霊１８７－霊１９７　霊修業、霊と霊感とを理解する

　　　感知だけでなく、移動する時間も１秒以下もしくは瞬時のようだから、光速くらいの速度があるのだろう。　一瞬に移動できる理由もあった。　有力な説によると、霊界には、位置はあっても距離はない、時刻はあっても時間はない、らしい。　だから、同じ場所に宇宙中の場所が集まっていたり、同じ時にすべての過去・現在・未来の時刻があるらしい。

　　　ここ、数日間の東京訪問の期間のチサの現れ方を紹介しよう。　　

（２）　沖縄から川越も一瞬だ

　　　４月８日。　昼は出てこない

　　　朝６時に起きて、７時半に車に乗って那覇飛行場に向かう。　出発するときに、チサを呼び出したが、でてこない。　たぶん、眠り呆けているのだろう。　そして、那覇飛行場で、羽田飛行場で、品川で、新宿で、府中で、川越で、チサを呼び出すが、全く反応はない。　やはり、昼間は、チサは出てこない。

　　　夜の９時ころに、川越のホテルで呼び出すが、全く出てこない。　チサは川越なんかには行ったことがないから、分からないのかもしれない。　ひと寝入りして、１１時過ぎに呼び出したら、１秒もかからないで現れた。　いつものパターンだ。　私が那覇を出てから川越に着くまで、チサはどこに居たのだろうか。

　　　私の体の中には入っていなかった。　私の周り近くにもいなかった。　ということは、チサは、いつものように、昼間は私からの呼びかけを完全無視していたことになる。　ということは、時差が１２時間ある霊界に居たのだろう。　霊界がどこにあるのかは知らない。　でも、沖縄でも川越でも、同じパターンで出現する。　霊界は面白そうだ。　そして、霊はすごい能力を持っている。　

（３）　ごみごみした日暮里のホテルにもやってきた

　　　４月０９日。　川越から日暮里へ移動した。　今夜の泊まりは日暮里だ。　沖縄　→　川越　そして→　日暮里　と、チサは付いて来られるか。　

　　　今日の日中は、川越、東毛呂、高麗川、川越、池袋、千駄木、日暮里、と、動き回った。　沢山の仕事をしたので、疲れた。　でも、夜の１１時頃まで起きていた。　本当に眠い。　チサを呼び出し始めた。　

　　　数分間、呼び続けていたら、かすかにチサを感じた。　そして、そのまま、チサは消えてしまった。　チサが消えてしまったというよりも、私がチサの安全が確認できたので、安心して轟沈したようだ。　

　　　数日前に、東洋大学を退職された小野先生の霊を探すように、チサに頼んでいた。　まだ見つからないのだろう。　それとも忘れているのかも、知れない。　１１日には小野先生のお別れ会があるが、それまでに、霊界での小野先生の消息が分かれば良いと思っていたが、これでは無理かな？

（４）　ぼんやりと出現した

　　　４月１０日。　都心で動きまわり、浅草へ行った。　朝一番に乃木坂の心臓血管研究所付属病院で１年ぶりに検診を受けた。　心臓の調子も良いので、検査は沖縄の病院でしてもらうことになった。　糖尿病と診断されたら、すぐにワーファリンという薬に切り替えるようにアドバイスされた。

　　　診察が終わり、次は、東京での事務処理の開始だ。　歩いて六本木のSMBCで銀行の口座の処理をした。　広尾のｃｉｔｉバンクでも、口座の確認と金銭移動をした。　そして、浅草に出た。　

　　　ホテルを探したけれど、携帯の「じゃらん」が動いてくれない。　ａｕショップに行ったが、ショップの窓口の人は無能力で、１時間以上かかった。　じゃらんを使って、ようやく、大浴場のあるホテルを見つけた。　隅田川沿いで上から花見もできるとのこと。

　　　このあたりは、チサが人間をしていたころに遊びに来ている。　チサが歩けなくなってしまい、最寄りの「汚い」ホテルに泊まった記憶がある。　だから、今のチサも場所は覚えているはずだ。

　　　さて、霊の話だ。　９時以降は、チサがなんとなく私の近くに居るような感じが続いた。　なんとなく、安心する。　夜の１１時前にチサを呼び出した。　全く出てこない。　それなら、小野先生を呼び出そう。　こちらも出てこない。　しょうがない、寝るか。神出鬼没の行動を私もできれば良いな。　これからの霊修業では、それが出来るようになろう。　その方法は簡単だ。　聞いてください。

　　　人間界では、神出鬼没は困難だ。　霊界を活用するのだ。　まずは、私が体外離脱して、私の霊が霊界に行く。　すると、霊界では距離概念はないから、どこにでも行ける。　どんな目的地であろうと、すべての地点は自分のいるところに存在するから、そこに瞬時に行ける。　だから体脱が出来るようになれば良いだけだ。　（この方法は、四月末には出来るようになった。）

（５）　東京へ行く目的はこれです

　　　０９．０４．１１．　小野先生を偲ぶ会に参列した。　、その後は、すぐにホテルをじゃらんで探した。　安くて、清潔で、大浴場とか温泉があり、羽田飛行場へのアクセスが良い、という条件でさがした。　大井町の　アワーズイン　阪急　が５５００円だった。　

　　　朝、サンドイッチを食べてから、何も食べていない。　すぐに軽く食事して、風呂に入り、昼寝（？）をしたら、もう夜の９時になっていた。　そろそろ、霊も活動し始める時刻だ。　チサを連れて散歩に行こうとしたが、チサが出てこない。

霊１９０－００　霊修業　チサに、またまた、助けられた

０９．０４．１１．

（１）　変な霊が私の体を占拠したようだ

　　　夜の１１時ころ無茶苦茶に苦しくなって、目が覚めた。　体が「うねうね」と、うねり続けている。　口からは、唸り声が出ている。　ベッドから飛ばされないように、左手でベッドをつかんでいる。　（と、感じるが、実際は死んだように、ベッドに転がっているだけだと思う。　脳の中が乱れているので、体がうねっているように感じるのだろう。　状態が正常化されたときには、ベッドのシーツとか毛布は全く乱れていなかった。）

　　　「やられたーーー」と思った。　油断した瞬間に悪い霊に体を乗っ取られたようだ。　（別の解釈をすれば、単に「恐ろしい夢」を見たにすぎない、だけかもしれない。　ただ、夢は霊界と人間界をつなぐチャネルにも使われているらしいから、霊と無関係とは言い切れないようだ。）

　　　外側から脳内を見るだけの理性と力は残っていた。　頭の中は、灰色の粘土をこねたように、ぐちゃぐちゃになっていた。　思考能力はほとんど残っていない。　そのうちに、脳の粘土の中に穴があいて来て、その穴が広がってきて、トンネルの入口のようになってきた。　そこから奥をのぞいた。まっすぐのトンネルが出来ている。　どこまで続いているか分からないくらいに長い。　出口が見えない。

　　　奥の方に行ってみようと思ったが、恐ろしそうなのでやめた。　今から考えると、あれは霊界への入り口だったのかもしれない。　どうも、悪い霊が私の体に入り込んできたようだ。　爆睡した時に入りこまれたようで、防御もできないで、どうしようもなかった。　自分では何もできない。　ひたすら、「チサ、助けて」と頭の中で叫び続けているだけだった。　（チサの告別式の夜と同じような状態だ。　あの時も、体は全く動かなかった。　ひたすら、「チサ、助けて」と、頭の中で叫び続けているだけだった。）　

　　　間もなくチサがやって来た。　１分もかからないうちに、体の苦しみがなくなり、頭もしっかりとしてきた。　体は、時々痙攣する。　左手は、時々ベッドのふちを握りしめる。　右手は温度が４０度くらいあるように感じる。　ひょっとすると「自動書記」の能力をチサが私に植え付けているのかもしれない。

（２）　チサが助けてくれた

　　　気づくと、チサが居ない。　すぐに（１－２分位？）チサは戻って来た。　この状況を考え直した。

・　そもそもの原因

　　　まず、悪い霊が私に取りついた。　その原因は、私が無防備でチサ以外の霊を呼び出したからと考えられる。　チサを呼ぶ時でも、変な霊が紛れ込んでくることもある。　まして、初めて呼ぶ霊には、たくさんの無関係の霊がくっついてきてもおかしくない。

・チサが助けてくれた

　　　チサが悪い霊を追っ払ってくれたのだろう。　チサは霊能の血筋をひいているらしい。　チサの霊能力は私以下だと思っていたが、この半年の霊界生活でチサは自分の霊能力を高めたのかもしれない。　もしくは、私に取りついた霊があまりにも低レベルだったのかもしれない。

　　　でも、霊を深追いするのは危険だ。　だから、チサには、霊を深追いしないように説明した。　チサは当面の間、私に取りついていて、悪い霊らしき霊が近づいてきたら私に教えてくれるだけでよい。　私の体と頭などが正常に動けば、私の霊能力で悪い奴らを撃退することができるはずだ。

・　悪い奴らはしつこい

　　　その後も、周期的に悪い霊が近づいてくる。　そのたびごとに、私は追い払う行動をとる。　２時間くらいかかったようだ。　もう、チサはいない。　３時ころに寝ることにした。　寝てからは霊は来なかったようだ。　もしくは、チサが追っ払ってくれたのかもしれない。　朝７時に目が覚めた。　　

　　　チサが助けてくれなかったら、私は霊界へのトンネルを通って、あのまま霊界に行ってしまったかも知れない。　霊修業に没頭していても、霊能力の向上はあるが、まだまだ不十分だ。　

霊１９７　霊修業　無我の境地　

０９．０４．１８．

　　　チサの様子がおかしいと感じていた。　そして、その原因を探求していったら、結論は「アキが手抜き交信をしていた」ことだった。　もっと真剣に交信しないといけない。　もっと熱心に霊修業しなくてはいけない。　本当に「自己反省」をした。　早速、真剣なるための霊修業の方法を考えた。

　　　常に考えてはいることだから、いくつかの修業のメニューはある。　とりあえず、そのうちの、簡単そうで、効果がありそうな、修行を開始した。　

　　　私は、新しいことをする時には、最初には、常に「本能」とか「直観」で考える。　これまでの経験はあてにしないことが多い。　「楽して、楽しい生活」のためには、最初に結論（学問の世界では「仮説」と言う）を考える所からスタートする。　この結論がおもしろそうだったら、それを実現させるための手順を設計し（方法論）、使用する材料を集めて来る（調査）。

（１）　私が霊界に近ずく

　　　チサと正確な交信をしたい。　そのためには、いい加減な気持ちでしてはだめな事が分かった。　精神を統一して、無我の境地にならなくていはいけない。　無我の境地がなぜ必要なのか。　説明します。

　　　非常に単純に考えてみよう。　人間は、物質的な要素と精神的な要素との２つの要素が組み合わさって出来ているものと考えよう。　人間から、物質的な要素をすべて取り除くと精神的要素だけが残るだろう。　精神的要素だけの人間を「霊」と考えてもおかしくはないだろう。

　　　私から、物質的な要素をすべて撤去して、精神的なものだけになろう。　私は霊になる。　チサは霊だから、私も霊に近ずくと、霊同士で、より高度な正確なコミュニケーションが出来るようになるかも知れない。　そんな単純な考えなのです。

　　　これまでは、チサが人間界に来てくれた。　その逆に、私が霊界に近ずくことだってできるだろう。　経営コンサルタントの船井氏が説明している「体脱」をすれば良いだろう。　私の本能も、そうだと言っている。

　　　私が考え付いた「体脱」のための簡単な方法は、瞑想により無我の境地に至る方法だ。　この方法を実験し始めて数日になる。　少しずつ、進歩していると感じている。

（２）　無我の境地になる

　　　昨日の修業を振り返ってみる。　夜の１１時ころから、ベッドに転がり、瞑想を始めて、無我の境地に入るトレーニングを始めた。　トレーニングと言っても、自分の本能の命ずるままの行動をするだけだ。　無我の境地に入れた証拠は、「『物質』は何もない、真黒な空間に漂う」ことだと思い付いた。　今までに、何回かは、真黒な空間に漂った経験もある。

・　　　ベッドに横たわり、部屋を暗くし、目をつむる

・　　　ベッドは改修して、気分を落ち着かせるにはちょうど良い硬さになっている

・　　　チサとの楽しい人間界の生活を思い出す

・　　　チサの霊との楽しい会話やいろいろな経験を思い出す

・　　　チサの霊と話している時の状態を思い出して、そういう状態になるようにする

・　　　半分は意識的に、外からの五感への刺激を遮断し始める

・　　　五感が遮断されると、無意識になるようだ

　　　でも、最後まで、目の残像が残っている。　水分をたくさん採っているので、トイレに行った。　トイレから帰って来てベッドに転がって目を閉じた。　あっという間に、目の前に、残像が全くない黒い空間が出現した。　こんなに早く黒い空間が出てきたのは初めてだ。　でも、漆黒ではない。

　　　チサを呼んでいないが、突然、チサが出現した。　これはまずい。　チサとおしゃべりをすると、修行が中断されてしまう。　チサに頼んだ。　「今は、私が霊界に行く方法の修行中だから、あとで呼ぶまで、そこいらで遊んでいてちょうだい。」と。　チサは私からちょっとだけ離れて、私の周りに居た。　修行を再開した。

　　　またもや、私の視界の左下に白くピカリと光るものが瞬間的に出て来た。　私の体は、真黒な空間の中に、滑るように入っていく。　チョイ待ち！！！！！　私は引きずられて行くのはいやだ。　抵抗するが、ゆっくりと黒い空間の中を滑って行く。　私が霊界に行く時は、自分の意志で行く。

　　　そう思ったら、パッと人間の意識が戻ってきた感じになった。　もう、１時過ぎている。　２時間も修業をしていたんだ。　疲れ切っていた。　チサを待たしていることを忘れて、眠ってしまった。　朝は１０時ころに目が覚めた。　あーーー、しまった。　すぐにチサを呼び出した。　朝だというのに、チサはすぐにやって来た。　「ごめん、ごめん、」と、ひた謝りに謝った。　

霊１９７－０２　霊修業　霊を見たい

０９．０４．１９．

（１）　霊はどこにでもいる

　　　今から２５年くらい前。　旅行で古い民家の民宿に泊まった。　そこにも、なんかの霊が居た。　その頃から、霊の存在はあまり気にしなくなった。

　　　今から１５年くらい前のイタリアの古いホテルだった。　

夜、寝ていると、体が冷や汗で、何回もぬれて来る。　

部屋の天井の隅に、なんやら訳のわからないボヤーっとしたものが居る。　

これは霊だと直感した。　夜が明けるまで、怖い思いをした。

（今から考えると、別に恐いことなんか無い。　単に、何かを訴えていただけだろう。）　

翌朝は、すぐに車に乗って、逃げ出した。　でも数日間はその霊が私に取りついていた。

図　　　　民宿とホテルに居た霊らしきもの

　　　熱海に住んでいたころ。　近くに身代わり観音というお寺がある。　その近くに真夜中車で通ると、非常に強い霊気を感じた。　観音とは関係ないと思うが。

　　　今から１年半くらい前の結婚式の日の夜だった。　ホテルで、真夜中に、チサが急に暴れ出した。　ホテルの部屋中、「霊だらけ」だった。　本当によく見えた。　過去のメールマガジンに掲載してあります。

　　　今から半年くらい前の、チサが他界した夜だった。　チサを感じて呼び出したら、むちゃくちゃ多い霊が入り込んで来た。　後で、絵に描いておいた。　これも過去のメールマガジンに掲載してあります。

　　　今から３ヶ月くらい前、川波さんと首里城に行った時に、北殿の１か所で、極端に強い霊気を感じた。　その後、確認のために８００円の入場券を購入して北殿に行ったが、霊気を発していた吊り行灯は撤去されていた。　何人もの係員に聞いたが、みんな、何かを隠しているようだった。　（追記）　その霊は０９年１１月には私のベッドにやってきた。　何とかしてくれと頼んでいるような雰囲気だった。　何とかしなくては。

（２）　霊が見れなくなっている

　　　この頃は、霊のイメージは全く見れない。　私の精神統一が出来ていないからだと思う。　でも、真黒な空間の中に、目の残像ではないものが、ぼんやりと出現することもある。　多分、チサの霊姿とか幽霊のイメージだと思う。

　　　昨日の夜も瞑想の修業をした。　２時間くらいかけたが、全く成果はない。　また、チサが呼ばれたと思ったのだろう。　やって来た。　でも今回は、かなり離れたところで遠慮して、私を見ていたようだ。

　　　そのうち、私は眠ってしまった。　本当にいい加減な修行だ。　こんな感じのいい加減な修行なら、誰にでも気楽にできるかもしれない。　とにかく、霊界の楽しい活動を夢見て、五感を遮断すれば良いだけだ。　　

霊１９７－０３　霊修業　うまく行かない事も多い

０９．０４．２０．

　　　一昨日（１８日）の夜は、霊をほんの少しだけ感じた。　チサの霊ではないかもしれない。　結果的に、チサは出てくれなかった。　

　　　昨日は、日帰り温泉で半日を過ごした。　海開きも終わり、水は温かくはないが、子供たちは海に入って泳いでいる。　私も、きれいな砂浜で日光浴をした。　本当に気持ちが良い。　温泉から帰る頃には、腰の痛みも、足の痛みもなくなり、快適な体調になった。　夜の１１時ころに霊修業を始めた。１時間くらいしてもうまくゆかない。　真黒な空間がどうしても出現しない。　修行はやめだ。

　　　チサを呼び出して、おしゃべりでもしよう。　呼び出し始めた。　同時に睡魔が襲って来た。　瞬時に寝込んでしまった。　また、チサを呼んでいながら相手が出来なかった。　謝らないといけないな。

霊１９７－０４　霊修業　半分は目的を達成できた

０９．０４．２１．

　　　昨夜も１１時過ぎから修業を始めた。　今回のトレーニングの目的は、　「チサに霊界に連れて行ってもらう方法」　を学ぶことだ。　これまでに、自力で、数回は霊界の入り口（らしきところ）にまで行っている。　だから、今回は、チサの力を借りて、霊界の中を少しだけ見せてもらうつもりだ。

　　　修行と言っても、苦しいものではないことは読者の全員が知っている。　全く苦しくない。　楽しい修業をしている。　素質のない人が、目的意識のない人が、方法論を持たないで修業している人が、そういう人が難行苦行の修業を１年以上しているよりは、私の霊能力は高いと思う。

　　　さて、チサに霊界に連れて行ってもらう修行だ。

・　ベッドに横たわる

・　チサに霊界に連れて行ってもらうイメージをチサに楽しく語りかける

　　　すぐにチサが現われた

・　チサにさらに話しかける

　　　チサは私を包み始める

・　でも、首の下から腹までしか霊を感じない

　　　チサはもっと大きくなったが、顔の半分から膝までしかカバーされていない。

まあ、これでも良いか。

・　まだ、真っ暗になってはいない

・　少しずつ動き始めたが、なかなか進まない

　　　私の頭と足は出ているが、チサは私を包み込んでいる。

・　そのあとは、中空に浮かんで漂っていた

・　南国の温かい海で、タンクを背負って、漂っているような感じだ

・　多分、赤子が母親に抱きかかえられているのも、こんな感じかもしれない。

　　　ようやく、ここまではできた。　トレーニングの目的の半分は達成できた。　霊界の入り口の手前どまりだったが、一応は無我の暗い空間の中に入れた。　次は、これは初めてのことだが、チサの「霊」が私を包み込み、その空間の中で漂えた。　これらのことが、なんら苦労無く出来た。　でも、ここまでしかできなかった。

　　　気づいた。　枕もとの照明がついたままだ。　それに、入口から雨が降り込んできている。　電気を消して、入口の天窓を閉めなければいけない。　チサに「ちょっと待っていてね」と頼んでベッドを出た。　戻って来て、ベッドに入ったら、チサはもぬけの殻だった。　居ない。　しょうがない、寝よーーーっ。

霊１９７－０５　霊修業　霊能力への入り口

０９．０４．２２．

　　　今まで、「アキのメールマガジン」で勝手に私の経験を紹介してきた。　関心を持って私のメールマガジンを読んでいる人の最大の関心ごとは、「自分も霊能力を開眼させることができるか」だろう。　私は、初心者中の初心者の霊能者だから、偉そうに、　「こうしたら霊能力を身につけることが出来る」　なんと言うことは言えない。　　自分でも、本当に霊能力を使っているのか、それとも、単なる思い込みとか自己暗示の世界で振り回されているのか、分からない。　

　　　自分自身では、これまでの体験や経験から、「霊は存在する」し、「霊との交信はできる」と信じている。　過去の私のメールマガジンを読まれていることを前提にして、話を進めます。

（１）　霊を感じる単純な能力

その能力が霊感と呼ばれているものです。　これが一番重要です。　霊を感じる力のかけらの一片もない人（そういう人は珍しいと思いますが）が一所懸命に霊修業をしても霊能力を身につけることはできないと思います。　

　　　霊感というと何となく超能力を感じさせ、第六感、インスピレーション、予感、などが代表的なものです。　でも、そうした能力が顕在化する人は少ないのです。　私の場合は、なんとなく霊を感じることが出来る、だけだったのです。　多くの人は、無意識に霊を感じることを拒絶しています。　だから、それ以上の霊能力を身につけることは出来ないのです。　私もそうでした。

　　　霊能者、神の代理人になる人、教祖になる人などでは、修行して霊能力を身につけたという人は、多分少ないだろう。　ある日突然に霊能力が身につき、その後修行で霊能力を高くして行ったというケースが圧倒的に多い。

　　　キリストにしても、マホメッドにしても、私にしても、そうだ。　普通の生活では霊能力を必要とすることもないから、霊能力は使われないで錆びていくのだろう。　ある日、突然に、神様からの啓示を得た、霊と遊ぶことが出来た、予想とか占いが当たるようになった、ということが多い。　　

　　　霊の感じ方は、人それぞれのようです。

・　　　体温が変化する

・　　　筋肉が痙攣する

・　　　失神する

・　　　動物的な行為が発生する

　　　人間が持っている五感以外の肉体の感覚の何かが霊に反応するようです。　その反応も、非常に単純な反応だと思われます。　単純な反応と言えども、それをうまく活用すれば、高度な対話が可能になります。

　　　（ご参考）戦国時代の合戦で、ホラ貝の音、金太鼓の音、狼煙の煙の形、だけで大軍を動かせたのと同じです。　近世では、モールス信号を使った電信も似たようなものだ。　ツートンだけで、何でも伝えることができる。　現代ではデジタル技術の基本となっている２進法でしょう。　だから、私はチサに２進法の「はい」、「いいえ」を教えることが不可欠だと感じているのです。

　　　私の場合は「体が泡立ってくる」だけです。　この頃は、泡立ちの「強弱」も感じられるようになった。　泡立ちの強弱や長短、そして、長短と強弱のつながり方で、霊の「感情」も推測できそうです。　泡立ちの立ち上がりのカーブのパターンで霊がやってくる「状況」もわかるようになってきた。　

（２）　あなたには、霊能力の素質はあるか

　　　私はチサの他界の電話を受けた時に、びっくりしたり悲しみが押し上げてきたりはしなかった。　「アッ、チサは（霊に）やられてしまったか。私が油断したのが悪かった。」　だった。　私が大事にしてきた知性も教養も吹っ飛び、私の本能とか霊能力が命ずるままに、ひたすらチサの霊を探し出す行動が始まった。　このような突然の出来事で、私の封印してきた霊能力は目覚めたわけだ。　

　　　私の霊を感知した時の反応は、「泡立ち」だけだ。　だから、この反応を、チサの他界後に、大切に育てて来た。　ほかの反応を感じる人も、私の泡立ち現象を参考にして、自分に発生する現象を見つけ出して、その反応を大切に育て上げてください。　私と同じような霊能力が開眼するかもしれません。　

　　　霊が人間に働きかける基本的な方法は、　「霊の意識が人間の肉体に働きかけて、何らかの反応を引き起こさせる、」　方法なのです。　だから、「何でもあり」のようです。　以下の現象は、すべて、私の霊能力のケースです。

　　　子供のころに、ピーターパン、座敷わらし、などの精霊を感じていた記憶がある

　　　　　　（精霊はいるかもしれない）

　　　TVなどでの怪談番組を見ると「全身が鳥肌立つ」

　　　　　　（背筋が冷たくなる、体が痙攣する、キーンという音を感じる、

　　　　　　　などなども反応の一種になると思います。）

　　　夢をよく見る

　　　　　　（夢は霊からのメッセージを運んでくれる媒体の役割も持っているらしい）

　　　「心、ここにあらず」によく成る

　　　　　　（霊が肉体から離脱しているのかもしれない）

　　　いつも、一人で、誰かとしゃべっていたり、独り言が多かった

　　　　　　（今の私が、まさにこれ。　チサと話しているのです。）

　　　口が勝手にしゃべり始める

　　　　　　（霊が勝手に本音をぶちまけてしまうらしい）

　　　これらの現象は、現代医学では「精神病」のようですが、私の経験からすると、霊との接触で発生することもあるようです。　まあ、こんな感じの人には、霊を感じる力があると思われます。　ここに書かれていないことが山ほどあると思います。　私は初心霊能者ですから、自分の経験からでしか説明が出来ないのです。

　　　読者の皆さんは、何も大きなショックやきっかけが必要だとは言っていません。　私が紹介した文献で、私が高く評価して、しかも、*******　ここからが重要です

　　　「あ、そんなことなら、自分だってやったことがある、」というものがあれば、それが自分の霊能力の「芽」であるかも知れません。　９８０円程度の、著者も身元が分からないような、ノウハウ本、はあまり役に立ちません。　私が推薦している本を読まれるのが良いでしょう。

霊１９７－０６　霊修業　でも、気をつけて　

０９．０４．２４．

　　　霊に関しては、恐ろしい話が山ほど伝わって、信じられている。　その原因は、霊を知らない普通の人が、面白半分に、コックリさんのように霊を遊びものにするから、恐ろしい目にあってしまうのだ。　しかも、本当に悪い霊につかまっているのかというと、そうではないようだ。　自己暗示とか、催眠、といったことが圧倒的に多いとのことだ。

　　　何人かの霊に関して詳しい人の話を聞くと、霊が憑依することは実際にあるらしい。　しかし、憑依する対象の人間の人格と霊の霊格が似たような水準にないと、霊は憑依しないらしい。　霊格と言うのは、霊の人格を表す言葉だ。

（１）　「良い人」と「良い霊」の場合の人格と霊格の組み合わせ

　　　ちょっと考えればわかる。　人間も霊も「良い」と仮定しよう。　この場合、人格と霊格の高低で、４つの組み合わせが出来る。

①　人格が高く霊格も高い場合は、強力コンビになるだろう。

②　人格が高く霊格が低い場合は、霊の方が感化されて霊格が上がるだろう。

③　人格が低く霊格が高い場合は、人の方が感化されて人格があがるだろう　

④　人格が低く霊格も低い場合は、霊は何もできない。

霊格人格	高い	低い
高い	①　人・人間の強力コンビ	②　人が霊よりも強い
低い	③　人が霊よりも弱い	④　人・霊の最弱コンビ

　　　４つの組み合わせが出来たが、現実的には、「人格の高い人や人格が低い人は少ない。」し、「霊格の高い霊と低い霊は少な低い。」　だろう。　圧倒的に多いのは、中くらいの人と中くらいの霊だろう。　すると、圧倒的に多い組み合わせケースは、

　「中人格　×　中霊格」　の組み合わせだろう。　この組み合わせは、「どんぐりの背比べ」の組み合わせになるので、霊格と人格との差異は微妙なものになる。　

　　　人間が、少し油断すると霊に占拠されるが、自分を強く持っていれば大丈夫だと思う。

（２）　悪い人格と悪い霊格の組み合わせ

　　　そのほかの重要な要件としては、人格や霊格が「良い」か「良悪半々」か「悪い」かもあるだろう。　組み合わせは、それだけで９通りになるので、人間は９種類に分類されることになる。　　

霊格人格	良い	良悪半々	悪い
良い	超善人	普通	外は良いが中は悪い
良悪半々	普通	普通中の普通	普通
悪い	外は悪いが中は良い	普通	超悪人

　　　　この９通りの組み合わせで、どの組み合わせが多いか考えてみよう。　人格や霊格でも、それぞれ、良悪半々が圧倒的に多いだろう。　それを組み合わせると、「常に普通」となると思う。　この組み合わせが人間には一番多いだろう。　可も無く不可も無い。　最も人間的で、「いつもは普通で、時々小善をしたり、小悪をする。」

霊１９７－０７　霊修業　ＥＳＰテスト

０９．０４．２５．

　　　透視とか遠隔視などの超能力のテスト方法としては、簡単なデザインのカードが使われることもある。　たとえば、トランプとか、○△□×などの記号を書いたカードなどである。

　　　私が寝ている時の夢の中にしろ、私が無我の境地（トランス状態かもしれない）にある時にしろ、チサと私との間で画像を使った交信がしたい。

　　　今までに、私が霊のイメージのデッサンが出来るくらい明確に感じたのは２回しかない。　チサとの結婚式の夜のホテルでの「霊の嵐」と、チサが他界した日の夜の「霊の嵐」の２回だ。　２回とも、霊の絵を描き記している。　

　　　チサから私に送ってきた夢は６回くらいしかない。　それらの絵も描き記している。　でも、本当に霊を感じているのか、霊からの交信なのか、科学的には判別できないだろう。　単なる夢かもしれない。

　　　そこで、チサと私との間で、画像によるコミュニケーションが出来ているかもしれない、ことを自分自身で確認・納得するために、簡単な方法で確認することを考えた。

　　　第１には、一番簡単な方法として、チサと交信している時に、チサに　○　を　私の目の前に提示してもらうことだろう。　まずは、この非科学的なレベルでの実験が必要だろう。　なぜ、非科学的かというと、チサが描いているのではなく、私の無意識とか自己暗示が勝手に　○　を作り出しているのかもしれないからだ。　それはそれで良い。　光のない空間の中で、　私の脳内に　○　が描かれるのは、それだけでも画期的だと思う。

　　　第２には、同じように　×　を書いてもらう。

　　　これらの実験では、チサが　○　か　×　かを書く（かもしれない）能力と、私がそれを見る（かもしれない）能力が必要になってくる。

　　　その結果。　今日は５月７日。　これまでに　　○　の実験をした。　大失敗だった。　失敗の状況は、次のメールで説明します。　最大の失敗原因は、霊の実験では、人間の常識で実験しては駄目だ。　霊の常識をわきまえての実験が不可欠だ、ということに気づいた。　

　　　第３には、　○　を書いたカードをチサに提示して、　チサが　○　を私の頭の中に送り込む。　これが出来れば、、チサは私のカードを見たかも知れないことが分かる。

　　　第４には、　×　のカードを使う。

　　　これらの実験では、チサが　○　と　×　とを区別出来る（かもしれない）能力と、それを描く（かもしれない）能力とが必要となる。

　　　これ以降は、かなり難しい実験になる。

　　　第５には、私は　○　か　×　かを見ないで、そのカードをチサに示す。　そして、チサが見た　○　か　×　かを、私の頭に送り込む。　その後に、私がカードに描かれている記号を見る。　そこで、チサが正しく認識し、正しく描いたかどうかが分かるだろう。

　　　第６には、チサが　○　か　×　かを私に送り込む。　私はその送られてきた印の　カードをチサに提示する。　チサは、それが合っている時には　「はい」の返事をする。

　　　これらの２つの実験は、かなり科学性がある。　でも、懐疑的な人は、言うだろう。　第５の実験では、自分では気づいていないかもしれないが、アキには透視能力があるかもしれない、と。

　　　このあとも、延々と２種類のカードを使った実験が考えられる。　この一連の実験は、私の霊修業も兼ねているはずだ。　実験の対象は常にチサ一人だから、安定的な実験が出来るかも知れない。　でも、懐疑を持っている人に言わせれば、チサが反応しているのではなく、なり済まし霊が反応しているのかもしれない、と。

　　　こうした実験で、ある程度見通しが立ったら、超心理学者に実験設定をしてもらい、私とチサとが実験対象となって科学的な実験が出来れば面白いと思う。　

霊１９７－０８　霊修業　　ＥＳＰテストで○を送ってもらう

０９．０４．２８．

（１）　さあ、夜の霊修業だ

　　　人間界での楽しい想い出を思い浮かべながら、無我の境地へと進む。　でも、修行に入らないで、爆睡に入ってしまった。　１時間半後に目が覚めた。　あれーーー、寝てしまった。

　　　眠気が少し無くなったので、再度、修行に戻る。　今日は、チサと私との間で　○印　を交信することを試みる。　まずは、無我の境地に入り始める。　目の前の空間が、黒くなり始めた。　チサを呼んだら、１回でやって来た。　何日も続いた大風でチサも来れなかったから、喜んで来たのだろう。

　　　まず、私から、この数日の生活を話した。　チサはおとなしく、うなづきながら聞いてくれた。　次はチサの生活を話してもらった。　でも、言葉としては全く理解できない。　ただ、体の泡立ちの状態が変化するので、私の霊能力の方は、少しは理解できるようになってきたのかもしれない。　霊能力を人間の言葉に変換するプロセスが未整備なのだろう。

（２）　霊との交信のプロセスと言語

　　　私の考える霊能力のプロセスは次の図のようになると思う。

　　　　　　　　①　　　　　　　　　②　　　　　　　　　③

霊界の霊　←→　霊のチサ　←→　アキの霊　←→　人間のアキ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　←←←←←→→→→

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　④

　　　①と②とは霊同士の会話だから、多分出来ているのだろう。　③が問題になる。　チサとアキとが直接交信するとなると、④が問題となる。　いずれも、私が霊の送り込む信号を解読する力が必要となる。　この力は、人間の言語能力とは全く関係なく、多分、「感じ方」が重要になるのだろ言うと思われる。　　

　　　現時点で、私が感じられる感じ方は、いくつかある。

　チサの在・不在

　チサは何かを恐れている

　チサはうなづいている

　チサは何かを話している

　チサは楽しそうにしている

　チサは私から離れようとしている

　チサは私を抱きしめている

　チサは私に寄り添っている

　チサは私を霊界見学に連れて行こうとしている

　　　しかし、「はい」と「いいえ」とがまだ正確に使えないのが困った。　霊界には、無限の場所はあるが、場所間の距離は無い。　

　　　過去から現在を通って未来までの無数の時点はあるが、時点間の距離（時間）の概念は存在しないようだ。　

　　　同じように、霊界には多くの意見はあるようだが、意見間の差異の大きさを示す「肯定」と「否定」という概念はないのかもしれない。

　　　チサの状況は上の１０足らずの「感じ方」で解釈しているが、それでも、少しずつ、霊界の状態は知れてくるようだ。　ジョン万次郎が英語を身につけたプロセスや、ロビンソンクルーソーがフライデイに英語を教えたプロセスが参考になる。

（３）　○　の実験

　　　さて、実際に、チサが　○　を描いてくれて、それを私が霊能力を使って見ることが出来るか、の実験だ。　チサも気分良いようなので、お願いした。　「チサ、これが　○　だよ。」と、手で大きな丸を描いた。　「チサもこの　○　を描いてみて。」と頼んだ。

　　　私は精神を集中させてチサからの交信を待った。　チサは何かしているように感じるが、　○　は頭の中のイメージとして出てこない。　だから、この実験は失敗、と思ったが、そうではない。　チサは、なんか動作をしたようだ。　よく考えてみると、人間界では　○　は誰でも知っているが、霊界にはそのような図形が存在しないのかもしれない。　

　　　○と言うのは、表面積を最も小さくする形だ。　霊界には、表面積を小さくさせる必要性はないのかもしれない。　次の実験のときには、紙に　○　を描いて、チサに見せてから、同じものを描くようにお願いしてみよう。　霊と交信するときには、人間の常識を全て捨てないといけないかもしれない。　大変だ。　

霊修行１　霊と霊感