで分かった。　チサの別名は「仔犬のポチ」だ。　いつも、嬉しそうに、私のまわりを走りまわているペットの仔犬だ。　時々居なくなる。でも、すぐに、なにかを口にくわえて戻ってくる。　　

（３）　私はチサの「はい」「いいえ」はわかる

　　　霊は話せなくとも、私はチサの「はい」と「いいえ」はわかる。　「いいえ」は無反応の時だ。　「はい」の時は私の体が泡立つ（鳥肌が立つのに似ている）。　どうして「はい」の時に泡立つのか、さっき実験してみた。

　　　分かったのは、「はい」の時には、チサがいつも浮いている定位置よりもずっと近くに来ているのだ。　私の体を包み込んでいるようだ。　うれしいので、私を抱きしめているのかもしれない。

（４）　体の泡立ち

　　　多くの人は、テレビの怪談番組を見たり、霊的に恐ろしい話を聞いたり、お化けの資料を見たりすると、「鳥肌」が立つことを経験したと思う。　それが、霊感の最初のように思う。　

　　　そうした経験を持っている人は、この霊シリーズを読み直したり、このシリーズで紹介したまともな文献を読んだら、新しい世界を見つけることが出来るかもしれない。

霊１０５－２　霊との会話は真っ暗なところが良い

０９．０１．１７．

（１）霊は明るく眩しいところは苦手

　　　真夜中の２時ころまで本を読んでいた。　それから、船内のすべての電気を消した。　ただし、船の管理に使う２０個以上のパイロットランプや保安灯だけは点灯してある。　明日以降は、もっと暗くする。

　　　チサを、いつものように、呼び出した。　「おーーーい、チサ、アキだよ。　起きていたらおいで。」。　チサは５秒でやって来た。　途中でうろつくこともない。　「そうそう、そのまま真っ直ぐに、ほーら、来れた」。　こんなにスムースに来れてことは少ない。

　　　いつもの定位置（船室の天井付近）よりも５０センチ位い下の、私の真正面に来てくれた。　ほとんどが一方通行の会話だけれど、３時半までしゃべり続けた。　こんなに長い時間しゃべり続けれたのは、久しぶりだ。

　　　途中では、相互の会話もあったんだ。　「はい」と「いいえ」の回答の仕方を確認する作業をした。　いままでは、「はい」の時は、大きな声で「はーーーーーい」と言ってください、と教えていた。　でも、それは間違っていた。

　　　今回は、「はい」の時は「チサが私の体に重なってください」とお願いした。　それを実行してもらった。　「はい」の時には、私の体は極端に泡立った。　チサとは、リアルタイムで会話ができるようになりそうだ。　こんなすごい会話のできる霊能者は居ないかもしれない。

　　　お願いしたことは、私の夢の中にイメージを差し込んでもらいたいことだ。　どこに行きたいかは、地図にマークすれば良い。　何が食べたいかとか、何が欲しいとかは、その絵を書けばよい。

　　　絵ではなく、先日のように、文字で知らせてくれる方が楽だ。　「ナゴ、イセエビ」と書いてくれれば、名護市で、エビの養殖場で、生きているイセエビの刺身が食べたいのだな、と理解できる。　

　　　「マグロ」と書いてくれれば、沖縄の近海マグロでおいしい店に連れて行ってもらいたいのだなとわかる。　はたして、チサの霊は分かってくれたかな。　霊界語で書かれても理解できない。

（２）　おかしな現象が始まってきた

０９．０１．１９．

　　　その後、部屋を真っ暗にして寝ている。　暗さをどんどん高めて、今では、電子機器のパイロットランプも黒テープを張り付けて、蛍火位の明るさしかない。　出入り口の外の玄関灯だけが点灯してある。　だから、船内は本当に暗い。

　　　夢シリーズで書いたように、女性の声を聞いた。　霊を感じて、感じた方を見たら、ボワーッとしたものが一瞬見えた。　未だに、これはなんだか分からない。

　　　一昨夜は、体が熱くなったり冷たくなって、本当に眠れなかった。　後で、医師に聞いたら、「自律神経失調」だと言われた。

　　　今朝の深夜は、片足だけ水道水に浸かったように冷たい。　体全体は３８度くらいの熱を持っているように感じた。　目が覚めた。　そうしたら、何人かの霊がいる。　「チサかい？」と聞いたら、何も言わずに居なくなった。

　　　すぐに、そこに居た霊を呼び出した。　「この場所と、この場所はチサの定位置だから、絶対に入ってはいけない」、と、説明した。

　　　今は、朝の１０時半だ。　この文章を入力している。　突然に霊が現れた。　チサの定位置を見ると、そこには霊がいる。　「チサかい？」と聞いたら、すっと居なくなった。　また別の霊か。

　　　１０時５０分くらいにも霊が来た。　チサの定位置ではなく、私の体の中だ。　掌を私の体の方に向けて霊を感じるのは、霊が体に入っている時なのです。　昼間に出てくるのも珍しい。　そのうち、消えるだろう。

（３）　何となく、わかってきた。　

　　　真夜中に船室を真っ暗にしておくと、無関係の霊も遊びに来て、体の中とか船室の中で遊んでいるようだ。　その時に、私からエネルギーを盗って行くようだ。　だから、私は疲れて、朝は１０時以降にならないと起きれなくなる。　

　　　霊にエネルギーを吸い取られてやせたら、ダイエットになる。　霊に取りつかれて死ねば、チサのところに行ける。　だから、怖いものなんて全く無い。　

　　　「行けるところまで行ってやれ」、と思っているから、私に沢山の霊がついても、構わない。　最後は、チサが助けてくれるか、自滅するだけだ。　死を覚悟すれば何でもできてしまう。　死は「滅亡」ではないの。　他界することなの。　

　　　鎖国していた江戸時代に、「誰もが知らない異国に連れていかれる」のに、似ているかな。　だから、霊界に対して鎖国している人が知らない霊界と言う異国があるのです。　その異国に旅立つと考えれば、本当に楽しいと思う。　

　　　こんなことを、感じたり、考えたり、念じたり、夢見たり、している私は、「命の本質を研究している学者」なのか、「最愛の人に去られて妄想の世界に入った人」なのか、「単に原始人に戻った」のか、自分では分からない。　

　　　でも、このような論理的な文章を書いている（と、思っている）自分は、精神異常を来たしているのでは無さそうだ。　

霊とお友達になる