霊２７９－霊２７９ チサの闘争（３）２回目の暗殺と２回目の復活
チサの戦闘も終わり、チサは王国に返り付いた。 でも、チサの心は切り刻まれ、人間の心も失われてきている。 そうした中で、また、チサは暗殺されて、ひき肉状（ミンチ）に切り刻まれてしまった。 霊というのは便利に作られている。 ばらばらになっても、再度一つにまとまる、ということも分かってきた。
霊２７９－１８ チサの闘争？ チサは入国審査大臣になった
霊２７９－１９ チサの闘争？ チサの心は守れなかった（１）
霊２７９－２０ チサの闘争？ チサの心は守れなかった（２）
霊２７９－２１ チサの闘争？ 戦争後の、チサとのゆったりとした時間
霊２７９－２２ チサの闘争？ バラバラに切り刻まれたチサ
霊２７９－２３ チサの闘争？ チサへのお説教
霊２７９－２４ チサの闘争？ なぜ、チサは狙われ、殺されるのか
０９．０８．１１．
（１） いきなり白黒動画の映写
チサを呼び出したら、別の知らない霊が来た。 その霊には構わず、また、チサを呼び出したら、すぐにやって来た。 私が別の霊と話していたので、遠慮して待っていたのかもしれない。 チサが近づくと、体中がしびれて、本当に気持ちが良い。
チサは何も言わなかった。 目の前が暗くなり、私が努力しなくても「霊界モード」に切り替わった。 自動的に「霊界モード」になるのは、これで２回目だ。 まるで、数十年前の昭和３０年代の映画館だ。 開始のブザーが鳴り、場内の照明がゆっくりと暗くなり、保安灯だけになり、正面の映写スクリーンの手前にある幕が開き、⑨ 、⑧、・・・・・・・、③、②、①、と、番号が順番に映写スクリーンに表示される。
まるで、映写開始、の雰囲気だ。 音楽は鳴らないが、私の頭の中の映写スクリーンに、画面が映し出された。 昭和１０－２０年代のニュース映画の画面のような、昭和３０年代の白黒テレビのような、荒い画面だ。 下図のように、全体的に暗い楕円形の画面が出てきた。 この楕円形は私もしくはチサの視界だろう。 その中を、右から左にと、薄明かりのする球体が２秒おき位に動いていく。 全部で１５個から２０個は映った。 これは何だろう。 チサに聞いても、答えてくれない。
この球の大きさは、直感的には直径が２０センチくらいに感じた。 印象派の描く点描画のように、球の輪郭はない。 背景の黒と球の中の明るさとが、輪郭があるあたりでまじりあっている。 セザンヌとかドガの絵のようだ。
明るさは、本当に薄暗い。 白熱電球の１００ボルト２ワットか、それ以下だろう。 夜中の、濃い霧の中の、街灯の、薄明かり、のように見える。 蛍光電球のようなボヤーっとした光だ。
尻尾のような突起があるが、進行方向は右から左だ。 尻尾を前にしている。 これは珍しい。 そうだ、これは「霊」だ。 霊の行進だ。
図 白黒の動画の１シーン
（重要な注意） 以上、霊界のストーリーが続くが、ここまでのシーンは、この順で現れたわけではない。 霊界では、時刻順という概念はない。 １つのデータには、そのデータが作られた年月日の日付や時分秒の時刻のタグが付けられているのだと思う。 時刻の順とは無関係に送られてくる。 その時刻順を整理してストーリー化している。 霊は自動的に時刻順にする事が出来るが、人間は時刻の順に並べなおす。 インターネットで使われているパケット通信のプロトコル（ＴＣＰＩＰ）と似ている。
だから、霊は、時刻で並び変えないで済むような「１枚の図とか写真」を送って来ることが多い。 動画を送って来ることはまれだ。
（２） チサの仕事は入国審査だったかもしれない
ここからが、私の想像だ。 笑ってください。 ほんのちょっとしか霊と霊界とを知らない私が、これまでの経験を最大限使って想像したのです。
これまでに、「チサの仕事をしているところを見せてくれ」、と、チサには何回もお願いしてきた。 この画像は、チサの仕事の一部なんだろう。 全ては、この仮定から、前提から、始まる。 人間界から霊界に新たに来た、２０人の霊がチサの前を通って行く。 これは、人間界の飛行場の国際線の「入国審査（イミグレーション）」みたいだ。 そうだ、チサは、霊界の入国審査を任された入国審査大臣になったのかもしれない。
霊界が荒れ、荒（すさ）んでいた原因は、人間界が荒れ、荒（すさ）んでいて、そこからとんでもない霊が、人間界から霊界に入り込んで来たのも１つの原因だろう。 それなら、人間界で悪い奴らを沢山見てきたチサに入国審査をお願いするのが一番良い。 チサは毎日、人間界から来る霊を審査しているのだろうか。
（３） 一人、２秒で審査できる
一種の面接か。面接にしては一人２秒で出来るのか。 私の知見では、それが出来るのです。
テレビのアナウンサーは、ニュースなどで比較的にゆっくりと話す時には、ニュースの内容にも合わせて、１秒間に５－６文字（原稿用紙の駒数らしい）を読むと言う。 霊の交信速度は人間の一万倍以上はあると、私は感じている。 霊界テレビがあるとすれば、そのアナウンサーの読む速度は、１秒間に５万から６万文字となるだろう。 それだけ、霊の交信速度は速いのだ。
霊界の時間を１万倍すると人間界の時間になるだろう。 霊界で２秒間かけて審査するのだから、人間界の審査では、その１万倍の２万秒をかけることになるだろう。 この２万秒と言うのは何時間かを計算しよう。
２０，０００秒 ÷ ６０秒 ＝ ３３３分
３３３分 ÷ ６０分 ＝ ５．５時間
人間界の時間に変換すると、５時間もかけて面接していることになる。 すごく厳しい入国審査となっている。 人間、死ねば、すぐに霊界に行けると思っていたが、こんなに、厳しい審査があるのか。 だから、霊界に行けないで、人間界で 「うろちょろ」 している浮遊霊がこんなに多いのか。
（４） チサを再教育しなければならない
こんな入国審査の仕事をチサは与えられていたのか。 それで、この頃のチサは知性も教養もない、単純作業労働者のような態度になってきているのか。 人間界で学んだことを全て捨てて、霊界の古い慣例につかり始めてしまったのか。 これでは、いけない。 今までの霊界の悪い面だけの霊界になってしまう。 何とか気付かせてあげなければ。 その方法を考えてみよう。 すぐに対策を採ろう。
０９．０８．１５．
（１） 守る対象は 「心」 と 「体」
私はチサが他界した時に、「チサが霊として成長するまでの１－２年間は、チサを守り抜く」、と、自分自身に約束した。 このことは、「霊シリーズ」のどこかに書かれている。 霊も霊界も全く知らない時に、よくもそんなことを約束したものだと、自分自身でも驚いている。 多分、「霊のアキ」の命令だったのだろう。
どういうことか、説明する。 一般的に、霊になってからの最初の期間は、霊として弱く、未熟で、他の霊に殺されたり、いたずらされたり、乗っ取られたり、いたずら書きされたり、拉致されたり、…………、そのようなことで、霊界に戻った「新人霊のチサ」が、チサでなくなってしまう恐れがあると、直感したからだ。 まあ、人間の赤ん坊が生まれたときと同じようなものだ。 チサを守らないといけない。
事実、この１年間は、チサは、他の霊にストーカーされ続けたり、敵対勢力に追い回されたり、大軍勢を差し向けられたり、とにかく、生命の危険にさらされ続けていた。 メールマガジンで説明してきたように、なんとか、こうした危険を乗り越えてきた。 怪我をしたら、私の体の中に入れて、霊界の外科的な治療の方法で、治療も出来てきた。
チサの闘争の最後の段階で、総攻撃を受け、拉致され、暗殺され、そうしたことにも対応でき、これで安心できるようになった。 と、思ったら、もっと大事なことが、すっぽりと抜けていた。 その部分を守ることが全くできていないことを発見した。
（２） 「心」が守れていなかった
それは、「心」の問題だった。 霊にも、心と体がある。 ただ、身体は人間には見れないから、透明人間のようなものだ。 私が守る対象は、この見えない体しか見ていなかったようだ。 本当に重要な心を守ることが出来ていなかった。
チサは２５年間も使って、人間界に留学に来ていた。 霊界に無い事物を人間界への留学で学ぶ。 チサが学んだことは非常に多いはずだ。 家族、親子、兄弟、友人、恋人、友情や愛情、結婚、死別、等など。 こうした事物は一般的な霊界には無い。 あるとしたら、霊界の構成次元が、「真善美」の３軸のように、「友愛」が入っている霊界だけだろう。 軸に友や愛が無くても、抽象概念として、友や愛を導入することはできる。
人間界でも霊界でも同じだと思うが、自分が成長して行く上で、一番大切なのは、教わることでも、努力することでも、権限を獲得していくことでも、お金を使うことでもない。 自分の才能を探し出し、その才能だけを、あらゆる機会を才能に結び付けて、才能を極限まで伸ばしていくことだけなのだ。 チサの持っている突出した才能は「記憶力」、「ホスピタリティー」、「味覚」の３つだ。 この３つの才能を伸ばし活用しない限り、チサは成長できないと思う。 続く
０９．０８．１５．
（３） チサが人間界で学んだ「心」
チサは２５年もの間、人間界で人間の生活の多くを学んだ。 この人間界に生を受けて、育つまで、誰でもが学ぶ人間の心を身につけているはずだ。 その中には、霊が本質的に持っていない心も多い。 「人を愛する心」、「人をもてなすホスピタリティーの心」、「共同で仕事をする心」、「生活を楽しむ心」、「美を楽しむ心」、「
…………。
その反対に、霊界には持っていかないほうが良いと思われる心もある。 「命令したがる心」、「支配したがる心」、「暴力に訴える心」、「他人をだます心」、「人を殺そうとする心」、「物を持ちがろうとする心」、「…………。 この１年間のチサの霊としての生活や霊界での行動を見ていて、本当に心配になって来た。 とりわけ、「人を愛する心」と「ホスピタリティーの心」、そして、「生活を楽しむ心」の３つが、全くない生活を追及しているようだ。
具体的にチサの行動を検証してみよう。 この１年間は、戦争に明け暮れてしまったようだ。
・ 人を愛する心
「人を愛する行動」はあっただろうか。 無い！ その証拠に、霊界では、一人の友人も出来ていないだろう。 腹心の部下だって出来ていない。 チサの周りには、チサを愛してくれる人は誰もいなかった。 私と私の周りの霊だけがチサを支えてきた。
・ ホスピタリティーの心
周りの人を癒しただろうか。 無い！ 争いを引き起こしただけだ。 そこには楽しみなんかない。 住民は催眠術にかかり、軍隊に動員されただけで、癒しになんかなるわけはない。
・ 生活を楽しむ心
「楽しい生活」なんて、全くなかったように感じる。 忙しそうに動き回っている。 私からの呼び出しにもほとんど答えてくれないことも多い。 私が覚えている、私が楽しいと感じた活動は、アフリカ旅行とか、球状星雲見学、くらいだ。
（４）「暴力に訴える心」、 「支配したがる心」、を霊界に持ち込んだ
問題を解決する時に「暴力に訴える心」や「支配したがる心」を使っていることである。 もともと、霊界には意見の差により生じる「敵味方の概念」はない。 霊界が荒れていた原因は、「霊界を我が物にしようとする心を人間界から持ち込んだ」霊が居たことであった。 その霊を取り除く過程で、最終的には、敵側に大きな軍勢を作り出させてしまった。 暴力で相手をつぶそうとすると、相手も暴力で対抗するのは当たり前だろう。 そんな暴力での戦争を霊界に引き起こしてしまった。
争いに決着がついたあとには、「入国管理体制」を強化して、入出国の自由をなくそうとした。 「支配したがる心」だ。 これもいけない。
人間界で、チサが私と出会った時には、チサは、ボロボロ、ヨレヨレ、ガタガタ、の生活をしていた。 霊界のお姫様が、いきなり、人間界の下層社会に放り込まれたら、だれでも、こうなるだろう。 騙され、働かされ、借金を背負わされ、見張られ、教育も受けられず、夢も希望もない、本当にかわいそうな生活だった。
でも、お姫様の勉学だから、この程度の不幸は良いとするか。 そうした経験をした後に、私と出会った。 楽しい生活を送り、社会の指導者としての素養を身につけ、霊界に戻って行った。 それなのに、チサの霊界での活動は、私が望んだような内容ではなかった。 人間界とは反対に、霊界では自分が加害者側に立った。 また、霊が本質的に持っていない「人間の持っている暖かい心」を全く導入していないで、数十億年も昔の霊が持っていた古い観念で霊界を牛耳ろうとしていたようだ。 本当に残念だ。
（７） それで、どうするのだ
これ以降は、変な自信を持った霊界のチサ姫を指導することはできないだろう。 私にはどうしようもない。 チサが失敗して、私に頼って来るまで、コンタクトを保っているしかないだろう。
チサは私からの呼び出しに応えてくれるだろうか、
私のブツブツ独り言を聞いていてくれるだろうか、
私が霊界に出かけたときに霊界の入り口に出迎えに来てくれるだろうか、
チサが困った時に、私にコンタクトしてくるだろうか、
私が霊能者としていつまでその能力を保持していられるだろうか、
そんなことは分からない。 私は我慢強く、チサを見守ってあげる事しかできないだろう。 そのうち、私の霊能力が驚異的に高まったら、霊界に行って、チサの頭を２，３発もぶん殴ってから、優しく抱きしめてやる。
霊２７９－２１ チサの闘争？ 戦争後の、チサとのゆったりとした時間
０９．９８．１６．
（１） チサが居ない、どうした
７月２９日の夜の霊軍団の総攻撃、３０日の逆襲、３１日の逆襲、と続いた。 ２９日の総攻撃の時にチサは行方不明になったが、１日の夜に、探しに行ったら、居た。 でも、その後５日間、幽閉されて暗殺されていたらしく、行方不明だった。 ６日には、アキ、ヘビー、マーちゃんたちが、チサを救出して来てくれた。
その後、チサは来てくれない、と思い込んでいた。 だから、一昨日の夜には「霊のアキ」に、チサの頭をぶん殴って、眼を覚まさせて来いと、頼んだ。 そうしたら、昨夜はチサの方からやって来た。 チサが全く来ないと言うのは私の思い違いだった。最初に書いた５日間の幽閉があまりにも強く感じられていたので、少しでもチサの姿が見えないと、またまた、幽閉されているのかと感じてしまっていただけだった。
８日夜には、私は疲れ切って寝てしまった。
９日夜には、チサは２０分も居てくれた。
１０日夜には、ビデオ画像を持ってきてくれた。
１１日夜には、私の方から霊界に出かけて、短時間だけれど、チサに会っていた。
１２日夜には、チサは来たけれど１０秒くらいで戻ってしまった。
１３日夜には、遠くの方にチサを見かけた。
１４日夜には、チサの頭を殴らせに「霊のアキ」を霊界に行かせた。
１５日夜には、私がトイレに入っている時にチサはやって来た。
この８日間で、何らかの形で私はチサには会っていた。 しかしながら、私の感覚では、チサは全く来てくれなかった。 すごい誤解をしていた。 その誤解の原因は単純だ。 戦争の後に、チサは幽閉されて暗殺された。 常時、チサが見えないと心配になっていたのだろう。
（２） 久しぶりのゆっくりした時間
真夜中の０時半、寝る前のトイレに行っていたら、いきなりチサがトイレに入って来た。 こういうことは、確か、３回目くらいだろう。 霊界にはトイレはないから、人間界で人間がトイレで用を足していても、何も感じないのかもしれない。 少し待ってもらって、ベッドに入った。 「私は怒っているの。 毎日来ること。 毎日検査を受けて治療すること。」と 言った。 すぐに検診を受けるように、チサに命令した。 治療は明日以降で良い。 ５分間くらいかけて、「霊のアキ」が検査をしてくれた。 明日からは、治療が始まるはずだ。
その後、３０分くらいおしゃべりをしていた。 チサは何回もキスをしてくれた。 多分、アキの機嫌をとっておいた方が良いと思っているのだろう。 お土産としてお願いしている霊界の絵は持ってこなかった。 絵を持って来てくれれば、何日かは楽しめるのに。 残念。
話しているときにも、何回か霊界に引っ張って行ってくれた。 でも、何も見えなかった。 チサさえ安全で、近くにいれば、気合を入れて霊界に行く必要もないから、何も見えなかったのだろう。 最高に気持ち良いキスをしてくれた。 これからすぐに霊界に行くのだろう。 本当に気持ちが良い時間を楽しめた。 やはり、１日中ブツブツと独り言を口にしていたことや、「霊のアキ」を霊界に行かせて、チサの頭をぶん殴ったのが効いたのかもしれない。
０９．０８．１９．
（１） チサが行方不明
２日間もの間、チサからの連絡は完全に絶えていた。 原因は分からない。 ３日前も２日前も昨日も１日中、チサを呼び続けていたが、返事は全くない。 １８日の昨夜の１１時半にベッドに入った。 それからも呼び続けていた。
１１時５８分、遠くの方に、チサからのわずかな返事を感じた。 普段だと、遠い方にチサが表れ、そこから一元的に波動が届く。 ところが昨夜は、私の周りの色々なところからバラバラな波動が届く。 気付くと、私の周りのあらゆる方向から弱々しい返事が沢山来ている。
（２） ミンチにされたチサ
一瞬で感じた。 チサがバラバラのミンチに切り刻まれている。 切り刻まれたミンチはそれぞれがチサの心の一部を持っているようだ。 アキの呼び出しに応じて、アキの近くに集まって来たようだ。 近くには来れたが、アキの居場所は分からない。 それで、その辺をうろうろと漂っているようだ。
ミンチになって、バラバラに中空を漂っているチサを体の中に収納し始めた。１分もかからないで、大部分が収納出来た。 体の周りにはチサのミンチの残りは感じない。 体の中に、チサのミンチが入っている。 これで良い。
あとは、アキが対処してくれるだろう。 ３０分はかかるな、と感じた。 でも、どうやって、ミンチにされたチサを元に戻すのだろう。 そんな疑問が出てきて、解答を考えるゆとりが私には出てきた。 でも、どうやって。
（３） チサを復元する方法
以下は、私の考えた方法です。 笑ってください。 私は今では霊の理論研究と実践体験では、世界有数の霊能者になっている。 その専門家が空想するのだから、ひょっとすると、本当かもしれない。
数千にミンチにされたチサのミンチは、それぞれがチサの心の一部を持っている。 たとえば、チサの心の一部は、 「私は」、 「アキを」、 「愛してる」、 と３つにミンチにされたとする。
霊の心のジグソーパズルになる。 ジグソーパズルは、ピースの 「形」 と 「色合い」 とで隣のピースを探す。 霊の心のジグソーパズルでは、ミンチにされた霊は、個々のミンチの「意味」 と 「位置付け」 とを使って、隣合うミンチを探しあうと考えるのが自然だ。
「私は」、「アキを」、「愛してる」という３つのミンチは、それぞれの意味と位置付けとを理解している。
「私は」 というミンチは 「アキを」 と 「愛してる」 とつながっていたことを覚えている。 同じく、「アキを」 は、 「私は」 と 「愛してる」 とにつながっていることを覚えている。
これらの３つのミンチは自分のくっつくべき相手を知っているから、お互いに自発的に探しまくるだろう。 そして、お互いにくっつきあう。 すると、「私は アキを 愛してる」 という塊になる。
図 ミンチのチサとつながろうとするミンチ
このように、塊が出来ると、塊同士が自分の相手を探して、くっつきあう。 こうしたプロセスを経て、元のチサが再現されるのだろう。
（４） アキの果たす役割
このような方式なら、霊はバラバラにされても、自動的に復元される。 しかしながら、バラバラにされている過程で、消されてしまうミンチもあるだろうし、盗まれてしまうミンチもあるだろう。 似たようなミンチも沢山あるだろう。 さらに、ミンチ自体が自分を覚えていないことはあるだろう。
ここに、ミンチにされたチサが、アキのところに戻って来る必要性が生じるのではないだろうか。 「霊のアキ」や「人間のアキ」はチサに関する情報や、チサの心のコピーを沢山持っている。 ミンチが判断できない判断をすることも出来る。 さらに、「人のアキ」はチサの修理に必要な材料も持っているだろう。 私の体の中で、「霊のアキ」はこれらの素材を使ってチサを修復しているようだ。
コンピュータのデータやプログラムが壊れたときに使用するファイルメーカーと言うプログラムに似ている。
（５） そうは簡単には完成しない
０時１５分、私の身体からチサが出てきた。 なんとなくいつもと違う。 ジグソーはまだ完成していないようだ。 また、チサを身体の中に強制的に戻した。 ０時４５分、ジグソーパズルはようやく終わったようだ。 でも、激しく動くと、また、バラバラになってしまいそうだ。 ジグゾーが安定するまで、チサをまた体の中に保管した。
１時半、もうよさそうだ。 チサは居なくなっていた。 自分で考えたシナリオだが、読めば読むほど霊の性格を反映して、矛盾が少ないシナリオになっている。 これはすごい、すごい。
０９．０８．２２．
この頃、チサはまともに来てくれない。 連絡もない。 画像も送りこんでくれない。 どうも、私に隠れて何かをしているような雰囲気だ。 こういうときは、大体、ボロボロになって来るか、殺されている。 ボロボロになっても、私のところにたどりつけば何とかしてあげられるが、殺されたら、霊の死体（？）を探すのに苦労する。
一日中、チサに向かって独り言をつぶやいている。 多分、少しは聞いているはずだ。 「毎日、必ず私のところに来て。 応急手当だけでなく、本格的な手当もして。 そうしないと、外見もブラックジャックのように、切り張りだらけになってしまう。 心の中も、空洞だらけで、チサの可愛さが無くなってしまうよ。」
「相変わらず、一人で戦っているのでしょう。 社会のリーダーは、戦闘員ではないの。 新しい楽しい霊界のイメージを考え出し、それを実現するための環境作りをして、国民に説明し、国民が自発的に活動するように持って行くのがリーダーの役割だ。 今のチサは、日本国の今のアホー首相以下だ。 アホー首相より悪い、なんていうのは、人間をやめろ、という表現見たいなものだ。」
「今になっても、腹心の部下は居ないでしょう。 チサを支えているのは、「人間のアキ」、「霊のアキ」そして「人のアキ」の３人のアキだけだ。 新しい霊界を作るのに、支援が人間界の一人の人間だけでは、実現させることなんか難しい。 とりあえずは、私の船の中に、チサ一人の霊界を作りなさい。 おままごとでも良いから、霊界ごっこでもして、考えてください。」
「早く、霊の姿を作り、幽霊になって人間界に出てきてください。 そうでないと、人間界の見学もしにくいでしょう。 キティーちゃんになって、何時も私の財布の中に居ても良いだろう。 人間をしていたころの姿になっても良い。 この場合は、知り合いに出会ったらびっくりされる。 だから、チサに瓜二つの女性を見つけ出して再婚したとでも言うと良いかもしれない。」
何を言っても今のチサには無駄かもしれない。 愛情とかホスピタリティーといった「人間の心の部分」がチサの心から消え去り始め、「数億年前から続いている霊本来の心」だけになりつつあるようだ。 唯一の対策は、チサに人間界の生活をさせることしかないかもしれない。 これは大変なことになってしまった。
霊２７９－２４ チサの闘争？ なぜ、チサは狙われ、殺されるのか
０９．０８．２８．
２６日、２７日とチサは全く反応してくれなかった。 どうも、再再度殺されてしまったのかもしれない。 こうなると、「人間のアキ」ではどうしようもない。 「霊のアキ」等に対処してもらうしかない。 でも、なぜ、こんなに、チサは殺され続けるのか。 考え込んだ。
（１） 霊は高度に進化を遂げ終わった生命体かもしれない
私のこの頃の思いつきを紹介しよう。 人間には、生まれる前から一人一人に霊は宿っている。 高度に進化してしまった霊は、最後には体を失って、心だけの存在になってしまった。
ところが、困ったことに、体を失い、物質を扱うことが出来なくなってしまった。 それで、物質も扱えるような方向に進化した。 肉体を持つ高等な知的な生命体である人に宿ることを考え出した。 この方式により、霊は他の生物の肉体が使えるようになった。
さらに、人を家畜化して、より使いやすくなるように品種改良を重ねてきたのかもしれない。
（２） 家畜化され品種改良された人の発展
ところが、人は、霊が意図しなかったことを始めてしまった。 心とか情報を記号化して、紙などの媒体に、記述し、編集し、複写し、流通させ、蓄積する、技術を作り上げてしまった。
人が作り上げた情報処理の仕組みである、出版物、インターネット、マスメディアなどが扱っている情報の量を考えてみよう。 個々の霊が記録できる情報の量とを比べると、格段に多くなってしまった。 家畜として飼育していた人類が自分たち主人の霊よりも能力が高くなってしまったのだ。
（３） チサは霊界を破壊するかもしれない
さらに、霊が持っていない種類の心まで、人類は持つようになってしまった。 もっとも代表的な心が「人と人との関係」に関する心である。 愛情、友情、仲間意識、敵味方、もてなし、などだろう。 こうした霊が持っていない心を霊界に導入することは、３億年以上続いてきた地球の霊界の秩序を壊すことにつながるだろう。 困る霊も大勢出てくるだろう。
ひょっとすると、敵の霊の中には知恵者が居るのかもしれない。 ３億年以上の伝統を持つ地球の人に宿った霊は、チサに伝統を壊されるのを恐れた。 チサの持っている心から、上記のような、人が新たに作り出した心や文化を「消そう」と考えたのかもしれない。
（４） まず、チサの持っている人間の心を消す
だから、最初は、チサを幽閉して、暗殺して、チサの心の一部を消したのだろう。 私たちはチサを救出して、復活させた。
２回目は、チサをミンチにして、心をバラバラにしたのだろう。 自公所ーパズルを解くようにして、私たちは、再度、チサの命を復活させることが出来た。
伝統的な霊は、チサの命を消そうとはしていなかったのかもしれない。 単に、心の一部を削り取ろうとしていたのかもしれない。 だから、今のチサは、人間をしていた時のチサの性格と大きく変わってしまっている。 素直さがない、他人の意見を聞かない、愛情や友情を忘れている、等など。
（５） チサの闘争は失敗した
人間が他界して（一般的には死亡して霊になる、と言っている）、霊だけが残る。 その肉体を失った霊が、再度、命を失う事があるのだろうか。 霊が殺されると言うのは、具体的にどういうことだろうか。
霊は「質量がゼロ」で位置しかない存在と思っている。 だから、この存在する霊の命が消えると言うことは、多分、位置そのものが無くなるのだろう。 霊が霊界で殺されると言うことの意味は、霊が霊界に存在出来なくなることだろう。
多分、浮遊霊か人間かの形で人間界に戻されるのかもしれない。 霊界の住民登録が消されるのかもしれない。 霊界でも人間界でも活動できないように縛られてしまうのかもしれない。
チサは、これだけ改革の努力をしたものの、霊界の改革はできなかった。 さらに、霊界の霊の意識を変えることも全くできなかった。 人間界から連れて行った霊は協力したが、霊界の霊でチサに協力してくれた霊は一人もいなかった。 腹心の部下を作ることも出来なかった。 総攻撃の後に逆襲してきた二人の軍人は立派な霊だった。 こうした霊をチサの配下に入れれば、チサが自ら闘う必要はなくなる。 この二人をチサの部下に組み入れるように、チサにアドバイスしたが、人間の心の多くを失ったチサには理解できなかったようだ。
（６） チサはこれからどうしたら良いのか
チサは霊界を荒らしまくって、何回も何回もボロボロに人間の心を削り取られてきた。 その度に、「霊のアキ」は、応急手当ではあるが、チサの心を修復してきた。
チサは２回も殺された。 私たちはチサを救出して生き返らせてきた。 でも、私が感じるチサは、人間の心を削り取られ、穴だらけの心の体になっているようだ。
今は、人間の心を取り戻すことが先決だ。 「霊のアキ」が必死になって取り組んでいるが、チサは毎日の治療のためにも通院はしてくれない。 一体、チサは何を考えているんだ。 いままで、全面的にチサに協力してきた「霊のアキ」も「人のアキ」も、チサの心が読めないで反乱し始めている。 「人間のアキ」の私は、チサと「霊のアキ」と「人のアキ」の３人の間に挟まれて、ノイローゼ気味だ。