霊１９７－霊１９８　霊修行　人間の常識は通用しない

　　　全ての人間が共通して持っている代表的な距離概念は「地理的な距離」とか「時間的な距離」だろう。　人間界で人間が意識できる距離は、　前後の距離、左右の距離、上下の距離、過去と未来に存在する２つの時刻の間の時間差（時間距離）の４つだ。　だから、人間は４次元世界に生きているといわれている。　霊界にも、地点（緯度経度、地名のある場所、など）や、時点（年月日などの日付、時分秒などの時刻）は存在する。　

　　　ここからが重要な点だ。　霊界では２つの地点や２つの時点は存在するが、その間の距離は存在しない。　もう少し分かりやすくしよう。４次元のうち、１つの次元だけを取り出して検討しよう。　１次元の世界を想定する。　この世界は「線」の世界だ。　２次元になると「面」になり、３次元になると「立体」になる。

　　　１次元世界だと、すべての地点や時点は１本の線の上に位置することになる。　

――――①――②―――③――――④―⑤――――⑥――

という具合になる。　ところが、霊界では２つの○の間の距離は存在しない。　だから、

　　　　　　　①②

――――③④⑤――――

　　　　　　⑥

と言う具合に、全部の○が１か所の点に重なってしまい、線は無くなってしまう。　と、言うことは、ゼロ次元になるのかな？　分からない。

　　　そうなると、霊は地点や時点がごちゃ混ぜになっていると、区別できなくて困ると思うだろう。　ところが、困らないのです。　霊は地点や時点を区別する能力を持っているらしい。

　　　人間だって、超能力を持っている。　人間の味覚のような能力です。　人間の味覚って、一種の超能力とか霊能力みたいなものだと感じています。　中華料理でのごちゃ煮を思い浮かべてください。　多数の食材、多種の調味料や香料、多様な火加減や水加減、そのた無数の味が料理を構成しています。　味覚が普通な人は、だだ「おいしい」としか言えません。

　　　でも、素晴らしい味覚を持っているチサは、何が入っているか味が分かるのです。　私だって、数種類の調味料までは分かりますが、それ以上は分からない。　料理の天才は数十種類以上の味がごっちゃ煮になっていても、その料理の素材を識別することが出来るのです。　だから、霊が数百、数千、数万、の地点や時点をかぎ分けるなんて、難しくもないと思います。

（３）　霊界と人間界のイメージ図

　　　次の図が、私が体験から思い付いたイメージです。　右下に、４次元で感じる「地球を取り巻く人間界」がある。　九州と台湾との中間の小さな島の沖縄にアキはいる。　アキのすぐ横に、チサがいる。　チサは霊だから、当然のことながら、人間が感じている４つの次元は無い。　「点」として存在している。　

　　　チサがいる点の奥にはチサの霊界が広がっており、ここには、宇宙の森羅万象の情報が存在している。　物質は入っていない。　情報、知識や知恵、精神や思想、霊、その他、無形のものは何でもありだ。

　　　私がアフリカに行った時のプロセスは次のように説明できるだろう。

１　「霊アキ」が体脱（私の肉体から離脱する）する。　この途中で、アキは人間の五感を失い、漆黒の空間に入ったと感じているのだろう。

２　「霊アキ」はチサの霊界に入ったことになるだろう。

図　　　人間界と霊界のイメージ

３　チサの霊界のなかの情報に基づいて、チサの霊界はアフリカの市場の上空につながる。　図では大きく書かれているが、人間の４次元から見ると、単なる「点」でしかないと思う。

４　チサと「霊アキ」は、居場所を変えないでも（「点」の中だから、場所を変えるわけにはいかないだろう）アフリカの見学できるだろう。

５　なお、アキが一人で霊界に行く時は、チサの霊界経由ではなく、「霊アキ」の霊界経由でどこかの霊界に行くのだろう。

　　　結論：　すべての地点や時点は、人間界の言う１つの「点」（位置はあるけれど、広がりがない場所）の中に入っている。　そこが霊界だ。

　　　私の、体験をベースにした「思いつき」だから、これから、この内容はどんどん広がり、変わっていくと思う。

霊１９７－２０－２　霊修業　霊界には距離がない。　いや、ある。

０９．０５．１６．

（１）　単なる思いつきです。でもすごい思いつきです。

　　　人間界は４次元世界だとも言われている。　前後・左右・上下・時、の４つの次元のある空間らしい。　霊界はゼロ次元の世界だと、私は感じる。　だから、霊界は、人間界の言う点の中に存在するのであり、位置はあるかもしれないけれど、質量は無い。　そんな不思議な点の世界に「宇宙のすべてが詰まっており」、「霊は一人一人が霊界を持っている」と考えざるを得ない、と感じている。

　　　それでは、霊界には「次元」は無いのか。　これまで、ずっと考え続けてきた疑問だ。　数日前に、フッとアイディアが湧いてきた。　「霊界にも距離はある」。　以下の文章は、私の霊修行と霊体験を踏まえ手はいるが、思いつき、発想、なので、十分に検討した意見ではない。　霊界は人間の尺度でみるとゼロ次元だけれど、霊界の尺度で見れば、次元はあるはずだ」という発想は、我ながら素晴らしいと感激している。　矛盾や欠陥だらけの思いつきだから、笑って聞いてください。　

（２）　人間は目に見えないものを考える力がある

　　　人間界の４つの次元は霊界には無い。　でも、「人間界に無い次元」が霊界にあると考えれば、話は単純だ。　数学や統計学の世界では、「ｎ次元空間」という表現がある。　人間は４次元の世界に生きているのにもかかわらず、数学のような抽象的思考の精神世界では、「ｎ次元」を平気で使っているようだ。

　　　人間の誰もが見たことも無いような「ｎ次元」が数学の世界にはある。　そういえば、もっと不思議なのは、二乗するとマイナスの値になる「虚数」なんて言う概念もあったな。　人間界に無い概念が抽象概念の世界では、科学の基本となっているようだ。

　　　この「概念」だけの世界は、人間界の４つの次元がないのだ。　さらに、質量やエネルギーもなければ、面積も無い。　「霊」の世界と似ている。　人間が発生してから、人間は見えないものを考え続けて来た。　その代表的なものが「哲学」や「哲学」から派生してきた「諸科学」かもしれない。　では、無理やりに、霊が住んでいると思われる霊界を規定する次元を探してみよう。　あ、有る有る。　いくらでも出てくるじゃないか。　

霊１９７－２１　霊修行　霊界はどこにあるのか

（３）　霊界はどこにあるのか

　　　　　　①②

――――③④⑤――――――――――――――――――――

　　　　　　⑥

　　　この１か所の○が集まっている点が霊界だと考えた。　それでは、霊界は具体的にはどこにあるかと言うと、答えは　「わからない」　だ。　「点」というのは面積がないゼロ次元の存在だから、存在しない。　存在しないものがどこにあるかは分からない。　でも、面積としては存在しない点の中に、宇宙の地点や時点がすべてそろっている。

　　　点がゼロ次元であるというのは、人間界の説明だ。　どこかに霊界はあるはずだ。　どこに霊界があるかは、人間の大哲学者も大宗教家も大物理学者も、明確には言っていないと思う。　無の世界、精神の世界、悟りの世界、天国とか地獄、西方浄土、無限界、あの世、など、人間界の言葉を使って、いろいろな例えがなされているようだ。

　　　人間が霊になって（肉体から霊が離脱して）霊界に行くとする。　そのプロセスを追えば、霊界はどこにあるのか解決の糸口がつかめるのではないかと、考えてみた。　純粋に私の霊体験から考え出した考えである。　一般性はないかもしれない。　　

チサが息をしなくなった。

　　　↓

行政解剖が終わるまで、チサと会うことは許されなかった。

　　　↓

お寺の大広間に移った。

　　　↓

チサは天井のあたりを、ウロウロと、さ迷っていた

　　　↓　　　　ここでは、チサは人間界をさまよっている

　　　↓　　　　霊の形は全くない

　　　↓

そのうち、部屋の隅の天井あたりに定位置を確保した

　　　↓　　　　　霊は、人間界では、居心地の良い場所を見つけるらしい

　　　↓

通夜・告別式を通して、昼間はどこにいるか不明

　　　↓　　　　　今でも分からない

　　　↓

告別式が終わって、ホテルに入ったら、チサは冷蔵庫の上のテレビの上に居た

　　　↓　　　見えないけれど、掌で囲うことは出来た

　　　↓

ホテルに滞在している間、そうだった

　　　↓　　　　　たぶん、霊界に行かないで、人間界に居たのだと思う

　　　↓

飛行機で沖縄に戻る時、ホテルの部屋を出るときには、私の体に付いていた

　　　↓

ホテルを出て数十メートル歩いたら消えていた

　　　↓　　　　　ホテルを出たら、住む場所がなくなった

　　　↓　　　　　どこか安住の地を早く見つけないといけないかもしれない

　　　↓

府中駅、新宿駅、羽田、那覇、ヨット、などで呼んでも来ない

　　　↓

ヨットの中で夜遅くに呼んだら、一瞬で飛んできた

　　　↓　　　　　とりあえずは、船に住まうことも出来るかも知れない

　　　↓

昼間はどこに住んでいるのか不明

　　　↓

夜に呼ぶと、「船の外」くらいの場所で立ち止まっている

　　　↓

「入っておいで」というと、目の前に浮かぶ

　　　　　　　　姿は見えないが、感じることはできる

　　　　　　　　船の外から船の中までが、チサにとっての人間界となるのか

　　　　　　　　それ以外は、霊界と考えれる

　　　こんな具合だ。　その後、東京に行った。　飛行機で一緒に行こうと誘ったが、飛行機に乗った様子はない。　夜は、泊まったホテルで呼び出すと、やってくる。　川越、日暮里、浅草、大井町、など。　どこに行っても、チサは呼び出せばやって来られるようだ。　なぜなら、霊は人間界のいかなるところにでも霊界を広げている。　だから、霊と人間は、人間界とか宇宙を共有していると考えられる。　

（４）　霊ごとに霊界を持っている？

　　　そうだ、霊界には距離の概念はない。　霊は人間界を動き回ることはない。　常に霊界に住んでいる。　人間界に用事があるときには、そこが用事のある場所になるようだ。　自分が動かなくても、場所が動いてくれる。　「浅草に行こう」と思えば、そこが浅草になると考えれば良い。　何だ、簡単だ。　霊界はどこに存在しても良いんだ。　人間界の中では、霊が居る一点が霊界で、人間界の要素を含んだすべての霊界の要素がそこに存在すると考えれば良い。　

　　　そうすると、霊の数だけ霊界が存在することになる。　霊界がたくさんあっても、何の問題も発生しないと思う。　なにしろ、霊は質量がゼロだし、霊界は面積がゼロの「点」にあるから、無限個の「点」の霊界が存在しても、質量や面積は発生しない。

　　　人間界にだって、そうした場所はある。　人間の精神活動では、人毎に精神を持っていて、それぞれが一種の精神世界を形成しているではないか。　精神世界の中では、お金も、物も、無い。　面積も質量も無い。　無形ではあるが、存在はする。　

　　　結論：　霊ごとに霊界を持っており、霊界は面積がゼロの点の中に存在し、その点はどこにあるか分からない。

　　　（参考）　私はお墓に霊が住んでいるなんて言うことは信じていない。　でも、霊感のない人は、霊は墓に住んでいると思っているだろう。　沖縄では、大規模な霊園とか墓地は無いようだ。　ほとんどのお墓は天国の家の形をしていて、家の敷地や隣にある。　「霊は常に私たち人間と一緒に生活している」という考えなのだろう。

霊１９７－２２　霊修業　霊界では人間の常識は通用しない

（１）　具体的な事例

　　　人間が常識として使っている概念が霊界では理解されないことが非常に多い。　まだ、体系的に霊界の知性を明らかにすることはできないが、私の霊修業の中で、びっくりしたことを挙げながら話を進めてみる。

・　「遠い」とか「近い」という距離に関する言葉はない。　たとえば、「東京駅の近くの」、「５００キロくらい離れている」、など。　

　　　距離だけでなく、離れていること、差があること、などの違いを表す言葉もないようだ。　たとえば、意見に差があるときに使われる「はい」と「いいえ」は理解されていないようだ。　だから、チサはこの言葉を覚えて使うことが出来ない。　

　　　相対的な表現も理解されないようだ。　たとえば、「真ん中辺の」、「周りの」、「どちらかと言うと」、などである。

・　ニュートン力学系の言葉も理解できないようだ。　重い・軽い、広い・狭い、高い・低い、長い。短い、などだ。　霊界には質量が無いから引力は無い。　だから、引力や質量に関する概念は存在しないのだろう。

　　　早い・遅い、という時間的な表現も無い。　霊界の中では、霊はすべて、一瞬のうちに動く。

　　　水平、垂直、のような引力から派生する形や言葉も存在しない。

（２）　さらに、考えてみよう

　　　人間は霊と話していても、無意識にこのような言葉を使ってしまう。　霊は多分、理解できていないと思う。　他界して間もなくの時のチサですら「はい」と「いいえ」は完全に忘れていたようだ。　教え込んでも、訳が分からないで、「はい」と「いいえ」とを使っていたのかもしれない。　だから、正解率は常に６割以上になることはない。　

　　　ランダムに回答していたとすれば、確率論的には正解率は０．５になるはずだが、チサもどう反応すればアキが喜ぶか、くらいは感じていたはずだ。　だから、意味と無関係に、アキが喜ぶ方の反応をしていたのかもしれない。

霊１９７－２３　霊修業　霊の重さは何グラム？

（１）　重さのない物は測れるか

　　　私の思いつきだから、軽く読み流してください。　霊の重さを計った人がいるらしい。　他界する人を精密な秤の上に載せておいたそうだ。　他界したとたんに、秤の針が動いて、体重が減ったそうだ。　その減った重さは２０グラムだったという。　そんな話もある。

　　　霊を感じている人の多くは、霊の重さなんて問題にしていないようだ。　私もそうだった。　無意識に、重さは無い、と思っているのだろう。　それとも、重さの概念自体が霊にはあてはめられないという理論があるのだろうか。

　　　現代科学の基本は、測定から始まっていると思う。　それだったら、霊の重さとか大きさなんかを何故ゆえに測らないのか。　測る方法がないからか。　そんなことはない。　たとえば、体脱のベテランを体脱時に繰り返して計測したら、かなり科学的な証拠となるだろう。　そうした計測をしたという話は聞いたことがない。

　　　心理学なんかの分野では、代理変数を使う。　体の中を走り回っている電気を測定する、目の動きを測定する、面接をする、などなど、いろいろな方法で人間の心理を測っている。　人間の心理なんて、重さがない。　重さがない物を測っていると考えたことのある人は少ないのだろう。　重さのない物を測るなんて、ありえないと思い込んでいるのかもしれない。

（２）　理論的に測ることだってできるはずだ

　　　私は、霊の重さは、人間界の重さの概念で測れば、ゼログラム以外はあり得ないと思っている。　

①　ゼログラムと考えざるを得ない事実を証明すれば良い。　

②　人間界にも、ゼログラムであっても存在するものはたくさんあることも立証すれば良い。

　　　①　に関する事実をいくつか示す。　これらの事実だけで、霊には「人間界で言う重さ」がないことが分かる。

・　もし、霊の重さが２０グラムとする。　この２０グラムのものが、東京から沖縄まで、もしくは地球から銀河系の果てまで、空気抵抗がないとしても、一瞬（ゼロ秒）に飛んでくるために必要なエネルギーは、無限大になると思う。　ところが、霊は一瞬に移動する（と感じている）。

・　２０グラムの人工衛星を１０光年先に飛ばそうとすると、光速で飛んでも１０年はかかる。　霊は一瞬で移動する（と感じている）。　

・　２０グラムの霊が生きていくためには、エネルギーとか栄養素が必要になるかもしれない。　どこで栄養をとりいれているのだろうか。

　　　そんなことを考えると、霊の重さは「ゼログラム」と考えざるを得ない。

　　　（追記　０９．１１．２３．）　その後、考え方が性格になった。　霊界にいる時には質量はゼロだが、人間界にいる時には、エネルギーをとりこんで、質量もあるのではないかと考えるようになった。　先の、霊界の図を見てもらいたい。　人間界の始点から人間界の終点に行く時には、始点から最寄りの霊界の出入り口に行く。　この時には時間はかかる。　出入り口を使って霊界に入る。　そして、また、出入り口から人間界に出る。　そこから、目的地に行く。

　　　分かりやすく言えば、自宅から最寄りの飛行場に行く。　飛行場から、どこに行くのでも一瞬で行ける超高速ジェット機で目的地に最寄りの飛行場に行く。　それから目的地に行く。　そんなものだろう。

②　人間界にも、重さがゼログラムで、人間に大きな刺激を与え、さらに、人間が作り出している物もたくさんある。　普通はそんなことは考えないだろうが、霊に目覚めて来ると、霊と似たものを探そうという気持ちも出てくる。

・　一番分かりやすいのは、人間の「知性と教養」だろう。　知性と教養とをいくら多く身につけても体重は増えない。　人間は、外部からこれらを取り込むことが出来るし、内部で作り出すこともできる。　さらに、外部に提供することもできる。　本当に霊と似ているではないか。

・　コンピュータなどに蓄積される情報（データ）もそうだ。　パソコンのハードディスクは、数十ギガまで容量が増えているとおもう。　このハードディスクに数十ギガのデータを書き込んだら、ハードディスクが重くなるだろうか。　ここで気をつけないといけないことは、「データの重量」と「データを記録する媒体の重量」は意味が違うということだ。　「霊の重量」と「霊が宿っている人間の体重」とは意味が違うと考えれば良いかもしれない。

・　「精神」なんていうものもある。　これも人間に大きな刺激を与え、人間は精神にも影響を与えている。　根性、やる気、愛情、敵愾心、殺気、…………、など、人間の心理的な性格は、重さがない。

③　霊自体がゼログラムで、エネルギーを持っていないとしても、どのような方法で人間と交信するのだろうか。　人間界では、五感と頭脳とをつなぐ神経の経路を通じて情報を交換する。　そのためには、情報を乗せるための媒体（たとえば電気）が必要で、その媒体には質量がある。　どうしてもエネルギーが必要になる。

　　　霊との交信は、五感を使わない。　たぶん、エネルギーも使わないだろう。　そんな交信ってあるのだろうか。　人間界にも、いくらでもある。

　　　情報を受ける局面を考えてみよう。　わかりやすい例を示す。　武士の「殺気」なんかその典型的な交信だろう。　第六感というのもある。　虫の知らせもそうだろう。　

　　　情報を作り出す、という活動は、五感を使わないことが多い。　思い付く。　アイディアが出てくる。　思想をまとめる。　

　　　情報を発信するときも、五感を使わないこともある。　　

続く。　でも頭の中が整理できていないので、ここで一旦中止します。　整理が出来たらまた、続きを書きます。

霊１９７－２４　霊修業　これで一旦休憩

０９．０５．１４．

　　　チサを呼んでも、なかなか来なかったり、来てもすぐに居なくなってしまっていた。　何故か。　いろいろ考えたが、最大の理由は、私が多少、というか、大きく手抜きをしていたことが原因なようだった。

　　　チサを呼ぶ時でも、　「おーーーい、チサ、居るだろーーー、居たら、こっちにおいでーーー。」、　位で呼び出していた。　そして、チサのしゃべる霊界語は全く理解できないのに、別の方法で理解する努力を怠っていた。　それをチサが嫌がったのだろう。

　　　今までは、チサが人間界に出かけて来てくれていた。　別の方法を考えた。　考え出した新しい方法は、私の方が霊界に出かけて、霊界の実態を見せてもらう方法だ。　”Ｔｏ　ｓｅｅ　ｉｓ　ｔｏ　ｂｅｌｉｅｖｅ．”　だ。　早速、この新しい方法を霊修業で実験して身につけて、具体的に実現させて見た。　この霊修業はほぼ１カ月続いた。　

　　　さて、その方法は、　「怠け者アキ」　にふさわしい方法だった。

　　チサとの楽しかった生活のシーンを想い出し、

　　幸せな気持ちになり、

　　単なる瞑想で、

　　外界からの刺激を少しだけ遮断し、

　　体内からの刺激も少しだけ無視する。

　　すると、目の前が暗くなり、

　　霊界へ少し近づいて行け、

　　チサが迎えに来てくれる。

　　チサに包まれて、

　　霊界に入り、

　　いろいろな所に行く。