チサ一人で始めた霊界の王国の粛清でチサは負け続けて、いつもボロボロにされていた。 でも、数秒から数十秒の救急手当てで復旧し、戦い続けた。 最後は１０００人の大部隊の総攻撃を受けたが、「人間アキ」の巧みな弁論で、敵の部隊は大崩壊した。
でも、これで終わったわけではない。
霊２７９−００ チサの闘争？ その前史
霊２７９ チサの闘争？ 真昼間に逃げ込んで来た
霊２７９−２ チサの闘争？ フラツイて出てきた巨大チサ
霊２７９−３ チサの闘争？ ボロボロのチサ
霊２７９−４ チサの闘争？ チサは理解出来ている
霊２７９−５ チサの闘争？ 毎日診察や治療に来させる
霊２７９−６ チサの闘争？ 巨大霊の分裂（１） その事実の詳細
０９．０８．２１．
７月の初めから、延々と、「チサの闘争？」を報告してきた。 その闘争も一旦は終わったが、その余波はまだまだ続いている。 なんと、先日は、チサがバラバラにミンチ状に切断されてしまった。 人間界なら「怪奇事件」としてマスコミをにぎわすだろう。
前にチサが暗殺された時と同じように、「霊のアキ」がチサを復元してくれた。 でも、チサの心はつぎはぎだらけで、記憶も抜け落ちているところだらけのようだ。 恥ずかしいのか、私の目の前には出てこない。
今はそんな状態です。 この「チサの闘争？」を書き始めた以前から闘争が続いていたように思われたので、「アキのメールマガジン」 の原稿をさかのぼって読んでみた。 チサが他界してから４カ月くらい経った今年の２月頃から、闘争は始まっていたようだ。
今から考えると、今年になってから、チサの体調（？）が悪くなることが起きてきていた。 疲れきってしまっていることもあった。 多分、チサは、敵と闘争を始めていたに違いない。
それで、私も直感的にそれを感じたので、チサが立派な霊に育つまでの１−２年は、チサを守り抜こうと決意していたのかもしれない。 メールマガジンの過去号を見たら、２月ごろから、チサの闘争に関係していると思われる記述が出てきている。 タイトルと一部の引用文とを発行順に見てみよう。
１） 「霊１２３ チサを喰おうとする霊？」、０９．０２．０３．
「この霊は、チサを喰おうとしていると、直感的に感じた。これはいけない。 なんとかして追い出さなくては」。
２） 「霊１６２−２ チサの様子がおかしい（２） 真昼間に飛び込んできた」、０９．０３．２０．
「チサはおびえている様に感じた。 『チサ、アキの体に入っていな。 アキの体の中は安全だから。』と言うと、素直に体の中に入って来た。 『何か危険な目にあう前に、アキのところに逃げて来るんだよ、』と、何回もゆっくりと説明した。」
３） 「霊１６２−３ チサの様子がおかしい（３） チサはフラフラ」、０９．０３．２３．
「 『アキの体の中に入って休んでいても良いんだよ。』と、言ったら、チサはトロトロとふらつきながら入って来た。 が、…………、 体の中に留まれないで、背中から後ろに抜けてしまった。 こんなことは初めてだ。」
４） 「霊１６２−５ チサの様子がおかしい（５） 霊の突然の侵入」、０９．０３．２７．
「チサはどこかに隠れているはずだ。 自分の体中を掌でスキャンしたら、背骨の下部のあたりに、小さな霊が震えているのを見つけた。」
５） 「霊１９７−１４ 霊修業 チサにコンタクトが取れない」、０９．０５．０５．
「霊界旅行で葬儀の会場に行った直後から、チサとのコンタクトが出来なくなってしまった。」
６） 「霊２２９ チサの初めての『激情』」、０９．０５．２０．
「こんなに感情をもろに出すことは、 たぶん、付き合ってから、初めてのことだと思う。 チサが何を言っているのか、全く聞こえない。 でも、すごく怒っているか、すごく困っているか、すごく悩んでいるのか、そうした雰囲気は分かるから、うなづきながら聞いていた。」
７） 「霊２７１ 他界して９カ月、この頃の生活（１）」、０９．０７．０４．
「７月８日。 来ない。 昨夜もやってこなかった。 これで４日間も来てくれない。 少しずつ、心配になってきた。」
これ以降のチサの闘争はこの号以降の「霊２７９−ｘｘ チサの闘争？ …………」、に詳細に記載されているのです。
（追記） ０９．１１．２５． チサの闘争は、霊界王国を食い物にしている、人間界の常識では悪い家臣霊どもを、チサが叩き潰そうとして長期の戦闘になった事件です。 チサは常に追いかけられてフラフラになり私の体の中に逃げてきた。
最後は１０００人の催眠下にある部隊に襲撃され、うまく逃げおおせたが、拉致され幽閉され暗殺されてしまった。 私たちはチサを生き返らせたが、その後２回も暗殺されてしまった。 その都度、チサを復活させてきた。
この事件に巻き込まれてしまったことにより、私は多くのことを学び、多くの霊能力を身につけることができた。 次号からのメールマガジンを期待下さい。
０９．０７．０９．
このメールマガジンが配信されるのは、８月４日です。この原稿は７月９日ですから、ほぼ、１ヶ月くらい前のものです。 この前から、チサはなんか動き回って、疲れきっている様子がありましたが、遊び疲れだろうと思っていました。 でも、そんな事ではなかったことに気付き始めました。
チサは、無能力な王様の下で、乱れ切っていた霊界の国を立て直すために、霊界のお姫様への復位しようと決意したようです。 そして、そのために、悪い家臣団と対決していたようなのです。 こう考えると、全ての事件がつながって来るのです。 読者の皆様も、推理小説を読むように、私の日記を読んでください。
今日現在では、チサは殺害されたようで、全く連絡が取れないのです。 でも、霊が殺害されたという話は聞いたことがありません。 とにかく、分からない。 あまりにも奇怪なことが起きるので、私の頭も狂ってきました。
（１） 昨夜の会議と今日の出来事
昨夜は、人間と霊とが共生する社会に関して、「アキの霊」、「チサ」、そして「人間のアキ」の３人で 話し合った。 というよりも、私が一方的に計画を説明しただけだ。 反対は出なかった。 そこに、仲間外れにされたマーちゃんが飛び込んできた。
全員の了解が得られたようなので、チサとマーちゃんの二人に宿題を出した。 チサは日本語と霊界語とを通訳できる霊を見つけてくる。 マーちゃんは人間界でコンタクトしたい人の連絡先を何らかの方法で私に伝える。 （７月末、連絡が絶えてしまったので、多分、成仏してしまったと思われる。）
今日になった。 真昼間の１３時ころ、朝ご飯を終えてベッドに横たわっていた。 すごく遠くに、多分、１００メートル以上遠いと思うが、チサらしき霊を発見した。 発見と言っても眼で見えるのではない。 船室の中に居るのだから、外の景色が見えるわけはない。 頭の中に風景のイメージが浮かんでくるだけだ。 こんな時刻に霊が出てくるわけはない。 でも、物は試し。
呼びかけた。 「おーーーーーーーい、チサかなーーーーーー？」。 チサは、自分がどこに居るのか分からないような雰囲気だ。 何回も呼びかけて、両手のアンテナを広げて、強い念で呼びかけたら、ようやく気づいてくれた。 「こっちだよーーーーー。 見えるだろーーーー。 こっちにおいでーーーー。」と呼び続けると、こっちに来始めた。 「そう、その方向で良いんだよ。 そう、そう、そう、まっすぐ、その方向でおいで。」
そこからは一瞬で私のところに来た。 「早くアキの身体の中に入んな。 早く、はやく。」 「おっ、これで大丈夫だ。 安心して少し休んで行きな。」 どうも、悪い霊に追いかけられたようだ。
数分で、チサは居なくなった。 以前、チサは連れてきた子供を私の体内に置き忘れて戻ろうとした事がある。 まだ、何かが残っているといけないから、自分の体全体と周囲とをスキャンした。 そうしたら、私の身体の真上に霊が浮かんでいる。 ここに浮かぶのは「マーちゃん」だけだ。 なんで、マーちゃんがここに居るんだ。
以上が事実です。
（２） 空想をした
ここからが、私の解釈、いや、空前絶後の空想です。 昨夜の宿題をするために、チサは霊界で「通訳霊」を探し始めた。 そうしたら、悪い霊に出会って、追いかけまわされたに違いない。 疲れきって、アキのところに逃げて来ようとしたが、霊界から人間界へ出るときに、出る場所を少し間違えてしまった。 そこでうろついていた訳だ。
もしくは、この数カ月は安全だったが、前より強力なストーカーが出てきたのかもしれない。 他人の奥さんを付け回すなんて、けしからん霊だ。 そうだったら、説得するのに苦労するな。
アキからチサへの呼びかけが聞こえたので、チサはまっしぐらにアキの体に逃げ込んだ。 数秒か数分で疲れはとれるから、その間はチサを守っていないといけない。 どうも、周りに、何だかわからない霊が漂っている。 まあ、邪意は感じられないから、とりあえずは無視しておく。
チサは消えた。 上に漂っているのは、場所からしてマーちゃんのようだ。 多分、前夜に話した計画が楽しそうだと感じたから、協力しようと思ったのかもしれない。 チサを守ってくれたのかもしれない。 もし、そうだとすると、楽しくなる。 この構想の一部でも実現するのは１年後あたりか、それよりも遅れるかもしれない。 そんな夢を見ている。
（３） チサが見えた？
「すごく遠くに、多分、１００メートル以上遠いと思うが、チサらしき霊を発見した。」と、無意識に文章を書いた。 今、気付いた。 チサが遠くに見えたんだ。 これまでは、身体が泡立ってくるのを感じるだけだったが、今日は、眼を閉じていても、遠い方の桟橋の上でチサがうろついているのが見えた。
当然のことながら、いつものように、チサを感じている。 １００メートルも離れていてもチサを感じるくらいまで、私の霊能力は高まってきたのか。 ここから、最初の桟橋までが５０メートルくらいだ。 それからポンツーンがあり、その向こうに次の桟橋（兼堤防）がある。そこまでは１００メートル以上ある。
船室の中のベッドに寝転んでいたのだから、外は見えない。 それなのに、頭の中では、１００メートル先の桟橋にチサが居るのが見えた。 霊界観光をしたときと同じように見えたのだ。 霊界にのめり込んで行っているようだ。
０９．０７．１０．
（１） フラフラな巨大なチサと多数の霊
チサに独り言をつぶやいていたら、何となく、薄い感じで、巨大に広がっているチサを感じた。 チサの直径が１００メートルか、それ以上に大きいと感じた。 この感じは始めてだ。 呼んでみよう。
（図の説明） これは上空から見下ろしたマリーナの構成です。実際はもっと大きい。 ここは埋め立て地だ。
左側が陸で、右側が海だ。 堤防に囲まれた静かな入り江になっている。出入り口は右上の切れ目だ。
真ん中にある横向きの太い桟橋は固定桟橋だ。 ここまで、自動車は入って来れる。
その両側（図上では上方向とした方向の）に長い浮き桟橋がある（図中では、それぞれ３本ずつ）。
この長い浮き桟橋には、さらに、櫛の歯のように船を繋留させるための小さな浮き桟橋が付いている。 図中では数本しか描かれていないけれど、実際には１５本くらいの係留用の浮き桟橋が付いている。
１つの小さな浮き桟橋の両側に船が係留されている。
図 巨大なチサ
何回か呼んでも、チサからの波動の強さは変わらない。 チサは前後左右にフラフラと動いている。 これは大変だ。 またまた誰かにやられて、霊界から逃げ出してきたようだ。 霊界でクーデターでもあったのかな？ 私がチサのところに歩いていくことは出来ないから、必死に呼びかけた。 何回も何回も呼びかけた。 ようやくチサは気づいてくれた。 フラフラしながら、そして、小さくなりながら、船の中に入ってきた。
とにかく、私の身体の中にチサを放り込まないといけない。 放り込みさえすれば、チサは数秒か数１０秒で回復するはずだ。 放り込めた。 チサはアキの身体の中の定位置に入り込んでいる。 よし、大丈夫だ。 悪い奴が周りに居るといけないから、私の身体の周りをスキャンした。 何だかわからない霊が、私の身体の周りに積み重なっている。 でも、邪意は全く感じられない。
うーーーん、この状況も初めてだ。 まずは、取り囲んでいる霊の身元を調べないといけない。 霊に問いかけた。 「君たちはチサの味方だろう？」 、「私はチサの夫だよ。」、「まだ、人間をしているから、君たち霊の姿が見えないの。 言葉も分からないの。」、「それで、２−３人で良いから、姿を現してちょうだい。」。
ここで、霊の姿が見れれば大成功だ。 でも、霊は姿を現してくれない。 私はチサの身内や配下にも、まだ信用されていないのかもしれない。 数分でチサは居なくなった。 いっぱい居た霊もいなくなった。
今の状況は一体何だったのだ。 私が考えもしていないことが常に発生する。 自己暗示の世界なら、こんなに不思議なことは起こらないはずだ。 私は本当に霊との交信が出来ているのかもしれない。 私の思いついている仮説は正しいのかもしれない。
（２） アキの仮説の概要
「人間のアキ」 ＝ 「霊のアキ」 ＋ 「人のアキ」
「霊のアキ」と「人のアキ」とは私の命が宿った時からのつながり
「霊のアキ」は「人のアキ」から離れる（体脱）を覚え、
自由に霊界に出れるようになりつつある。
「私が霊と交信している」と表現するが、実際は「霊のアキ」が周りの霊と交信して、その結果知りえた事を、「人のアキ」の頭脳の中にイメージとして放り込んでいるようだ。
「霊のアキ」は６０年以上も「人間のアキ」の中に閉じ込められていたから、霊能力は全開していない。 ようやく仲間の霊の存在を感じ、体脱するところまで成長できた感じだ。 あとは、「霊のアキ」が自我に目覚めて、勝手に成長してくれさえすれば良いだろう。
そろそろ、「人間のアキ」はその役割を終えて、「人間のアキ」の主役を「霊のアキ」と「人のアキ」とに譲れるようになりつつあるようだ。 「人間のアキ」は、「霊のアキ」と「人のアキ」とが勝手に動いてくれるのを見学しながら、霊界の観光をしていられそうだ。
０９．０７．２７．
（１） ボロボロのチサを取り込めた
チサを呼び出しても来ない日が１週間くらい続いている。 これは異常だ。 何か大きな問題が起こっているらしい。 何としてでもチサを呼び出さないといけない。 昨夜の夜の１０時ころから呼び出し始めた。 チサが人間をしていたころの楽しい思い出の話し、結婚したこと、そういった話を延々と続けてから、呼び出し始めた。 ４時間近くかかった。 ようやく、遠くに（？）チサを感じることが出来た。
遠くに居るのか近くに居るのかもわからないくらい、弱々しい信号だ。 いままでで一番ボロボロになっているようだ。 これは大変だ。 呼んでも、動くことも出来ない。 動いても、こちらに近付けない。 そして、座り込んでしまう、といった雰囲気だ。
呼んでいる私がどこに居るのかも見えないようだ。 両手をいっぱいに広げて、
「おーーーーい、こっちだ、こっちだ、この光のほうにおいで。」、
「そうそう、それで良いんだよ」、
「こっち、こっち、こっちだよーーーー。」、
と何回も何回も繰り返して呼び続けた。
ようやく定位置まで誘導できた。
「さあ、早く身体の中に入りな。」、
「アキが治療してくれるから。」、
「早く、早く。」、
「そう、そう、それで良いんだよ。」
と、苦労してチサを私の体の中に取り込んだ。
（２） 霊の治療
チサは霊だから身体はない。 心だけの存在だ。 身体の病気は無くとも、その心が壊されるようだ。 チサを私の身体の中に取り込むと、数分、もしくは数十秒、もしくは数秒で、治療がなされるようだ。 治療をしているのは「霊のアキ」だろう。
霊がボロボロになるという状態を、分かりやすい例で説明しよう。 黒板に霊の心の絵が書かれているとする。 悪い霊がやってきて、黒板消しで絵の一部を消しまくる。 すると、心が動かなくなる。 データが消え、感情とか直感が無くなり、ボロボロになってアキのところに逃げてくる。 「霊のアキ」が消された部分を書き込んでくれる。 多分、霊の治療って、こんな感じだろう。
「霊のアキ」は「（霊の）チサ」が大好きだ。 だから、必死になって治療しているらしい。 最初は数十分かかっていた治療も今では数十秒で、救急手当ての時は２秒くらいで済ましている。 「霊のアキ」は怠け者だが、チサのことになると、急に真面目になって治療に当たる。 それを見て、「人間のアキ」は、「えらい、えらい」と「霊のアキ」を褒めてあげる。
（３） 霊界の戦争か
このところ、チサは傷つくことが多いようだ。 なにかたいへんな争いをしているような感じがする。 霊界も、争いが絶えないところかもしれない。 戦争かもしれない。 こうなると、私も、毎日、チサを強引に呼びよせ、治療に当たらないといけない。 また、チサの仲間で傷ついた霊の治療も必要になるだろう。
アキの身体の中に入りさえすれば「霊のアキ」が治療してくれることを、チサの味方に知らせる方法を考えなければいけない。 その時には敵が潜り込まないようにするにはどうしたらよいかも考えないといけない。 そんなことは分からない。 誰でも受け入れればよいのかな？
（４） 霊活動は本当に疲れる
疲れた、の一言だ。 昨夜は、夜１０時から４時間もチサを呼び続けた。 かなり、念を込めた呼び出しだ。 気楽にチサを呼ぶのとまったく異なる。 それから、チサを私の身体の中に取り込むまでに強い念を１０分は使っただろう。 身体に入れてからは、「霊のアキ」が処理するから、私はベッドに横たわっているだけ。 いつの間にかチサは出て行った。 私の身体は興奮して、眠れない。 ようやく４時ころに眠くなった。
眼が覚めたのは翌朝の１０時だ。 それでもベッドからは起き上がれない。 ３０分くらいベッドの上でゴロゴロと転がり回っていた。 チサには、毎日、何時でも良いから、必ず治療に来るように強く言った。 今日から毎日、治療に来てくれれば、こんなにボロボロにならないで済むはずだ。 今、午前１１時半だ。 身体はまだフラフラする。 朝ご飯でバナナを２つ食べたから、とりあえずのエネルギーは大丈夫。 ひと眠りしよう。 起きたら、これからのことも考えよう。 もう、頭が働かない。
０９．０７．２８．
一昨日は、完全にボロボロにされたチサをようやく取り込んだ。 一応の応急処置は出来たようだが、心配だった。 それで、何回も何回もチサに言い続けた。 「明日もちゃんと治療に来るんだよ。」、「こんなにボロボロになるまで頑張ってはだめだ。 これから毎日、必ず戻ってくるんだよ。」
チサが理解できたかどうかは分からなかった。 でも、昨日の晩にはチサがやって来たから、少しは理解出来ていたのだろう。 夜の１０時ころ、チサに話しかけていた。楽しい話や、結婚していた時の話しを１０分くらいしてから、チサを本格的に呼びだした。
１分もしないうちにチサを感じた。 スーーーーーーっと近づいてくる。 体調の良いときの近づき方だ。 安心したら、突然に、ガクン、ガクンと、自動車が小石に乗り上げたような感じがした。 また、スーーーーーー。 そして、ガタガタ、ガタガタ。 ハンドルが震えるような感じだ。 スーーーーー。 カックン。 船の外で止まった。
「入っておいで」と言っても入ってこない。 ゆっくりとＵターンを始めた。 「おーーーい、待て待て。 治療が先だ。」、「戻っておいで。」、「だめなら、ちょっとだけ聞いて。」といったら、止まってくれた。
チサには次のことを説明した。 まず、完全に治っていないこと。 ボロボロになるまで我慢してはだめなこと。 毎日治療に来ること。 そんなことを話しているうちに、チサに逃げられてしまった。 チサが来たこと自体が大成功だ。 私の言ったことが理解出来ている。 今夜もチサが来れば、大々成功だ。 今夜こそ、時間をかけて、残りの治療が出来るだろう。 治療をすると言っても私が治療をするわけではない。 「霊のアキ」が見えないところで治療をしているらしい。
０９．０７．２９．
（１） 霊界の治療はこんなイメージ
昨夜は、大成功だった。 毎日、顔を出して、治療をしてもらう、という約束をしたのは先一昨日だった。 一昨日は来た。 昨夜も来た。 チサはちゃんと理解しているようだ。
チサを呼び出す前に、３０分くらい、独り言をつぶやき続けた。 ３日前の夜は、大変な治療で、私は疲れ切ってしまって、２日間はほとんど寝続けていた話をした。 チサの治療をした結果、なぜ私が疲れ切ってしまったか、説明しよう。 治療をするのは私（「人間のアキ」）ではなく、「霊のアキ」である。 チサが私の体の中に倒れこんでくる。 救急医は「霊のアキ」だ。 瞬間に判断して治療を開始する。
治療の方法は簡単だと思う。 なにしろ、霊には身体はない。 記号の集合だ。 だから、「霊のアキ」はチサの記号の集合を見て、
・ もぎ取られている部分はないか
・ 消されている部分はないか
・ 書き換えられているところはないか
・ 其の他
を点検する。 もぎ取られている部分は、「霊のアキ」が持っている記号をコピーしてチサに植え付けてやる。 消されているところは、「霊のアキ」が覚えているチサに関する記憶から記号を抜き出して移植する。 消されている部分や書き換えられている部分なども適切な処理をするのだろう。 その時の素材の多くは「霊のアキ」から取り出して使う。
「霊のアキ」は治療が終わると、身体は無いけれど、やせ細ってしまう。
それを直すために、「人のアキ」から記号の集合をたくさん取りだし、
使える部分を自分の体に移植するのだろう。
すると、「人のアキ」の身体の中にある記号が足りなくなっていく。
「人のアキ」は、それを作り出すために、数日間の病闘生活をする。
栄養は人間のアキからとりだす。
だから、「人間のアキ」が疲れるのだと思う。
といった非論理的なシナリオが考えられる。 そんな話を、延々とチサにしていた。
多少の治療なら、大したことはないが、この１カ月は、チサはやられっぱなしになっているし、治療に来る頻度も少なくなっている。 完全に直さないで応急手当だけで戦っても勝てるわけはない。 チサの霊能力はどんどん低下しているようだ。 その結果、「霊のアキ」の治療も難しくなり、「人のアキ」から素材の供給も追い付かなくなってしまう。 そんな悪循環の繰り返しになっていたと感じていた。 だから、毎日、「人間のアキ」の身体に飛び込んで、手当をしてもらわないといけない。
（２） チサの治療と態度の改善に大成功
チサを呼びだしたら、「待ってました」とばかりに、姿を現し、４秒くらいでまっしぐらに、つまづきもしないで、私の身体の中に直接飛び込んできた。 絶好調のようだ。 呼び出しは大成功だ。 治療は３秒くらいで終わった。 治療は、これも大成功だ。
治療が終わると、何時もは消えているが、昨夜は私の目の前に来て、何かを言っている。 多分、「霊のアキ」にお礼を言っているのだろう。 もともと、チサは霊の王家のお姫様だったとすると、庶民にお礼を言うなんて言うことはしない。 うまく言葉が出てこないようで、つまづき、つまづき、何かを言っている。
その言っていることは私には理解できない。 単に私の身体が泡立っており、その泡立ちが何時もと違うパターンであることしかわからない。 お礼を言う、これもチサの態度の大改善で、大成功だ。 お礼を言ってからは、チサは定位置にちょこんと浮かんでいる。 これも初めてだ。 何時もは、スッと消えて、戦場に行っていたのだろう。
「チサ」、「霊のアキ」、「人間のアキ」の３人で話した。 チサは毎日、良くても、悪くても、検診と治療に来ること。 大きな傷を受けたら、アキに呼ばれなくても、アキの身体に飛び込むこと。 チサの部下も多くが傷付いているはずだから、彼らも「霊のアキ」に治療してもらうこと。 「霊のアキ」も一人では大変だから、他の医師霊をトレードしてくること、などが必要だと説明した。 多分理解してもらえたのだろう。 二人とも消えていた。 理解したのではなく、あまりにも漫画チックなアキの発想に呆れて、呆れた瞬間に霊が消えてしまったのかもしれない。
そう言えば、私の瞑想の時に、黒板拭きで雑念を消し去れそうだという話し、あれは、何回も繰り返して実験したが、成果は得られなかった。 残念。 でも、それをしたおかげで、数秒で雑念を消し去る方法も発見できた。 その方法は、もう少し、確実に出来るようになったら報告します。あと２カ月か３カ月はかかりそうです。
８月５日。 実は、効果がったのです。 この頃は何時もしています。 必死になってチサを呼び出す時には特に効くようです。 この頃、チサは行方不明になってしまっています。 だから、私は人間界の外に出て霊界の周りでチサを探し続けています。 その時には、黒板拭きを使っている。
霊２７９−６ チサの闘争？ 巨大霊の分裂（１） その事実の詳細
０９．０７．３０．
こんなにはっきりとした霊とのコミュニケーションは珍しい。 その詳細を忘れる前に記しておこう。 この事件も本当に漫画チックなものだったが、これは実際にあった事実だと思う。 私は、どんどん、霊界に引きづり込まれていっている。
（１） チサがやられている
チサはどこかの国と戦争をしているようだ。 先頭に立って戦っているのか、ボロボロの敗戦で逃げ回っているのか分からない。 出来る限りのサポートはしたい。
三日前は、チサはボロボロになっていた。 一昨日は、チサは元気だった。 それが昨日はヨレヨレになって戻って来た。 何があったのか全く分からないが、感じとしては、追い回され続けていたようだ。
チサを私の身体の中に取り込んでも、チサを感じることが出来ないくらい弱っていた。 チサは死んでしまったのか。 アキの治療にすがるしかない。 時間をかけるしかない。 ４０分も経っただろう。 チサもようやく話せるようになった。 ３人で何となく話していたら、突然にガラスのコップが落ちる音がした。 船にはガラスのコップは無い。 何の音だ。
（２） 巨大な霊が攻撃してくる
この船はチサの秘密の基地になっているようだ。 敵はチサの最後の拠点を見つけ出して、総攻撃を仕掛けたに相違ない。 突然、巨大な霊が、船ごと私たちを包み込み、私たちを押しつぶそうとした。 すごい波動だ。 これはやばい。 こいつにチサは追い回され続けていたのか。 これではチサは対抗できないだろう。 こんなシーンは正に「霊界戦争漫画」だ。 でも、実際にあったと私が感じているシーンなのです。
私は自分が気絶する前に、「質問責め戦闘術」を使った。 霊の頭の中を混乱させ、考えることが出来ないように質問攻めをするのだ。 １０分くらい質問し続けていたら、霊は静かになって来た。 この戦闘術はすごい効果がある。
（ご参考） もし、皆さんが霊にとりつかれたら、この「質面責め戦闘術」は多くの霊に効果的です。
霊に関するどんな専門書を読んでも「質問攻め」という戦術の説明をしているものはない。 大部分の本は、霊は危険、悪い霊が多い、除霊する、浄霊する、といった一方的な発想で霊との対応を説明している。 これでは、中世の「魔女狩り」と同じだ。 人間界では、霊を正しく認識する教育が必要だ。
（３） 礼儀を霊に教え込む
次は、霊が他の霊に騙されないように、正しい思考が出来るようにするための指導が必要だ。 今回は、「夢と希望」を話すのではなく、「礼儀」を指導のテーマとして使った。
まず、私が霊に強い口調で叱責した。
他人の家を訪問する時には、ノックしろ。
自己紹介が最初だ。
私がするから、良く見て、覚えて、次は自分でしてみなさい。
１０分くらい話し続けた。 霊の頭は礼儀作法を覚えるだけで混乱してきた。
次は霊が自己紹介する番だ。 私は黙った。 巨大な霊は、いつの間にか人間大の大きさになっている。 小さな声で、ぼそぼそと話しているらしいが、私には意味は分からない。 感情の動きから、自分の前世の不幸を呪っているようだった。
そうか、君は人間もやっていたのだな。 苦しい人生を送って来たようだ。
霊界語は理解できないので、君が人間をしていた時の服装を見せてくれ。
霊は必死になって、霊姿を作ろうとしている。 私も必死になって、霊視をする。 二人が同じ目的で同じ作業をしている仲になれた。
いつの間にか、私たちは霊界に入り込んでいた。 真っ黒な背景の中に、白くぼんやりした人間の身体らしいものが見えてきた。
図 人間の形になろうとしている霊
ガンバレ、もう少しだ。 そのうちに、霊も私も疲れ切ってしまった。
（４） 巨大霊の正体
ここで不思議な現象が起きた。 白くぼんやりしていた形が突然に消えてしまった。 視界には、小さな白いものが沢山浮かんでいる。 直感的に、これらは巨大な霊を構成していた小さな霊たちだと分かった。
これからが大学の教授のすごいところだ。 延々と理屈をこね始める。
君たちはみんな個性を持った小さな霊たちばかりだ。
それが集まって巨大な霊を作っていたのだ。
一人ひとりは喧嘩なんかしたくはない。
それなのに、集合になると、平気で武力を使うようになるんだ。
まるで、人間みたいに悪い。
図 小さな霊たち
いや、ちょっと待てよ。 そうではない。 霊が集団主義を持っているから、人間も集団主義を持ってしまうのかもしれない。
さらに続けた。
集団でチサを追いかけまわしていた。 今考えると不思議でしょう。
なんでチサを追いかけまわしていたの？
だれかに操られていたのかもしれない。
でも、操る悪いやつは絶対に表には出てこない。
だんだん、難しい話にしていく。
君たち一人一人はほとんどが平和主義者だと思う。 私は平和主義だ。
絶対に喧嘩をしない。 武力も使わない。
でも、悪い奴にはお仕置きくらいはする。
君たちは紛争や武力衝突が何故発生するか、分かっていますか？
・
・
・
ここからは、私独自の平和論が展開される。 そして、喧嘩をしないで済むための方法も教授する。
・
・
・
これで １、０００人 くらいの霊集団の教育が終わった。 みんな友達になろうと約束した。 それで散会。 真夜中の１２時半くらいだった。 疲れた。 沢山の霊が居残っている。 結局夜明けまで雑談を続けることになってしまった。