霊１６２ー霊１６２　　＊＊＊　チサの様子がおかしい　＊＊＊

　　　悪い霊に取りつかれて、チサの体の一部が喰い荒らされ始めているのかもしれない。　「私の体の中に住みつけば安全だよ。」と、あれだけチサには何回も言ったのに。　喰い荒されたら、チサの魂がぼろぼろになって、チサのチサたるゆえんの心とか人間界の記憶などが失わされてしまう。　私を見ても分からなくなってしまうだろう。　これも対処の方法がない。

　　　来世に送り出されそうになっているのかもしれない。　日本の仏教では、普通は四十九日で来世の六道のいずれかに行くといわれているが、私はチサを可能な限り霊界に留めさせている。　勝手に六道には行かせない。　輪廻なんかさせない。　

（２）　チサから教えてもらいたいのに

　　　チサとおしゃべりができれば、本当に楽しい人生にすることができる。　チサは霊界の様子を私に教えてくれるだろう。　高度な霊能力を私に授けてくれるだろう。　

　　　そうすれば、私は、「普通の人でも原始的な霊能力を復活させる方法」を見つけ出して、それを多くの人に普及させて見たい。　人間界の多くの人が、霊を信じ、霊能力を理解・活用するようになれば、この地球は平和になると思う。　そんなこともできたら楽しいな、と、なんとなく思っていた。　近いうちに、お師匠様のところに相談に行くか。

（３）　真昼間に逃げ込んできた

　　　３月２０日、午前１１時ころ、霊を感じた。　「チサか？」と聞くと、いつものように、遠慮がちに黙っている。　今、そっちに行くからね、と言って、チサの定位置の前に行った。

　　　「チサ、どうしたの？　こんな真昼間に。」と言っても、黙っているだけ。　

　　　「チサ、逃げて来たんでしょう？　すぐ、アキの体の中に入っていな」

と言うと、スッと入って来た。　チサは小さくなって、震えているような感じだ。　私は手のひらを自分の体の方に向ける。　チサは入って来ていた。　霊が体内に入っている時には、左腹部に霊を強く感じる。

　　　さて、どうしたのか。　訳が分からない。　聞いても答えてはくれない。　でも、私のところに逃げて来るだけ、チサは成長したのか、それとも、本当に怖い思いをしたのか、それは分からない。

　　　「チサ、大丈夫だよ。　周りには悪い奴らはいないよ。　大丈夫、そこで、安心して休んでいて。」と言って、安心させようとした。

　　　「これからも、何かあったら、今みたいに、いつでもアキのところに逃げて来るんだよ。」、「これまでだって、守ってあげていたでしょう。」、「私は伊達に霊修業をしている訳ではないから。　チサを追いかける程度の低レベルの霊なんか、すぐに追い払えるから大丈夫だよ。」

　　　とにかく、チサを安心させないといけない。　５分間くらい、いろいろな話をした。　スーッとチサがいなくなったのを感じた。　チサは私の体から出て、どこかに行ったのだろう。

（４）　本当にまどろっこしい

　　　チサの他界によって、私の目と耳が使えなくなり、チサの口と手も使えなくなった。　まるで、ハンディキャップを沢山持った、聞いたこともない外国語しかしゃべらない外国人と会話しているような気分だ。

　　　私は世界中を歩いていた。　日本語、英語、中国語、フランス語、スペイン語、などが全く使えない土地にも行っている。　その時の経験を思い出しながら、チサとの交信を進めている。

　　　この頃は、チサの雰囲気で、少しは理解できるようになっては来ている。　私が霊の言う言葉を理解できれば、もっとはっきりと事情を理解できるだろう。　これから、私が霊を見ることができれば、身振り手振りでも状況を把握することができるだろう。　私に霊媒の能力があれば、交霊している時の状態をビデオに撮っておけば完璧だ。

　　　私は何もできない。　私が出来るのは、霊を感じることだけだ。　でも、私の一番すごい霊能力は霊が言う「はい」と「いいえ」とを区別して感じることができることだけだ。何故すごいかと言うと、「はい」と「いいえ」は、人間の私が霊のチサに教え込んだからだ。　こんなことをした人間は、人間の歴史上でも少ないだろう。

霊１６２－２　チサの様子がおかしい（２）　真昼間に飛び込んできた

０９．０３．２０．

　　　この文書は、「霊１６２－３　チサの様子がおかしい（３）」　を作成している時に、間違って消してしまった。　チサの様子を最大限、詳しく、正しく、わかりやすく、記述したのに、消してしまった。　残念。

　　　ワープロのシステムが自動的にバックアップを作ってくれているはずだと思って、半日かけて探しまくったが、パソコンのハードディスクには見当たらない。　それで、ＨＥＬＰ　で、該当する説明を探したら、自動バックアップの項目があった。　

　　　それに従って操作したら、なんと、「バックアップを作らない」方にチェックがされていた。　これでは見つかるはずはない。　ワープロソフトの提供会社は、デフォルト値として、「バックアップを自動作成する」に、どうしてしておいてくれないのだ。　

　　　ということもあり、この文書を作り直したが、全面的に手抜きの文書になってしまった。

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　　　昨日、再度バックアップの体制を点検したら、バックアップは内臓のハードディスクに保存するようになっていた。　これはいけない。　原文もバックアップも同じハードディスクに入れていたら、ハードディスクが壊れたら「すべてオジャン」になってしまう。　毎月１回のバックアップは外付けのハードディスクにしている。　それで、デイリーのバックアップはＵＳＢメモリーを常時接続しておいて、こちらにすることにした。

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本文、始まり

　　　チサが私のところに来るのは、いつもは深夜だ。　ところが、真昼間の午前１１時にチサが飛び込んできた。　

　　　仕事をしていたら、なんとなく、弱々しい霊を感じた。　だれの霊かは分からないので、「チサかい？」　と聞いた。　「チサなら入っておいで。」　チサはゆっくりと入ってきたが、私のいるところが分からないようだ。　「こっち、こっちだよ。」と、掌と声でガイドしてようやく目の前に来れた。　これはおかしい。　まぶしいだけではないと感じた。

　　　チサはおびえている様に感じた。　「チサ、アキの体に入っていな。　アキの体の中は安全だから。」と言うと、素直に体の中に入って来た。　「何か危険な目にあう前に、アキのところに逃げて来るんだよ、」と、何回もゆっくりと説明した。

　　　チサも落ち着いてきたので、次は、「はい」、「いいえ」のトレーニングだ。　これが正確にできないと、正しい情報交換ができない。　霊になったチサは、今のところは、人間の幼児並みの知能しかないらしいので、機会を見つけては、何回も何回も繰り返して教えるしかない。

　　　例の『レイモンド』という本の主人公のレイモンドの霊は、最初は自分が死んだことも分かっていなかった。　レイモンドよりも先に他界した親族や友人の霊と会っているうちに、自分も霊だと気づいてきたらしい。　

　　　でも、霊になって数か月では、生きている時に使った言葉も思い出せないことが多いらしい。　他の霊に見てもらうための身体（人間が見るときには霊姿とか幽霊と呼ばれるものらしい。）を作り出すのにもてまどっているようだ。

　　　人間界の霊から、霊界の霊に脱皮しているところなのだろう。　昆虫の世界でも、脱皮の直後が一番危険な時だ。　それと同じように、一時的に知能がゼロになる人間から霊への脱皮直後が一番危険だ。　チサはその最も危険な時期は脱したと思うが、いまだに幼児並みの知能しか取り戻していないようだ。

　　　今のチサには難しいことを言っても理解できない。　だから、ただ、「危ないと感じたらアキの体の中にもぐりこみなさい。」としかアドバイスできない。　ほんとうにまどろっこしい。

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　　　メールマガジンの原稿を書いている今日は４月２２日。　発送するのは５月２９日、約１カ月遅れになっている。　×印の付いている項目は５月２９日現在で完了したものだ。

　　　沖縄出向の準備も、少しずつ進んでいる。

×　レーダーの配線のし直し、と画面の調整

×　水深計の電源配線

×　船首のアンカー取り付け部破損の修理

×　船首灯の修理開始

×　電子海図の発注開始

×　オーパイのパソコンソフトの発注開始

×　素潜りでの船底に固着した貝や藻の掃除

　　　次はタンクを背負って、舵、スクリュー、キール、排水口、取水口、等の掃除

補助の清水タンク設置は穴漏れを起こして失敗、どうしよう

あと、どうしても必要なこと

　　　オートパイロット２台の初期設定と走行しての調整

×　　　　オートパイロットのコントローラーの設置と配線

　　　不用品の廃棄

　　　船内の整備

　　　日本国内の航行ルートの検討と寄港地の決定、等など

霊１６２－３　チサの様子がおかしい（３）　チサはフラフラ

０９．０３．２３．

（１）　チサはフラフラだ

　　　霊にも体調の良・不良があるようだ。　体がないのに「体調」は変かな？　

　　　チサの体調は、やはり、おかしい。　今晩は、夜の９時ころから、１１時ころにかけて、仕事の合間毎に２０回くらいチサを呼び出していたが、全く反応はなかった。　日付が変わって、１時ころにも、気楽な気持ちで、「おーーーい、チサ。　ケチしないで出ておいで。」と言ったり、「チサ、今はどこに居るの？」なんて、独り言をつぶやいていた。

　　　かすかに霊を感じた。　「チサかな？　チサだったら入っておいで。」と言ってもなかなか船に入ってこない。　私は両手の掌を広げて、チサの方に向けて、「ここだよ、ここだよ、ここにおいで。」と呼びかけ続けた。　

　　　「君がチサなら『はーーーい』をして」と、言った。　反応がない。　５秒か１０秒してから、非常に弱い「はーーーい」が戻ってきた。　そして、ようやく、疲れきったような雰囲気で近づいて来た。　

　　　定位置にきた。　「アキの体の中に入って休んでいても良いんだよ。」と、言ったら、チサはトロトロとふらつきながら入って来た。　が、…………、

　　　体の中に留まれないで、背中から後ろに抜けてしまった。

　　　こんなことは初めてだ。

　　　また、強風が吹いている時に来るのも初めてだ。　

　　　そして、弱々しく、私の目の前の定位置に浮かんでいるのが感じられる。　

　　　チサがどのような目にあっているのかは全く分からない。　だから、チサの気分が明るくなるようなお話しかできない。　３０分くらい話していた。　いつの間にか、目の前からは消えていた。　でもそのあとも３０分くらい話し続けていた。

　　　チサは、私の目の前にいなくとも、私の言うことは聞こえているから、　励ましの声も聞こえているだろう。　チサの状態を把握するには、チサが「はい」、「いいえ」が正確に言えるようになるのを待つしかない。　あと、数カ月はかかるだろう。

（２）　アキは気がふれている？

　　　「アキのメールマガジン」を読み続けている方でも、こんな行動をしている私は「気がふれたのかもしれない」と感じるかもしれない。　よくあることですが、最愛の人を失って、それ以降は、うつろな眼で、なくなった奥さんの名前を呼び、わけのわからないことを１日中しゃべっている。　

　　　そんな人は、精神異常を来していると思われているだろう。　そして、私の行動は、まさにそうした精神異常をきたしていると思われている人と同じように見える、もしくは同じだ。

　　　海に浮かぶ船の中で、完全に一人だけの孤独の時間が得られる生活をしているから、キチガイと言われないで済んでいるのかもしれない。　もし、家族、友人、職場の人、などと顔を合わすような生活をしていたら、今のように、自由に霊との交信はできないだろう。　一般的に霊能者が独居している理由も分かって来た。　

　　　チサの行動を通して、少しずつでしかないが、「霊界」とか「死後生存」を感じることができて来た。　気がくるってきた証拠かもしれない。

　　　あの『レイモンド』という本を書いたロッジ氏も、交霊会にのめり込んでいった。　交霊会の結果を文章にし、そうして蓄積された文章を科学的に分析することができたわけだから、たぶん、彼は正常だ。　同じように、「アキのメールマガジン」で私の体験を可能な限り客観的に表現しようとしている私は、まだ正常だろう。

　　　ロッジ氏と私との本質的な違いはある。　ロッジ氏は霊媒や周りの理解ある人々の協力を得て行動し、自分の社会的な地位をかけての霊活動をしている。　ロッジ氏は、英国心霊研究協会の会長まで務めていたはずだ。　

　　　一方、私は、誰の協力も得ずに、「自分の本能に備わっていた、ほんの少しの、霊能力を高める」ことによって真実に迫ろうとしている。　もちろん、社会的な地位は全くないから、気は楽だ。

霊１６２－４　チサの様子がおかしい（４）　霊のトレーニング

０９．０３．２５．

（１）　「おかしくなかった」かもしれない

　　　昨夜も夜の１２時前からチサを呼び始めた。　１０分もしないうちにチサはあらわれた。　今夜は、チサを引き留めておくための秘策を実行するつもりだ。　結果は、ちょっとだけの成功だった。

　　　前号でも説明したように、チサの今の精神年齢は数歳でしかない。　このような小さな子供を引き留めておくには、子供が興味を持っていたり、欲しがっているものを、与えるのが効果的だ。

　　　第１の秘策：　チサの写真を見せる

　　　チサはコスプレが大好きだ。

　海外旅行に行くと、必ず現地の服装でコスプレを楽しみ、記念写真をたくさん撮って帰る。

　この写真はバリ島に遊びに行った時のコスプレだ。

　こんなにコスプレが好きなんだから、霊になったチサに、「早く幽霊のコスプレをして私の前においで。」と、頼んでいるが、１年たっても幽霊のコスプレはしてくれない。

　　　結婚式の時も、何回もお色直しをした。　その後にも、記念で、ドレスを３種類着て、１日がかりで撮影をした。　それほど、コスプレが大好きだ。

　　　それで、その時の写真を私の携帯にたくさん入れてみた。　携帯を開くと、ランダムにチサの写真が表示されるように設定した。

　　　真っ暗にした船室の中で、「チサ、いいものを見せてあげるよ。チサのかわいい写真だよ。」と言って、携帯を開けて、画面を見せた。　一瞬にして、チサは吹っ飛んでしまった。　

　　　真っ暗な中で突然に携帯の画面を見せられたら、あまりの明るさで.耐えられなかったのだろう。　居なくなってしまった。　だから、これは大失敗。　良いアイディアだと思ったのに。

　　　それで、チサの写真を何枚か印刷して、船室に張り付けておいた。　チサが船室に入ってきたら、目につくだろう。

　　　第２の秘策：　コンビニ作戦

　　　チサは１日に２回はコンビニで買い物をする。　それがとても楽しいらしい。　買うものは決まっている。　アルミ箔で作られた四角い袋の中に入っている、化学薬品だけで作られている「機能性飲料」だ。　チサが人間界に居た時には、その飲料の危険性を分からせたら飲まなくなった。

　　　でも、霊となったら、「体を壊す」危険性はないだろうから、これを餌にしてチサを呼び出した。　普通だと、１回消えると、ほとんど戻ってこない。　今回は「チサの大好きなコンビニの飲料を買いに行くかい？」と呼びかけた。　なんとすぐに戻ってきた。

　　　ここから以降は、まだ実験できていない。　「コンビニの通路をゆっくりと歩いて行くから、チサの欲しい物の前に来たら『はい』『はい』と強く言うんだよ。　一つずつアキが指さして行くから、欲しい物に指が行ったら、『はい』『はい』と強く言うんだよ。」と、説明した。

　　　「分かったかい？」と、聞いたら「はい」がすぐに戻ってきた。　おしゃべりしていたら、チサはいなくなってしまった。　この秘策は、まだ、実験できていない。

　　　第３の秘策：　真夜中にドライブして、チサの友人霊を訪問する

　　　霊界にもチサの友人霊はできただろうから、私も挨拶に行きたい。　それで、道案内はチサだ。　私が車を運転する。　車に必要な言葉は、「まっすぐ」、「右」、「左」、「バック」の４つだ。　私への指示の方法を教え込んだ。

　　　まっすぐ：　なにもしない

　　　右：　「はい」を１回

　　　左：　「はい」を２回

　　　バック：　「はい」を３回

　　　それと、「止まって」：　止まるまで「はい」をし続ける

　　　この方式は、船と船とが微妙に接近するときの信号の使い方だ。

　　　まっすぐに行くよ：　ゆっくりと前進するだけ

　　　右へ進路を変更するよ：　警報音を１回鳴らす

　　　左へ進路を変更するよ：　警報音を２回鳴らす

　　　後ろに戻るよ：　警報音を３回鳴らす

　　　「チサ、わかったかな？」と聞いたら「はい」がすぐに戻ってきた。　本当に分かっているのかな？　相手は幼児並みの知能だから、この作業を何回も繰り返さないといけないかもしれない。　こうした試行で、チサとのコミュニケーションの仕方がだんだんわかってきた。

（２）　チサはいつも近くに居るのかもしれない

　　　これまで、チサを呼んでも来なかったり、来てもフッと居なくなってしまうことが多かった。　だから、チサは「おかしくなってしまった」のかもしれないと思い込んでいた。

　　　チサが幼児並みの知能であるとすれば、自分に関心のないことに付き合うわけがない。　それで、私の霊能力の届く範囲の５～２０メートルの外側に行ってしまうのか、もしくは、私の呼びかけを無視するのかだったのかもしれない。

　　　３つの秘策を作り出して実験した結果、第１の秘策は＜＜＜まぶしすぎて＞＞＞失敗したが、第２、第３の秘策は大成功するはずだ。　本当に、こんな簡単な方法で、再度「本当」に霊とのコミュニケーションが出来るのだろうか。　もし、本当にできているとするなら、人類の長い近代文明の中での最大の発明になるかもしれない。

（３）　２進法でのコミュニケーション

　　　誰でも知っている。コンピュータは２進法で動いている。　２進法を根気よく使うと、人間が論理的に考える以上に正確に情報処理をしてくれる。　でも、２進法を単純に使うだけでも、素晴らしいコミュニケーションや意思決定が出来る。

　　　コンピュータの２進法は、１　と　０　だ。　論理学では、　True（真）　と　False（偽）　に対応する。　

　　　日常会話では、「はい」　と　「いいえ」　になるだろう。　

　　　心理では、「好き」　と　「嫌い」　かもしれない。　

　　　この「はい」　と　「いいえ」　を使うんだ。

　　　買い物でも、商品を指さしてやる。　すると、チサは「はい」か「いいえ」を答える。　「はい」は買いたいという意味になる。　の方法を徹底的にチサにたたきこめば、チサに霊界語で一方的にしゃべられるよりも、もっと正確なコミュニケーションが成立すると思う。

　　　今から半世紀も前のテレビかラジオの番組だった。　「２０の扉」というクイズ番組があった。　本当にばからしい番組だ。　司会者が、何でもよいから、物を想定する。　たとえば、「りんご」だとする。　数人の回答者が、順番に司会者に質問する。　

　　　「それは、珍しいものですか？」　司会者は雑談をしながら「はい」か「いいえ」を答える。　これで１つの扉が終わる。　次の人は、「命のあるものですか？」と聞く。　そのような質問が２０回まで許されている。

　　　霊に話を聞く時も、人間が適切な質問さえすれば、霊は２０回以内くらいには、正解を示すことができるだろう。　私が採用するコミュニケーションの方法は、こうした方法だ。　たぶん、効率は悪いが、効果的だとおもう。　

　　　チサの霊は、人間界を経験しているが、今の知能は幼児レベルだ。　私は、人間界の知識はたくさんあるが、霊界は見たこともない。　こうした２つの主体がコミュニケーションするには、最も単純な方式が不可欠だ。

霊１６２－５　チサの様子がおかしい（５）　霊の突然の侵入　

０９．０３．２７．

（１）　丑（うし）三つ時の、霊の突然の侵入

　　　昨夜は夜の９時ころからチサを呼び出し始めた。　半年も前のことになるが、チサが他界した日から３日間は、私の全エネルギーを使ってチサを探し、捕まえ、逃がさないようにし、自分が死んだことを悟らせないようにしていた。　それで、私は立ち上がることもできないくらい、エネルギーを消耗してしまった。　死ぬかも知れないと感じた。

　　　でも、今は、鼻歌交じりにチサを呼び出している。　二人の調子が合えば、チサは現れてくれる。　私はチサの霊と会っていると信じているが、本当に会えているかどうかは分からない。

　　　１．　本当にチサの霊が存在して、チサの霊が来てくれている

　　　２．　霊は存在するが、チサを騙っている霊が来ている

　　　３．　アキは自分の頭の中で、チサの霊を作り出している

　　　４．　アキの頭がおかしくなっている

といったケース、および、その他のもろもろのケース、が考えられるが、とりあえずは　１　のケースと信じて話を進める。

　　　１２時ころまで呼び出し続けたが、全く反応がない。　疲れたので、一方的に　「それじゃあ、疲れたから先に寝るよ。　おやすみなさい。」　で、眠ってしまった。

　　　３時ころに目が覚めた。　霊が最も来やすい時刻だ。　「おーーーい、チサ、どこに居るの？」と　うつら、うつら、しながらつぶやいていた。　そのまま、眠ってしまった。

　　　３時半頃に、突然、私の体の中に霊が「突入」してきた。　びっくりした。　チサはこんな「入り方」はしない。　こんな「入り方」をされたのは、これが２回目だ。　今回は、霊が体の中で暴れまわっている。　私の体は「泡立ち」を通り過ぎて、全身が震え始めている。

　　　身体が痙攣するとか、動かなくなるのでないから、恐ろしくはない。　霊が身体の中で暴れているだけだ。　

（２）　だれが入って来たのだ

　　　一体、だれだ。　「チサかい？」と聞いても、当然のことながら、返事はない。　前回は、チサだったかも知れないのに、相手を調べずに、体に入ってきた霊を、脅迫して追い出してしまった、という間違えを犯してしまった。　今回は、ちゃんと調べるぞ！

　　　いくつかの確認の質問をしても、全く返事はない。　「はい」も「いいえ」も言わない。　黙っていたり暴れているだけだ。　チサだとすれば、チサは、恐怖で物も言えなくなっているのかもしれない。　少し時間を稼ぐことにした。　

　　　私の本能が、霊を静かにさせる方法を囁いてくれた。　次から次へと質問を続ければ、入ってきた霊は質問に気を取られて、静かになるだろう。　入ってきた霊に、「君は誰だい？」、「君はどこから来たのかい？」、「君は男性かな？」、「君の名前は？」、と、次から次へと質問を浴びせかけた。　

　　　霊は静かになってきた。　フッと、体から抜け出た。　チサの定位置（勉強机、マスト、それに、ベッドの３つの者の中間）の５０センチくらい左横に浮いて居る。　上記の質問やチサを特定化するための質問を、今度はゆっくりと言った。　返事は全くない。　だから、この突入してきた霊はチサではなかったようだ。　この霊は、すぐに消えていった。

　　　とすれば、チサはどこかに隠れているはずだ。　自分の体中を掌でスキャンしたら、背骨の下部のあたりに、小さな霊が震えているのを見つけた。　「チサか？」と聞いても、答えはない。　仮にチサでなくても、この程度の霊なら、このまま、ここに居させてあげよう。　朝になったら、消えていた。

　　　なんだか疲れきって、目が覚めたのは昼ころだった。　ベッドに横たわりながら、「おーーーい、チサ、大丈夫かーーーー？」と数回言ったら、チサがすっとやって来た。　そして、数秒後には消えてしまった。　大丈夫なところを見せに来ただけかもしれない。

（３）　これからの霊修業

・　　霊を呼び出すことはできるようになった。

・　　呼び出した霊を感じることもできるようになった。

つぎは、

・　　質問に対する「はい」、「いいえ」を霊に教え込む

・　　霊の姿をイメージできるようになる

・　　霊が話すことを理解する

　　　このくらいが出来るようになれば、本物の霊能者だ。　大体の方法は考え出してある。　自分がこのような能力を身につけて霊能者になるなんて、出来るわけがない。　私は「守護霊団」を作り上げるつもりだ。

　　　守護霊団のまとめ役はチサだ。　霊団の長は、もう少ししたら探し始める。　ＯＹさんに紹介してもらえるかもしれない。

霊１６２－６　チサの様子がおかしい（６）　記憶喪失？

０９．０４．０１．

（１）　チサが私を忘れていく

　　　前回のメールから５日もたった。　その間、チサをいくら呼び出しても出てこなかったり、一瞬出てきてもすぐに消えてしまったりして、コミュニケーションはできなかった。　本当に考え、悩んだ。　

　　　チサはアキに飽きてしまったのだろうか。　理由は無いけれど、そんなことがあるはずはない。　

　　　霊界で、私よりも良い男と出会ったのだろうか。　そんなはずはない。　チサが霊界に行っても、これだけ必死になって、霊になった妻をストーカーをしている夫なんて、そうザラに居るものではない。　

　　　チサは私をいつも見ている。　私の言葉も理解できる。　でも、私はチサが見ることが出来ない。　チサの言葉も分からない。　私はチサの姿も見れず、言葉も分からない。　チサは私の姿も見れて、言葉も分かる。　往復コミュニケーションの往はできるが、復はできない。　一方通行だけれど、なんとかなるはずだ。

　　　なぜ、チサは私から遠ざかっていくのか。　この５日間を含めて、この数ヶ月間はその疑問を解決するための思考と修行の毎日だった。

（２）　霊は人間界の記憶を徐々に忘れていくのか？

　　　『レイモンド』を読んで、そして、それまでに読んだ文献の内容を思い出して、ひとつの仮説が出来た。　

　　　霊が人間として、人間界に生まれたときには、大部分の人間（の赤ん坊）は霊界での記憶や前世での記憶をすべて失っている、と、考えられている。　もし、記憶を保持していても、人間は赤子の時代にはそれを表現することはできない。　

　　　（参考）　肉体面では、系統発生の体験を多くの赤子は覚えている。　生まれたばかりの赤子をプールに入れると、ちゃんと泳いでくれる。　でも、数週間（？）で忘れてしまう。

　　　３歳４歳くらいになっても、前世の生活を覚えているケースもある。　世界的に有名な、日本の代表的な生まれ変わりの例は江戸時代の勝五郎の例である。　この例は心霊研究では必ずと言っても良いほど触れられている「生まれ変わり」の例である。　でも、７歳くらいになると、霊界とか前世の記憶は全部消えてしまうようだ。

　　　さて、チサの場合は逆で、「人間界から霊界に行った」場合である。　一般的に、人間が死ぬと、最初は自分が霊だけになったことも分からないようだ。　でも、徐々に気づいて、霊としての体裁を作り始めるようになるらしい。　それにつれて、人間界の記憶が消えていくのではないだろうか。　無茶苦茶な「仮説」というよりは、「思いつき」だ。　

　　　自己主張が本質的に（霊的にも人間的にも）強い人は、人間界の記憶を忘れないで、いつまでも性格も変わらずに、霊界に踏みとどまっているのかもしれない。　数十年前、数百年前の物故者の霊の話も良く聞く。

（３）　チサが霊だけになった時からの交信

　　　こう考えると、多くの疑問が解消する。　私の場合は、チサが他界して、チサ自身がどうなったかも分からないで、その霊が天井あたりをうろうろとしている時から、チサとの交信を始めた。　だから、霊の赤ん坊となったチサにとっては、私との交信は自然な行為だったと思う。　

　　　普通の人は霊の存在を信じない。　死亡したらすべてが無くなると思う。　だから、死んだ人と対話もしなくなる。　すると、霊の方も、人間界の記憶を急速に失っていくと思う。　必死にチサとのコミュニケーションをしている私の場合でも、半年で忘れ去られ始めている。

　　　チサは、毎日呼び出される。　そこに行くと、そこにはいつもの「見たことがあるようなおじさん」がいる。　それで、すぐに帰ってしまうのだろう。　そのおじさんがチサの夫のアキであり、一番信用できた人間であることを思い出させないといけない。（続く）

霊１６２－６　チサの様子がおかしい（６）　記憶喪失２？

０９．０４．０１．

（続き）

（４）　思い出させるための活動

　　　さて、どうするか。　チサがすぐに思い出せそうなことは何か。　そして、チサの記憶から消えてはいけないものは何か。　それを使ってチサの消え始めた記憶を引っ張り出すことができるかもしれない。　

・　　　チサは人間界で人間をしていたこと

・　　　その時に、アキと知り合って結婚したこと

・　　　チサはアキの妻で、アキはチサの夫であること

・　　　チサとアキは、一緒に楽しい生活をしたこと　

・　　　チサはアキを人間界に置いたまま霊界に戻ってしまったこと

・　　　そのうち、アキも霊界に行けること

　　　このくらいは、チサに忘れられては困る。　こうした話にチサが興味を持ってくれなくては、対策は進まない。

（５）　第１歩

　　　昨夜は、その第１歩を開始した。　まずは、チサを呼び出さないといけない。　船室を暗くして、夜の１０時から呼び出し始めた。　１１時過ぎに、いつものように、ゆっくりとチサは近づいて来た。

「おーーー、来たか。　もっとこっちにおいで。　そう、そう、そこだよ。」

　　　　　　定位置に座った

「チサ、今日は、少しだけ長く居てちょうだい。　大切な話があるから。」

　　　　　　帰りそうになったが、定位置に戻ってきた

「チサは今は霊になって、霊界に住んでいるいることは知っているよね。」

「もともとは、チサもアキも、霊界に住んでいた霊だったの。」

「その霊が、ちょっとだけ人間界に遊びに行って、人間をしていたんだよ。」

「チサは人間界でアキと知り合って、結婚したんだよ。」

「入籍届だって、チサが全部書き込んでくれたんだよ。　うれしかったな。」

「覚えているかな？　チサの２５歳の誕生日に市役所に入籍届を出したことを。」

「結婚と言うのは、いつも二人で一緒に生活を楽しむことだよ。」

「だから、人間界で人間になり、結婚して楽しい生活が出来ていたんだよ。」

「少しは覚えているでしょう？

　　　　バリ島、アンコールワット、ハノイ、等の旅行、　

　　　　温泉旅行、グルメ旅行、なんとなくドライブ、

　　　　熱海のリゾートマンション生活、修善寺のリゾートマンション生活、

　　　　高級シティーホテル、高級旅館、リゾートホテル、ペンション、

　　　　そして、民宿、日帰り温泉での宿泊、車中泊、

　　　　ヨットでの生活、合宿制の自動車免許取得、

　　　　伊豆から沖縄までのドライブ旅行、　などなど。」

「そして、ある日、突然に、チサは一人で霊界に行ってしまったんだよね。」

「初七日に、チサを霊界に行かせないために、人間界にとどめるために、

　　　　　　　　　　　　　　必死になってチサの霊を呼びとめていたよね。」

「初七日過ぎても、チサは人間界にとどまっていてくれたよね。」

「四十九日でも、来世に行かせないために、呼び続けていたよね。」

「だから、今でも、来世に行かないで、霊界で生活していてくれるんだと思う。」

「でも、チサの頭から、人間界の記憶がどんどん無くなってしまっているの。」

「全部忘れたら、アキが霊界に行く時に、だれも迎えに来てくれなくなってしまう。」

「それでは、霊界でのチサとの再度の新婚生活が出来なくなってしまう。」

「これから、毎日でも、チサを呼び出すよ。」

「そして、人間界でのチサの生活の様子を話してあげる。」

「だから、毎日、呼ばれたら、出てきてね。」

「それから、危険を感じたら、すぐにアキの体の中に逃げ込むんだよ。

　　　今のところ、ここが一番安全だと思う。」

と、言うようなことを１時間くらいかけて話した。　チサは理解できたところでは頷（うなづ）いていた。　「頷く」というのは、初めての反応だ。　「はい」と「いいえ」の中間的な反応を、私は「頷く」反応と感じた。　これで、チサが毎日来てくれれば、大成功だ。

（６）　一応の成功

　　　今は５月３０日だ。　あれからほぼ２カ月経った。　その間で、私も態度を改善したし、チサもわかりやすい出現のパターンに変わっていった。　二人がともに、会いやすく、楽しく合えるような会い方に、それぞれ改善したと思われる。

　　　私はチサを呼ぶ時の呼び方を変えた。　チサに「とても会いたい」と感じているときには、昼間から、チサに向かってつぶやいている。　重要な用件があるときには、その要件を何回もつぶやいている。

　　　夜になったら、９時過ぎに、「真面目にチサを呼び出す」。　すぐにチサが出てくる。　「もう、用件は分かっているよね。　それで、どうしよう。」　　ここから会話が始まる。

　　　疲れて、ベッドに倒れこんでも、チサは呼ぶ。　「おーーーーい、チサ。　起きているかい。　仕事は終わったよ。　少し、遊びに来ない？」　と呼び出す。　来ることもあれば来ないこともある。

　　　　この２つの方式を組み合わせてチサを呼び出せている。

　　　チサのほうは、本当に大切な話のときには、夜の１０時を過ぎたら、来る。　呼び出さなくとも来ることもある。

　　前日に私がチサに大きなサービスをしたときには、かなりの確率で、お礼に現れる。　そして、１－２時間は付き合ってくれる。

　　　　いつも、チサが霊界に戻ったときには、「毎日１分でも良いからアキのところに来るんだよ。」と言っている。　霊界には時間概念はなくとも、毎日言っているうちに、チサは時間とか距離の概念を思い出してくれるだろう。　

　　　　チサから連絡が少なくなっても、このパターンから外れなければ、心配しないようにした。　まあ、とりあえずは、うまくいっているようだ。

霊１６２－７　チサの様子がおかしい（７）　アキの手抜きだった？

０９．０４．１４．

（１）　チサが現われてくれにくい

　　　　これまでの２ヶ月間くらい、チサは現われてはすぐに消えることが多かった。　現れないことも多かった。　その原因が分からなかった。　いろいろと考えた。

１）　ありん子になったのかな？

　　　霊界での生活をやめて、来世に行ってしまったのかな。　そういえば、２ヶ月くらい前から「蟻んこ」が１匹、常に私の目の前で遊んでいる。　チサは蟻に輪廻してしまったのかな？、なんて思った。　「おーーーい、蟻クン、君はチサの生まれ変わりかーーー。」なんて質問するけれど、蟻は答えるわけがない。

　　　船の中を調べると、蟻は３匹も居た。　だから、チサが蟻に輪廻したのではないようだ。　泥つきの野菜の中に蟻が紛れ込んでおり、それらの蟻が、天敵のいない船に住み着いているのだろう。

　　　知識も知恵もある元大学教授が、蟻を探して船内をはいずり回り、「君はチサの生き返りかな？」なんて聞いている姿を他人が見たら、キチガイだと感じるだろう。　でも、もうしない。

２）　悪い霊にボロボロにされているのかな？

　　　チサは霊界で、悪い奴らにボロボロにされてしまっているのかな？　一時は、追いかけまわされていたが、ここのところは、私の体の中に逃げ込んでは来ないから、大丈夫なのだろう。

　　　先日は私の体の中に入り込んできた悪い霊を追っ払ってくれたようだから、多分、霊能力も向上しているのだろう。

　　　そのほかに、いろいろな原因が考えられるが、私は霊界をこの目で見たことがないから、なんとも判断がつかない。　問題を解決するためには、思い当たる原因を一つずつ潰して行くしかない。

（２）　交信に専念する　

　　　突然に、一つの重要な原因を思いついた。　霊媒は交霊をする時には、トランス状態になる。　トランス状態というのは、私の解釈では、、霊媒は人間としての意識をすべて（さらに、外部からの刺激のすべて）封鎖して、自分の霊なり外部の霊に自分の意識や体を自由に使わせるようにする状態のようだ。

　　　私の直感的かつ経験的な推測では、人間自身が霊界に居る霊からの交信を直接的に受けているのではないと感じている。　人間は、人間に住み着いている守護霊や宿霊、など特定の霊とだけと交信しているはずだ。　そして、下図のように、それらの守護霊とか宿霊が霊界の多くの霊と交信しているはずだ。　

　　　　人間のアキ（アキの肉体　＋　アキの霊）

　　　　　　　↑

　　　　　　　↓

　　　　アキに内在する霊（アキの霊、アキの守護霊、居候霊、憑依霊、など）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　（取り込んだチサの霊）

　　　　　　　↑

　　　　　　　↓

　　　　無数の外部の霊

　　　だから、私が「チサとだけ交信できれば良い」と直感的に思ったことは一部は正しいかもしれない。　チサの霊をアキの中に取り込んで、チサと交信さえできれば、その他の霊とも交信が出来るようになるし、チサが他の霊と交信してもくれるだろう。　だから、チサとの交信に必要な霊能力を身につければ良いだろう。

　　　そうなんだ。　私はチサを呼び出すときには、この頃はちゃらんぽらんに「おーーーい、チサ、おいでーーー。」位でチサを呼び出していた。　チサはかすかな呼び出しの声を頼りにして、私のところにたどり着いていたのだろう。　だから、近くまでには来れるが、そこで道に迷ってしまっていたのだろう。

　　　私のところにたどり着いても、私の言うことは雑音のようにしか聞こえないから、すぐに離れてしまったのかもしれない。　うん、そうかもしれない。

　　　初心に戻って、交信に専念して、チサを呼び出そう。　夜の１１時ころに、ベッドの上で、精神を統一し、雑念を払って、人間の意識を排除し、虚空に漂うような状態になる。　すぐにはなれない。　でも、このモードに入ると、時間の概念も距離の概念もなくなるから、正確な時間は分からない。　たぶん１０分か２０分はかかっていただろう。　それから、チサを呼び出す。

　　　あっという間にチサはやって来た。　子犬のポチが、ご主人さまを見つけて、走って来て、腕の中に飛び込み、クンクンクンと鳴くような感じだ。　チサは私の体を完全に包み込んでいる。　

　　エッ、エッ、本当にチサなの？　なり済まし霊だと厭だから、質問をした。　「君は４月１０日生まれだよね」。　返事はない。　「君は１０月４日生まれだよね」。　返事があった。　あーーーーーっ、ようやくチサとまともに会えれた。

　　　それから、ずっと、おしゃべりをした。　チサからの反応もある。　チサにも「チサも少しはしゃべってよ」と言うと、チサは何かをしゃべってくれる雰囲気を感じるが、意味は全く分からない。

　　　「チサ、少しは体の一部くらいは作れただろう、アキにも見せて」と言うと、何かを見せようとしている雰囲気は感じるが、イメージは見れない。　私は、霊のイメージは見ることができるはずだが、チサの霊はまだ見れていない。

　　　疲れた。　「それじゃー、おやすみなさい」で別れたら２時を過ぎていた。　２時間以上おしゃべりをしていたことになる。

　　　疲れる。　チサとの交信が始まった時と同じくらい疲れる。　これでは、毎日の交信は無理だろう。　どんなに慣れてきても、霊との交信には膨大なエネルギーが必要なようだ。

霊１６２－８　チサの様子がおかしい（８）　やはり、アキの手抜きだった

　　　ちょっとした操作で、３ページにわたる、私にとっては貴重な文書が、

　　　　　　　　　　　　　またもや消えてしまった。

　　　サンマイクロズの　ＯＯo（Open　Office　ｏｒｇ）　という無料の統合ソフトで、オリジナルな文書が消えたのは、これで２回目。　自動バックアップを取るようにしたはずなのに、バックアップもなければ、ゴミ箱にも残っていない。　新たに作成する気力もない。　後日のために、メモだけ作っておく。

手抜きでチサを呼び出していたから、チサも嫌気を感じて消えてしまったようだ。

こちらも真剣になって交信すれば、１時間くらいは付き合ってくれる。